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企業コラボも続々!大人気コスプレイヤー・カモミール「私の体はキャラを描くキャンバス」独占インタビュー

2020.12.16

『ファイナルファンタジー』などの公式コスプレイヤーとして活躍しているカモミールさん。単にコスプレを楽しむだけではなく、自分の身体でキャラクターをリアルに表現したいと研究する日々を送る。彼女のコスプレの原動力は、日本が誇るアニメ・マンガ・ゲームといったコンテンツの魅力を少しでも多くの人に伝えたいというもの。ただ美人なだけじゃない、日本のオタク文化が大好きで、しかも英語ペラペラのバイリンガルな彼女だからこそできる、新時代の“クールジャパン発信術”とは――@DIME限定、本人への特別インタビュー!

『ファイナルファンタジー』など企業イベントと次々コラボ

企業の方からお声をかけていただいて、『クリミナルガールズX』『ガーリー・エアフォース』など公式のイベントステージなどでコスプレをさせていただいたり、『アクエリオンEVOL』がパチンコの新台が出るタイミングで公式コスプレイヤーを務めました。『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴァイス』の魔人フィーナとしてお声がかかったときは、ファンミーティングに札幌名古屋大阪福岡など各地を一緒に回らせてもらったのはいい思い出で、東京がないのは運悪く台風がきてしまって、中止になってしまったんですが、ファンの方々の声を近くで感じ、とても貴重な経験をさせていただきました。

雑誌は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)での企画「コスプレ大戦」でキングダムの楊端和(よう・たんわ)を演じさせていただきました。この企画は雑誌の40周年記念のタイミングで、10人ほどのコスプレイヤーが、ヤングジャンプのヒロインをそれぞれコスプレするという企画でした。ほか、コスプレ専門雑誌である『COSPLAY MODE』(シムサム・メディア)には、定期的にお声がかかっていて、特集ページやコスプレメイクを紹介するページに出演させていただいています。

コスプレという活動は最初は趣味だったんですが、公式の方が私を見つけてくださって、こういう活動を積み重ねることができていることをとても嬉しく思っています。日本にはとても素敵な作品がたくさんあります。私のコスプレを見たことをきっかけに、素敵な作品と出会ってほしい、魅力をもっと知ってほしいと思いながら、コスプレイヤーとして活動しています。実は毎日やっているツイッターの更新もその思いのひとつの表現方法。今ネットでの拡散というのは大きな力のひとつ。私が毎朝写真付きのツイートをすることで、リツイート先の人が「この作品ってなんだろう」って興味をもらえたらいいなって思いながら続けてます。

『Re:ゼロから始める異世界生活』より、レムのコスプレをするカモミールさん

バイリンガルな彼女だからこそ気付いた「きっかけの重要性」

物心ついたときにはいわゆるオタクで、アニメや漫画など日本のカルチャーは昔からとても好きでした。コスプレをやろうと思ったのは高校生の頃。文化祭でメイドのコスプレを無理やりさせられたんですが、鏡に映る自分の姿がとても納得がいかなかった(笑)。当時の私は、既に活動されている素敵なコスプレイヤーさんの存在は知っていて、メイクやファッションとかに興味もあって独学で学んでいたときで、こんなにウエストぶかぶかで、メイクも適当、ただドン・キホーテの衣装を着て楽しむだけのコスプレで満足したくない! そう思ったときに、本格的にコスプレをやりたいと思うようになったんです。すぐにミシンも買って、既製品を自分のサイズに合うように調整したり、型紙をダウンロードして切って、独学で1から衣装を作ってみたりしました。最初はとっても下手でしたが、当時の自分ができる技術で、メイク、衣装、ウイッグにこだわって楽しく活動していました。

スマホゲーム『Fate/Grand Order』より、マシュ・キリエライト

作品を知ってもらいたい、私がそのきっかけになりたい、そう思うようになったのは、秋葉原に観光にきた外国人が日本のサブカルチャーに触れたくてもどこに行けばいいのかわからない、どう楽しめばいいのかわからないと困っている姿に気づいたとき。私の母が外国人で、日本のカルチャーが大好き。しかし、日本語が堪能ではないために、カルチャーに触れることに対して観光で来ている方と同じように二の足を踏んでいたので、みんな同じなんだと気づきました。

では、私にできることはないか……そう思っていたときに、Facebookで「コスプレをしてみたいんだけど、どこで買えばいいの?」「イラストをどうやって自分の顔に合わせればいいの?」みたいな悩みを抱える外国の方から相談を受けることがあったんです。それから、他人にメイクをするという活動をはじめました。これはお仕事というわけではなく、趣味の一環。日本が好きで日本に来てくれているんだから、笑顔で帰ってもらいたいと思う気持ちと、日本のアニメや漫画をもっと好きになってほしいという気持ちでやっていました。外国人のユーチューバーさんなどが“やってみた”って形で発信してくれて、それに協力をすればするほど、私の中でメイクへのこだわりがどんどん強くなっていったんです。そのメイクへのこだわりを『COSMODE』(コスプレ専門雑誌『COSPLAY MODE』の前身)の方がみてくださっていて、特集ページで、メイクをやってもらえないかと声をかけてくださったんです。その後、ドイツのDoKoMi(ドコミ)というアニメイベントに日本代表コスプレイヤーとして呼ばれて、「来てくれて本当にありがとう!」という言葉に胸が熱くなり、もっともっと素敵な作品をいろんな人に知ってもらいたい、発信し続けたいと強く思うようになりました。

地元とのコラボもしたことがあって、横須賀市の町おこしアニメイベントがあり、横須賀市は海軍の街なので、海軍をモチーフにしたアニメとのコラボ企画が進んでいて、メインビジュアルとして声がかかりました。京急線の中づりとか駅のホームとかに私のコスプレと公式のイラストが並んで貼りだされました。それを見ていた大学生さんから、自分たちがやっているイベントでメイク講座をやってもらえませんか? という声もかかり、こういうところにも、自分がやってきたメイクを伝えるという活動が繋がるのかと嬉しくなりましたね。

ミリ単位のこだわりは、公式へのリスペクトがあるからこそ

二次元を三次元にするために、とにかく研究の毎日。自分の身体、メイク技術、衣装に妥協はしません。骨格は変えられなくても皮膚は変えられるので、頬や眉をテーピングで引っ張ったり、アイラインの1ミリ単位まで意識したりと、自分の顔をスケッチブックだと思って、2次元を私の顔に再現していきます。衣装に関しては、例えば『ジョジョの奇妙な冒険』の作者である荒木飛呂彦先生の描き方でいえば、肩が張っていれば〝ジョジョっぽい体型〟になる。これは自分の身体だけではできないので、衣装で幅を持たせたり、ウエストの位置を変えたりと試行錯誤します。

私は男装も女装もするので、キャラクターに合わせて身体の差が出るように意識しています。キャラクターによっては身体のラインがでることもあるので、体型維持は必須。私はロードバイクが大好きで、坂をすごくのぼるので、ジムに行かなくとも鍛えることができています。箱根や千葉のような比較的近場から、青森や関西方面まで、幅広くサイクリングしていて、今後もいろいろな道を走りたいです。自転車も趣味で好きを追い求めていたら、イベントとかステージのMCの依頼がきたり、インフルエンサーとしてお声かけしていただいています。

『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』より、ブローノ・ブチャラティ

コスプレイヤーにはいろんな方がいますが、私は男装も女装もやっていて、自分が好きなキャラをコスプレで表現して、見た人になにかを感じてもらいたいと思っています。「キャラクターを全身で表現する人」でいたいからこそ、立ち居振る舞い、衣装やメイク、妥協しないで二次元を三次元で表現したい。コスプレというのは原作があるものです。そのファンが見て悲しくなったり嫌な思いとか、公式にとって失礼なことは絶対したくない。だからこそ、自分ができることを模索して、より公式に近くなるために研究をし続けているんです。

オリジナルキャラクターのコスプレをすることも

イベントで味わえた臨場感を、動画でも伝えたい

2021年は、動画配信にも力をいれていきたいと思っています。そのために、キャラクターが映っても違和感がないように家の壁のDIYをはじめました。イベントホールなどを使ったコスプレイベントが一斉に自粛になり、ファン同士の交流などがなくなってしまいました。イベントで登場したときの、「2次元のキャラクターが、3次元の世界で動いている!」という感動を私はファンとして経験したことがあるので、私がコスプレするときにも「2次元のキャラクターが動いているという感動」を、どうにかしてウィズコロナの世界に伝えたい。動画でのコスプレはとても難しくて、光の加減とか、こだわったメイクがまつげの影のせいで伝わらないとか、これは私が伝えたいキャラクターじゃない!! って凹んだりしながら試行錯誤しています。

新たなチャレンジって怖いですし悩むことも多いんですが、〝新しいコスプレ表現〟を模索して、少しでもアニメやゲーム、マンガなどコンテンツの魅力を引き出せたらと思っています。

【PROFILE】カモミール/生年月日非公表。鍛え抜かれた体で2次元の細い体も表現するコスプレイヤー。英語が堪能なほか、コスプレメイクアップアーティストとしても活躍する。Twitter: @chamomi017 instagram: chamomile_chami

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取材・文/田村菜津季

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