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コーヒーは酒飲みの味方!?意外と知らないポリフェノールの豆知識

2020.12.21

アルコールを飲む機会の増える年末年始。今年は特に健康意識が高まっている中、より健康に年末年始も過ごしたいものだ。そのような中、特にお酒好きの人は知っておきたいことがある。それは、コーヒーが救世主となり得るということだ。

今回は、2020年11月26日に開催された日本ポリフェノール学会の理事で医学博士の近藤和雄先生と、ネスレ日本 ウエルネスコミュニケーション室の福島洋一さんが講義を行った「なぜなに!?コーヒーパワー“ポリフェノールの基礎 編”」より、ポリフェノールやコーヒーの効果について紹介する。

コーヒーは酒飲みの味方?

まず、ビジネスパーソンにとって最も気になる情報が、コーヒーに含まれるポリフェノールには、“酒飲みの味方”となり得る意外な健康効果が期待できるということだ。

それは、肝臓保護効果が期待できるということ。

コーヒーに詳しい農学博士である福島さんによると、アルコールを飲むと肝臓に負担がかかることから、肝疾患死亡リスクが激増するという。しかし、コーヒーを飲んでいる人はリスクを下げるというデータがあり、これはコーヒーポリフェノールが肝臓を保護する役割ではないかと考えられているそうだ。

【参考】国立研究開発法人 国立がん研究センター「コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について」

ポリフェノールとは

ところで、コーヒーに含まれるポリフェノールが肝がんなどを防ぐ救世主となり得るということがいわれるが、ポリフェノールとはいったいどんなものなのか。

医学博士の近藤先生によると、ポリフェノールは、分子内に複数のフェノール性水酸基を持つ物質の総称で、ほとんどの野菜や果物に含まれているという。

それはなぜか。簡単にいえば、紫外線の害から守るためだ。紫外線を浴びると活性酸素が発生するため、それに対して戦う抗酸化物質であるということは、すでに多くの認識が広がっている。

コーヒーには「クロロゲン酸」というポリフェノールが含まれており、緑茶には「カテキン」、赤ワインには「アントシアニン・タンニン」、チョコレートには「エピカテキン」、レモンには「エリオシトリン」というポリフェノールが含まれている。

近藤先生によれば、心血管疾患や脳卒中などの動脈硬化による疾患は、ポリフェノールで抑えられることが分かっているという。

ポリフェノール量摂取源トップはコーヒー

そんなポリフェノール、人間は毎日、どんなものから摂取しているのだろうか?

ポリフェノールの多い食品といえば、身近なところだと、赤ワイン、コーヒー、緑茶が筆頭に上がる。このうち、100ml中のポリフェノール量として、赤ワインは230mg、コーヒーは200g、緑茶は115gだという。

ポリフェノールは、一日で摂取するうち、7~8割はドリンクから摂取しているといわれる。お茶の水女子大学とネスレの共同研究によると、東京都の主婦109名の仲では、47%はコーヒーからの摂取だった。

福島さんによると、ある研究データの結果によればコーヒーを1日3杯以上飲んでいる人は、脳卒中や2型糖尿病リスクが低いという。

色んなデータを総合すると、コーヒーは1日1,000~1,500mg以上の摂取が理想的だといわれる。

ポリフェノールは、コーヒーや赤ワイン、緑茶など身近なドリンクに多く含まれる、活性酸素から守ってくれる貴重な成分。しかもコーヒーポリフェノールには肝臓を保護する働きが期待されているため、年末年始のアルコール摂取の増える時期には覚えておきたい情報と言える。

【取材協力】

近藤和雄先生
お茶の水女子大学 名誉教授、日本ポリフェノール学会 理事/医学博士
東京慈恵会医科大学をご卒業後、オーストラリアのベイカー医学研究所留学、防衛医科大学第一内科講師、国立健康・栄養研究所 臨床栄養部 臨床栄養指導 室長を経て、1999年よりお茶の水女子大学 生活環境研究センター教授、2001年より同センター長、2008年より同大学付属 中学校長兼任、2015年よりお茶の水女子大学大学 名誉教授となられました。 2015年より、東洋大学 食環境科学部健康栄養学科 教授、同大学 ライフイノベーション研究所所長となられて、現在に至ります。専門分野
脂質代謝、臨床栄養著書に「赤ワイン健康法」、「第3の栄養学」、「効く赤ワインの条件」などがございます。

福島洋一さん
ネスレ日本株式会社 ウエ ルネスコミュニケーション室 室長/農学博士
1990年に東京農工大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了、同年 ネスレ日本株式会社入社、製造サービス部、ニュートリション事業部、スイス・ローザンヌのネスレ中央研究所などを経て 2010 年より現職であるネスレ日本株式会社ウエルネスコミュニケーション室室長に着任。また現在、人間総合科学大学にて非常勤講師を務めております。
専門分野食品科学、機能性食品学、健康コミュニケーション

取材・文/石原亜香利

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