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「高速道路の最高速度120km/h制限」のメリット、デメリットを考えてみた

2020.12.19

新型コロナウイルス第3波の裏で、交通に関する大掛かりな計画が進められている。

それは「高速道路最高速度120km/h化」だ。

もちろん、日本全国の「高速道路」と名がつく道がすべて120km/h化するわけではない。今回の記事で取り上げるのは、新東名高速道路の一部区間。2020年12月22日から御殿場JCT付近~浜松いなさJCT付近で、最高速度規制120km/hの本格運用が始まる。

これについて、いろいろな懸念もある。制限速度が20km/h上がったことで、高速道路自体の走行難易度が上がるのではないか? 馬力のない軽自動車には辛いのではないか?

ということで、今回筆者は現行の新東名120km/h区間を走ってみた。

目の前は120km/h区間

何だかんだで、静岡市は交通の便がいい。東名高速に乗れば、2時間半後には東京だ。そして静岡市中心街から北に離れた地域に住んでいる筆者は、いつも目の前に新東名高速の新静岡ICを臨んでいる。

ここから森掛川ICまでは120km/h区間である。従って、「高速道路を120km/hで走ってみた」という内容の検証はいつでもできるというわけだ。

「120km/h巡行」は困難

が、「高速道路を120km/hで走ってみた」という表現はかなりの語弊がある。

このあたりは静岡県警も「走行する際の留意事項」として言及している。

最高速度は120キロになりますが、120キロで走行する必要はありません。十分な車間距離を保ち、進路変更する際は、進路変更しようとする車線の安全確認を確実に行っていただくとともに、交通状況に応じた安全な速度で走行してください。

【参考】静岡県警察| 新東名高速道路における最高速度規制120キロの本格運用開始

追い越しが終わり、基の車両通行帯に戻ることができるにもかかわらず、追越車線をいつまでも走り続けるのは、車両通行帯違反。つまり120km/hのまま新静岡IC~森掛川ICを走り続けるのは難しいということだ。筆者がここを走った感想も、片側3車線の中央を100km/h強でしばらく巡行できる程度……といった具合だ。

車の加速性能に自信があれば車線変更をこまめに使ってもいいし、空いていれば走行車線をキープし続ければいい。実はこの最高速度120km/h化計画は、同時に大型貨物自動車等の最高速度80km/hを再確認するものでもある。

「棲み分け」が明確になる!

以上の要素は、各車両の「棲み分け」をより明確にするものではないかと筆者は考える。

最高速度が引き上げられたことで、低速の車がむしろ安心して走行できるようになった。トラックや軽自動車のドライバーからすれば「遠慮なくどんどん追い越してくれ」ということだ。後方からのプレッシャーが軽減される、と書けばいいか。

筆者は今の時点で二輪車を2台所有している。400ccVツインのSV400Sと、250cc単気筒のグラストラッカー・ビッグボーイだ。

前者は400cc強大なトルクで知られた車種で、120km/hは無理なく出せる。が、後者は街乗りを主眼に置いたコンセプトだから、高速道路では80~90km/h巡行が精一杯。

しかし、新東名の120km/h区間はグラストラッカーにとってはむしろ好都合。右側の光景など気にせず、終始キープレフト。マイペースで走行して風を切ることができる。これは非常にありがたい! 120km/h区間が延長されたら、グラストラッカーにもETCを設置しようかと思案しているほどだ。

高速走行が楽しくなる!

問題は、やはり速度の出る車。が、交通法規を守っている限り事故の危険性は少ないだろうと筆者は考えている。

繰り返すが、高速道路の最高速度引き上げは巡航速度の底上げと必ずしも同義ではない。SV400Sでも走ってみたが、無茶な運転をしなければ120km/h区間はむしろ気楽だ! と感じることができた。片側3車線がもたらす安心感と相成り、走行自体が楽しくなる。

とりあえず、意識しておくべき事柄が3つある。まず第一に、追越車線での長距離走行をしない。第二に、無理な追い越しをしない。第三に、車間距離に配慮する。この3要点を忘れないようにすれば、最高速度引き上げのメリットを体感できるはずだ。

【参考】
静岡県警公式サイト

取材・文/澤田真一

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