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2020年に生まれた赤ちゃんの名前ランキング、男の子は3年連続で1位は「蓮」、女の子は?

2020.12.17

赤ちゃんの名前には、親の愛情や希望が詰まっている。「こんな子になってほしい」と思いをはせて、漢字を選び、読み方を考えていくものだ。

株式会社ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」では、2005年から毎年、赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ名前ランキング」を発表している。今年も2020年1月~2020年9月に生まれた新生児19万7,940人を対象に、名前や名前の読み、漢字などについて調査を行った。その結果の項目別ランキングを以下で紹介していく。

(1)名前ランキング

■男の子「蓮」3年連続、女の子「陽葵」5年連続1位

※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位100位までの名前を紹介している。

男女とも1位は昨年と変わらず、人気の名前の定着化がうかがえるが、その中でも、「陽」「結」など、コロナ禍を受けてか、「あかるさ」や「つながり」など未来への願いを込めた名前が順位を上げているようだ。

また、男の子「蒼」(主な読み「あおい」)が初のトップ3入り、女の子「葵」(主な読み「あおい」)も順位が上がっていることから、男女を問わない名前の人気が高まっているなどの傾向も見られる。

■男の子の名前の傾向

「蓮」(主な読み「れん」)が、昨年に引き続き1位。2008年から13年連続でトップ3に入る人気の名前だ。蓮(はす)がしっかりと根を張る植物であることから力強さを感じさせ、また、短く呼びやすいことも人気の理由と思われる。「蓮」「蒼」「樹」「湊」「律」など一文字名前がトップ10のうち半分を占めるなど人気が定着してきた。

■女の子の名前の傾向

女の子では「陽葵」(主な読み「ひまり」)が、5年連続で1位となった。“ひまわり”を連想させる名前で、真っすぐな明るい子にという願いが込められていると思われる。また、男の子と同様に「紬」「葵」「凛」「澪」など漢字一文字の名前の人気がうかがえる。

(2)トピックス:2019年から急上昇した名前など

■風や波が静まることを意味する「凪」が男女ともに大きくランクアップ

「凪(なぎ)」が男女ともに急上昇。「凪」は風や波が静まることを意味するなど、2020年は新型コロナウイルス影響などからも、「平穏」「穏やか」といった願いが込められていると考えられる。

また、男女ともに順位を上げていることから、名前における男らしく・女らしくという意識の薄まり、ジェンダーレス化の傾向が表れていると推測する。さらに、話題のドラマ『凪のお暇』(TBSテレビ系2019年7月~9月)、『私の家政夫ナギサさん』(TBSテレビ系2020年7月~9月)(※読み「なぎ」として)や、人気漫画『鬼滅の刃』の登場人物、冨岡義勇が使う技の名前として「凪(なぎ)」が登場することなどから、2020年に人々が目や耳にする機会が増えた漢字であったことも影響しているのかもしれない。

■男女どちらでも、ジェンダーレスな名前がより人気に

以前から人気ではあったが、男女ともに「あおい」関連がランクアップ(読みランキングで男の子9位(昨年13位)、女の子5位(昨年7位)。名前ランキングで男の子「蒼」3位(昨年5位)、「碧」13位(昨年31位)、「葵」38位(66位)、女の子「葵」6位(昨年8位)、「碧」73位(昨年113位)、「葵衣」85位(昨年110位))していることも、「凪」同様、ジェンダー意識の高まりを受けてのことと考えられる。

他にも、男女ともに人気のある名前で、男の子「はる」15位(昨年19位)、「そら」17位(昨年20位)、「あさひ」18位(昨年21位)、女の子「つむぎ」7位(昨年14位)などもランクアップを見せている。

(3)漢字ランキング

■男の子「翔」が初の1位。女の子「花」が3年連続1位

※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では名前に使われている50位までの漢字を紹介している。

男女とも、順位に入れ替わりはあるものの、10位までの漢字は昨年と同じで、人気の漢字は定着傾向にあるようだ。

■男の子の名前の漢字の傾向

2005年の調査開始以来「翔」(「陽翔」「大翔」「結翔」など)が初の1位に。「翔」「大」「太」が3強だったところ、「太」に代わり僅差で「斗」が初のトップ3入りするなどからも、「と」で終わる名前の人気が高まっていることがうかがえる。

■女の子の名前の漢字の傾向

「花」が3年連続1位となった。かわいらしさを感じさせる字であることや、添え字としても使えることで人気があると考えられる。また、「花」「菜」「莉」「咲」など花や植物を連想させる漢字が人気なことも特徴として挙げられる。

(4)読みランキング

■男の子「はると」が12年連続、女の子「めい」が2年連続1位

※Webサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位50位までの名前の読みを紹介している。

男女ともに人気の名前として、男の子9位、女の子5位の「あおい」や、女の子7位の「つむぎ」が順位を上げている。

■男の子の名前の読みの傾向

1位「はると」は12年連続トップで不動の人気となっている。トップ10の中で5つが「と」で終わる名前であり、漢字ランキングで「翔」「斗」の順位が上がっていることからも、「と」で終わる名前の人気はしばらく続くと予想される。

■女の子の名前の読みの傾向

「めい」は昨年に引き続き1位に。「えま」は4位から順位を上げ2位に。「めい」「えま」ともに海外でも発音しやすい名前で、グローバルに活躍できそうなイメージも人気の理由かと思われる。また、「ほのか」「いちか」がここ数年でじわじわと順位を上げトップ10入りした。

■将来世の中に貢献する星を持つ2021年生まれ。未来への希望を込めた名前に

今年は新型コロナウイルスの影響を受けてか、今流行りのものよりも、安定した名前が選ばれる傾向が見受けられた。不安定な世の中でも、地に足をつけて生きていってほしいというママ・パパの願いが込められているのかもしれない。

2021年は「六白金星(ろっぱくきんせい)」「辛丑年(かのとうしどし)」という年で、来年生まれるお子さんは、辛抱強く努力家で世の中に貢献できる星を持っている。男女問わず将来大成する人が多いと言われている。男の子なら「威」「剛」「宥」「魁」「貴」、女の子なら「邑」「眞」「紀」「央」など、しっかりとした芯の強さや気品を感じられる漢字がおすすめだ。

一般社団法人 日本占術協会 常務理事・たまひよ しあわせ名前研究所」顧問 栗原里央子

<調査概要>
※調査結果の詳細はWebサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)に掲載。
調査名称:「たまひよ2020人気名前ランキング」
調査内容:2020年1月1日~2020年9月29日に生まれた赤ちゃんの名前
調査対象:「たまひよ」の商品・サービスを利用されたお客さまのお子さま(回答は任意)
調査対象数:197,940名(男の子99,073名、女の子98,867名)
調査項目:名前の読み、漢字など※同一の漢字の組み合わせで複数の読みがある場合、最も多い読みを紹介。

出典元:株式会社ベネッセコーポレーション

構成/こじへい

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