
2020年9月1日からスタートした「マイナポイント」事業について、政府は2021年9月まで期限を延長する方向で調整中だ。さらに、「マイナポイント」の付与対象者の上限を現在の4000万人から1000万人の追加、5000万人とすることが見込まれている。「マイナポイント」をすでに申し込んだ人は11月中旬までに約1000万人程度というから、上限に達するまでにはまだゆとりがありそうだ。出遅れた人もまだ間に合う可能性が高い。
ここでは「マイナポイントをマイナンバーカードの取得方法」を紹介する。これからマイナンバーカードを申し込むか迷っている人は改めて確認してみてほしい。
マイナポイントを取得するまでの手続き
マイナポイントを申請するのに必要なものは以下の3つ。
画像引用元:マイナポイント
マイナンバーカード、数字4桁のパスワード、決済サービスID/セキュリティコードが必要になる。決済サービスによってはマイナポイントの申し込みにあたって事前登録が必要になる場合もあるので注意しよう。
なかでも、はじめのステップになるマイナンバーカードを申請する方法について詳しく紹介する。
マイナンバーカードを取得する方法
1)交付申請を行う
郵送された通知カードの下についている交付申請書、または個人番号通知書があれば、郵便などに加えスマートフォンなどから交付申請ができる。この時、顔写真の登録が必要になる。交付申請後おおむね1ヵ月程度で市区町村から交付通知書が届く。
2)交付窓口でマイナンバーカードを受け取る
交付通知書が届いたら、必要書類を準備して、交付通知書に記載された期限までに本人が交付窓口でマイナンバーカードを受け取る。交付場所は交付通知書に記載されている。
なお、現在マイナンバーカードを受け取るには「事前予約」が必要な市区町村も多い。開庁していれば、土日祝日などでもマイナンバーカードを受け取ることができるが、土日祝日の予約は込み合っていることが多く、2ヵ月3か月後の予約しかとれないことがある。また、必ず本人が受け取ることが必要になるため、申請した家族全員がそれぞれ都合を合わせて受け取りを行う必要がある。なお、病気や身体の障害その他やむを得ない場合に限り代理人申請ができる。
マイナポイントは受け取るまでに数カ月かかる!
交付通知書が届くまでに1ヵ月、受け取るまでに2,3ヵ月と、市区町村によっては計4ヵ月ほどかかることがある。加えて、マイナポイントが還元されるまでに即時から翌々月など、キャッシュレス決済によってはポイントが還元されるまでにも時間がかかる。
現在の申請方法をこれまでの方法のままで行うと、マイナンバーカードの交付申請をしてからマイナポイントが還元されるまで半年ほどかかることもある。マイナポイントの延長とともに、マイナポイント付与要件の緩和も検討されているようだが、マイナポイントを早めに活用したいなら9月まで延長されたと言っても早めに申し込んだ方がいいだろう。
※データは2020年12月下旬時点での編集部調べ。
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文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他
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