人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

Withコロナ時代のビジネスパーソンに求められる「リモートトラスト」の作り方

2020.12.21

コロナ禍では、リモートコミュニケーションが推進されているが、一つの象徴的なワードとして「リモートトラスト」という言葉が浮かび上がってきている。

そこで今回は、リモートトラストとは何か、ということやリモートトラストの築き方のポイント、事例を有識者に聞いた。これからますます必要になるリモートトラストを構築するスキルを向上させるヒントにしたい。

リモートトラストとは?

最近、よく耳にする「リモートトラスト」とは、どのような意味なのか。コーチの深川友貴さんは次のように話す。

【取材協力】
深川友貴さん
Trustry Ship代表
TCS認定コーチ、MCS認定マザーズティーチャー
企業組織で働く自身の成長に、天井を感じ始めたとき、トラストコーチングに出会い、コーチングという学問を知る。「コミュニケーションで 今をより楽しく、そしてもっとおもしろくする」をテーマに、企業の人事担当者やマネジメント力を高めたいと考えているビジネスパーソンにコーチングの講座を提供している。
https://www.trustry-ship.com/trustcoachingschool.html

「リモートトラストとは、『対面で一度も会ったことのない人と信頼関係を築いて仕事を完結させる能力』といわれています。また『たとえ、一度も会ったことがない人とでも、リモートで会うだけで、ビジネスにおいて信頼関係を築け、大きな意思決定、仕事の受発注が可能になるスキル』と、小林慎和氏による記事『アフターコロナ世界はどう変わるのか、9つの視点』で提唱されています。

個人的には、オンライン・対面に関わらず、シンプルに信頼関係の土台を築く『コミュニケーション力』だと思っています」

世間一般では、必ずしも対面したことのない相手に限らず、上司・部下の関係のように知っている相手とテレワークなどでコミュニケーションを築く際に必要な信頼性のことをリモートトラストと呼ぶケースもあるようだ。

リモートトラストはテレワークだけでなく対面でも必要

リモートトラストは、テレワークで必要となるスキルと言えるのだろうか。深川さんは次のように話す。

「近年、人との関わりが希薄となり、もともとビジネスでも信頼関係を築くことについては重要だと考えられていましたが、コロナの影響で、リモートが当たり前となり、特に信頼関係の土台を築くコミュニケーションは注目されるようになったと感じています。ですので、とくにテレワークだから必要というわけではなく、対面でもテレワークでも、リモートトラストは必要だと考えます。

ただ、対面とテレワークでは、細かくみると、相手を気遣い、準備する点が異なるところがたくさん出てきます。その違いに気付き、オンライン上のコミュニケーションだけで相手とのやり取りを確実にスムーズにするためにも、リモートトラストを築くという意識を持つことは必要だと思います。また、相手に対して行う気遣いや準備することについて、対面とテレワークとはどのあたりが違うのかということに気付くためには、高いコミュニケーション力も求められると感じています」

リモートトラストは、単なる遠隔コミュニケーション術ではなく、ビジネスにおける関係構築の基本となるものといえるのかもしれない。

リモートトラストを構築するポイント

ところで、リモートトラストは、どのように構築することができるのだろうか。当然、さまざまな気遣いが必要になるが、特に深川さんはこんなポイントを挙げる。

「自社ホームページをパッと見ただけで分かるようにしておくことや、メールでのやり取りも重要ですが、オンライン面談等でのコミュニケーションに絞って一つだけお伝えすると、『一方的に長く話す』ということは控えることがポイントだと思います。当たり前と思うかもしれませんが、気をつけていても、やってしまう場合は多いです。
これはオンラインだけでなく、対面でもそうですが、特にオンラインでは、その場の空気感を共有できないので、相手が一方的に長く話している場合、テレビを観ているような感覚になり、よほど話が面白くない限り、あまり集中してお話は聴いていただけないと思ったほうがいいと思います。

ですので、長くしゃべるときは、25秒ほどに区切ってしゃべって相手に聴きやすくし、相手にも話してもらいやすい間をつくりながら相手の話も聴くことがポイントだと思います。こうすることで相手に『この人ともっと話したい』と自然に感じていただくことができますし、そのことがリモートトラスト構築において重要だと思います」

リモートトラストを築いた事例~相手のイメージ像を一緒に大切にする

深川さんは、人材育成・組織開発をサポートする研修の法人営業している。

その中で、リモートでビジネスの信頼関係を築くことができ、相手の大きな意思決定を促し、仕事の受発注が可能なるスキルを発揮した事例を教えてもらった。

「コロナ感染拡大前に1度だけ講演会でお会いした人事担当者様のお話です。お会いしたときにご挨拶はさせていただきましたが、きちんとお話はしたことがなかったので、メールや電話でこまめにご連絡をとらせていただき、オンライン面談を重ね、130名のリーダーへのオンライン講演会の内諾につながりました。

このとき意識したのが、『自社にどんな風土を根付かせ、どんな組織にしていきたいか』とイメージされている像を、一緒に大切にさせていただくことでした。だからこそ、依頼したいと思っていただけたのかもしれません」

リモートトラストは、オンラインのみならず、オフラインでも必要になるものであり、それを構築できることはコミュニケーション力が高いといえるようだ。

そして一つのヒントとして、「一方的に長く話さない」「相手のイメージ像を一緒に大切にする」といったことがポイントとなりそうだ。

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年3月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDビューティーミラー」! 特集は「YouTubeで学べ」&「ウワサの新発想家電」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。