
様々なサービスがオンライン化している今、アナログな手続きに不便さを感じる人が増えている。
トラストバンクが国の20代以上の男女1,089名に実施した「行政手続きのデジタル化に関するアンケート」では、窓口、紙、ハンコによる行政手続きに約7割が「不便さを感じた経験あり」と回答している。
約8割が行政手続きがオンラインで完結するサービスを「利用したい」
また、行政手続きがオンラインで完結するサービスを77.3%が「利用したい」と答え、ニーズの高さがうかがえた。主な理由には、時間や場所の制限がないことや、コロナ禍で「人との接触を避けられる(20.5%)」が目立つ。行政の電子申請を利用しない理由を複数回答で聞いたところ、約3割を「手続きが限られているから」が占めた。
行政手続きがオンラインで完結するサービスを利用してみたいと思いますか?(n=1089)
なぜ、行政手続きのオンラインサービスを利用したいと思いますか? (n=841)※複数回答
これまで行政手続きを電子申請でしたことがありますか? (n=1089)
これまで、行政手続きの電子申請サービスを使わなかった理由はなんですか? (n=742)※複数回答
スマホなどで電子申請できると便利だと思う行政手続きトップ5
窓口や紙、ハンコではなく、パソコンやスマホでできる方が便利だと感じる行政手続きは何ですか?(n=1089)※複数回答
マイナンバーカードを所有しない最多理由(4割)は「利活用できる行政サービスが少ない」
マイナンバーカードを「持っていない」と答えた人(628名)にその理由を複数回答で聞いたところ、「利活用できる行政サービスが少なく、保持するメリットを感じないから」が最多の40.3%に上った。
7月1日時点の全国のマイナンバーカード普及率は17.5%(総務省『マイナンバーカード交付状況』)。国の政策で、来年3月から健康保険証として利用できるようになったり、運転免許証との一体化も検討されたりするなど、今後、マイナンバーカードの活用シーンが増えることで、普及率も高まることが期待される。
構成/ino.
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