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「人生における意味や目的」と循環器疾患の発症リスクの関連性、順天堂大学研究報告

2020.12.18

「人生における意味や目的」と循環器疾患の発症リスク

日本において、脳血管疾患ならびに心血管疾患を含む循環器疾患は、主要死因であるだけでなく、寝たきりにつながる主な要因であり、 医療費に占める割合は第1位となっている。

人口の高齢化が今後一層進行し、医療費がさらに増大し続ける我が国において、循環器疾患の発症リスクを低下させ、寝たきりを減少させることは重要な課題だ。

このような背景のもと、ストレスが多い現代社会において、うつ等のネガティブな感情が循環器疾患へ与える影響について多くの研究が進められているが、ポジティブな感情との関連については、ほとんど研究されてきていなかった。

とくに、ポジティブな感情のもととなる自らの人生を生きるに値するものとするための「意味(meaning)」や「目的(purpose)」といった要素と循環器疾患のリスクとに関連があるのかについてよくわかっていない。

そこで、順天堂大学医学部公衆衛生学講座の野田愛特任准教授、谷川武教授らの研究グループは、英国ロンドンで働く公務員を対象とした大規模な縦断研究のデータを用いた調査分析により、ポジティブな心理状態(学術的に「心理的ウェルビーイング」と呼ばれる)の要素である「人生における意味や目的」と循環器疾患の発症リスクとの関連性を分析した。

研究により、とりわけ高齢男性において、人生の意味・目的を感じることで得られるユーダイモニア・ウェルビーイングのレベルが高いことが、動脈硬化の進展を予防することが示された。

現在の日本の高齢者層の多くは、“夫は外で働き、妻は家庭を守る”という価値観が広く浸透している時代を過ごしてきたが、今回の結果から、熱心に仕事に打ち込んできて退職を迎えた高齢男性にとって、退職後の人生に意味・目的を見出し、第二の人生目標を設定することは重要と考えられる。

人口の高齢化が進む中、日本の高齢男性においても、ユーダイモニア・ウェルビーイングのレベルを上げることは、循環器疾患、寝たきり予防対策を考える上で必要だろう。

今後、日本の高齢者を対象に心理的ウェルビーイングの循環器疾患への影響について検討する予定だという。

構成/ino.

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