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優秀なビジネスパーソンほど失敗しやすい?副業で得する人と損する人にみる意外な法則

2020.12.19

コロナ不況の影響で、副業を始めるビジネスパーソンが急増しています。副業には「収入増」以外にも、複数のメリットがあります。そこで、副業マッチングサービス最大手のランサーズ取締役・曽根秀晶さんと、最新刊『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』が話題の公認会計士・山田真哉さんに、「お金と副業」をテーマに対談してもらいました。

山田真哉さん(左)、曽根秀晶さん

最大の課題はタイムマネージメント

ランサーズの調査によると、「副業人口」(常時雇用されながら副業する人)は年々増加しており、2020年4月の調査では409万人と推計されるという。さらに現在副業をしていない人のうち、「副業をしてみたい」と回答した人が全体の7割に達しており、まだまだ副業ブームは拡大しそうだ。

さらに、2019年から国主導で「残業規制」が始まっており、日本の労働スタイルが「残業ありき」から「副業ありき」へと変わっていくことを予想する声も少なくない。すべての働く人に副業が定着する勢いである一方、課題も少しずつ浮き彫りになっているという。

「優秀なビジネスパーソンは、たいてい副業で1回は失敗します。優秀であればあるほど、自分自身のスキルを社外で試したくなるのは当然ですが、複数の案件、より大きな案件へと仕事を広げていきます。

しかし、複数の上司を同時に持つようなものなので、いろいろなことが“混線”し、やがてセルフコントロールが効かなくなる。私もそうでしたが、自分がどこまで同時に仕事を請け負えるかの限界は、一度失敗して学ぶしかありません」(曽根さん)

■曽根秀晶(そね・ひであき)
ランサーズ株式会社取締役、新しい働き方研究所所長。1981年、長野県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、経営コンサルタントとして20を超えるプロジェクトに従事。その後、楽天株式会社に入社し、国内の営業・事業企画の経験を経て、海外M&A・全社戦略などを担当。現在はランサーズで経営戦略の立案、新規事業の推進などの統括を務めている。

こうした「副業のワナ」に陥ったまま仕事を続けていると、やがて「副業うつ」になってしまう人も少なくないそうだ。では失敗しないためのコツはあるのだろうか。

副業で始めたYouTubeのチャンネル登録者数が急増し、短期間で「公認会計士YouTuber」第1位に登り詰めた山田真哉さんは、自身の経験も踏まえてこうアドバイスする。

「副業をする人にとっての最大の課題はタイムマネージメント。やろうと思えば寝る時間を削っていくらでもやれます。しかし、肉体的にも精神的にも疲弊し、いずれ本業もろとも崩壊する危険性があります。

メールやSNSに対する反応も同じですが、朝から晩まで『即レス』している人はやっぱり体を壊しがちです。複数の仕事をこなし、複数の人と関わる時こそ、時間制限を設けることが重要ではないでしょうか」(山田さん)

副業の時間割りは「一の字」「L字」「日の丸」

本業を持つ会社員に対して、曽根さんや山田さんがおすすめする副業の時間割は「一の字型」「L字型」「日の丸型」のどれかではないかという。

例えば、1週間のうち、副業を夜だけやることに決めればスケジュール帳は漢字の「一」のように塗りつぶされる。平日夜を少しと、土日は朝から夜まで緩やかにという人は「L」を横に倒したようになる。本業の時間が不規則な人は常にスポット的に「・」が入る。

やればやるほど稼げる副業ではあるが、目先の金銭に固執せず、あらかじめ決めた時間割り通りにこなし、残業はしない。そうして本業と両立させることこそ、成功への近道なのだそうだ。

「もうひとつ肝心なことは、相手の『期待値』をコントロールすること。取引先に対して、自分は何時から何時まで働いて、どれくらいの分量をこなせるのか。仕事がほしいがために、そこを過大にアピールしすぎて、失敗する人も多いのです」(曽根さん)

■山田真哉(やまだ・しんや)
公認会計士、税理士。1976年、神戸市生まれ。大阪大学文学部卒業後、中央青山監査法人/プライスウォーターハウス・クーパースなどを経て独立。『女子大生会計士の事件簿』(シリーズ100万部)、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(165万部)など、その著作活動も注目されている。YouTubeに開設した『オタク会計士ch【山田真哉】少しだけお金で得する』はCH登録者数が約15万人(2020年11月時点)で、「公認会計士YouTuber」として第1位。最新刊は『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』。

ランサーズの登録者の中には副業で数百万円や1000万円以上を稼ぐ人も少なくないというが、いずれも「トライ&エラー」を繰り返しながら自分自身の「副業スタイル」を築き上げているという。

つまり、副業で得するためには「タイムマネージメント」「期待値コントロール」を適切に行ない、「自分のスタイル」を築くことが必要だ。一方、副業で損している人は、それらができていないことが多いそうだ。

では、副業を始めてみたものの、それらがうまくできなかった場合はどうすればいいのか。

「気軽に始められる一方、簡単にやめてしまってもいいのが副業の良いところでもあります。本業を辞めるのとは違い、会社や家族にそれほど迷惑がかかるものでもありません。

少しでも向いてないと感じるなら即座に『ジョブチェンジ』すればいいと思います。たくさんの職種が選べるわけですから。人間関係が合わないなどの理由でも、即ヤメして同様の仕事を他で探すべきです」(山田さん)

山田さんの最新刊『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』には、副業で成功するコツ、悩んだ時の対処法なども記されている。副業を始めたものの、イマイチうまくいっていない人は一読してみてほしい。

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ランサーズ取締役・曽根秀晶さんと公認会計士・山田真哉さんによる「お金と副業」対談が動画でも公開されています。

次回『100%能動的! ミリオンセラー会計士が「会計士YouTuber」に転じてわかった儲かる副業とは?』は12月22日公開予定です。

取材・文/堀田成敏(nh+)

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