小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2020年のDIMEトレンド大賞を受賞したZVC JAPAN代表・佐賀文宣氏が語る「Zoom」の次の一手

2020.12.23

コロナ禍で一気にその名が知れ渡ったZoomが、今年のDIMEトレンド大賞に輝いた。仕事に、プライベートに、なくてはならないツールとなり、Zoom飲みはニューノーマルに定着した。世界的に見ても大成長を記録したZoomだが、その舞台裏をZVC JAPAN代表の佐賀文宣さんに聞いた。

コロナ禍による想定外の需要が新たなニーズを教えてくれた

ZVC JAPAN代表の佐賀文宣さんによると、コロナ禍以前の日本におけるZoom市場は、欧米諸国と比べてまだ小規模だったという。理由として、以前からテレカン(テレビ会議・電話会議)が普及していた欧米に対し、あくまで対面を重んじる日本……という文化事情の違いがあったと、佐賀さんは見ている。

しかし、人と会いたくても会えなくなった今年。想定外の需要が次々とZoomに押し寄せた。その第1波の発端は、2月下旬に突然、政府から発表された学校の一斉休校だ。オンライン授業に活路を求める学校が激増した。

「学校向けの無料アカウントを、当時30数名の社員たちが寝る間も惜しんで配布しつづけました」(ZVC JAPAN 佐賀さん)しかし、無料アカウントは授業のためだけに使われるのではなかった。「卒業式をZoomでできないでしょうか?」という問い合わせが相次いだのだ。残りわずかな学校生活が突然なくなり、友だちにも会えなくなった卒業生たちに、せめて卒業式を開催したい。教師からの切実な声だった。

卒業式の次は、「入学式をできないか」という問い合わせが続いた。企業からは就活生向けの会社説明会、新人研修会、決算報告会など、毎年恒例だったイベントが迫るたびに、大量の相談が殺到した。

そんな状況で、セキュリティー問題が生じた。もともとZoomのビジネスモデルは企業向け、B to Bである。導入企業にはITの担当者がいて、セキュリティー対策を行なった上で Zoomが運用される。しかし、学校や個人のセキュリティー対策には限りがあった。“Zoom爆弾”と呼ばれた問題に、佐賀さんは
「個人のお客様も安全に使えるよう、3か月間、他の開発をストップし、徹底的にセキュリティー対策に取り組みました。そこには学びもあり、我々にとって大きなチャレンジでもありました」と振り返った。

もっとたくさんの現場へZoomを持ち込みたい

コロナ禍に見舞われた1年。Zoomは今後の課題をどう捉えているのだろうか。

「ビデオ会議システムはずいぶん広まったように見えますが、それでもまだオフィスワーカーだけなんですよね」と、佐賀さんは“リモート格差”を挙げる。

「圧倒的な数の日本人は現場へ行って仕事をしています。そういう人たちがいてこそ、在宅勤務が成り立っている。ここに大きな課題があると思います。たとえば、医療現場にZoomを持ち込んで、人に触れなくても対面でコミュニケーションできる仕組みをつくるとか、流通の現場にZoomを導入するとか。もっと多くの現場にZoomを持ち込みたい」

さらに、行政と住民をつなげるツールとして、自治体にも事業提案を始めた。すでに、住民サービスや観光、災害対策ツールとして導入している自治体もある。たとえば、災害現場にドローンを飛ばし、ドローンから送られてくる映像を見ながらZoomで会議を開けば、よりスピーディーで的確な判断が可能になると、佐賀さんは語る。

「コロナ禍のなかで、私たちは個人のユーザーからいろいろなことを教えていただきました。ZoomはこれまでB to Bの提案を主にしていきましたが、これからはB to C、さらにはB to D、ディベロッパー向けに提案していこうと考えています」

ビデオ会議システムが世界のコミュニケーションツールとして根づいた1年。同時にこれからどんなサービスが生まれるのか。5Gの普及も進む。まだしばらく続きそうなウイズコロナ時代、Zoomをはじめとしたビデオ会議システムの新境地に期待したい。

https://youtu.be/BaECh1tt-wk

取材・文/佐藤恵菜

小学館ID登録&@DIMEログインでルンバi3+&Amazonギフト券が当たる

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年9月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「モバイルPCスタンドMAX」! 特集は「通勤自転車ベストバイ」、「Chromebook vs Surface」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。