任天堂『あつまれ どうぶつの森』
巣ごもりにぴったりの〝無人島スローライフ〟
無人島に移住すると、まずはテント生活から始まる。木を切ったり果実を収穫したり、虫をとったりして住環境を整えてスローライフを楽しむ──『あつ森』の愛称で知られるこのゲームは、全世界で累計2604万本(2020年9月時点)を売り上げた。
ただ〝爆売れ〟したというわけではない。ゲームファンのみならず、普段ゲームをやらない多くの人を惹きつけ、老若男女が『あつ森』内に作った〝自室〟をSNSで公開。さらには、アナスイ、マークジェイコブス、ヴァレンティノといった大手ファッションブランドが自社デザインの服を『あつ森』内のアイテムとして配布するといったコラボを実施した。明るくまったりした〝新しい生活様式〟に社会全体が魅了された、というわけだ。
コロナ禍の不安も吹き飛ぶ没入感
自分と一緒に無人島に移住してきた仲間たちとともに町おこしを行なうNintendo Switch専用ソフト。5980円(パッケージ版/ダウンロード版)。
花を植えたり、水をやったり。家や庭、さらには橋や道路まで、イチから自分でつくる。
町作りに必要な素材を集めるために使う、斧、スコップ、釣り竿といった道具も、拾った石などから自分でつくる。
リアルの時刻と連動して、季節によって釣れる魚が変わる。釣った魚は売ったり、博物館に展示したりする。
放送作家、脚本家 小山薫堂さん
巣ごもりにはぴったりのゲームですね。友人とも気軽に会えない時のコミュニケーションツールとしても、大いに活用されました。
©︎2020 Nintendo
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構成/編集部
取材・文/編集部