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新型コロナのワクチン実用化は秒読み段階、国産ワクチンへの期待度は?

2020.12.12

世界が待ち望む新型コロナウイルスのワクチン。世界各地で再拡大が進み、また、日本では重症化する患者が増えていることも報告されており、一刻も早い実用化が期待されている。

そうした中、今月に入り一部の『ワクチン実用化』が現実となる見通しとなった。欧米や中国の製薬企業などが驚異的な速さで開発を行い、12月2日、英当局はファイザー/ビオンテック社のワクチンを承認した。医療従事者や高齢者などへの一刻も早い接種開始が期待される。

以下に、新型コロナワクチンの最新情報をまとめた三井住友DSアセットマネジメントのレポートを紹介していく。

欧米勢の有効性は高く、『ワクチン実用化』は秒読み

ワクチン開発は世界の主要薬品企業を中心に急ピッチで開発が行われている。

米ファイザー/独ベンチャーのビオンテックや米モデルナ、英アストラゼネカ/英オックスフォード大学などが開発したワクチンは高い有効性が確認され、年内にも接種が始まる見通しとなった。ファイザー/ビオンテックとモデルナはいずれもmRNA(伝令RNA)技術を使った新しい種類のワクチン。この種類のワクチンの安全性は未知数だが、長年、様々な病気に対する医薬品を作る試みが進んでいた。

なお、12月2日、英当局はファイザー/ビオンテック社のワクチンを承認した。医療従事者や高齢者などへの一刻も早い接種開始が期待される。

英製薬大手のアストラゼネカがオックスフォード大学と開発しているワクチンについては、通常の冷蔵庫の温度での長期保管が可能。価格も低いため途上国へのワクチン供給が期待される。

中国は伝統的手法を活用

中国は、一時は開発の先頭集団を走っていたが、英医学誌ランセットに掲載された論文によると、有効性は中程度と評価されている。中国では不活化ワクチンと言われる、伝統的な手法でのワクチン開発が行われているが、最新技術を使った欧米勢のワクチンと比較するとやや見劣りする模様だ。

今後は、国産の『ワクチン実用化』にも期待

欧米や中国に比べ出遅れたと言われている日本のワクチン開発も、明治HD傘下のKMバイオロジクスや塩野義製薬は、早ければ年内に臨床試験に入ると言われている。

他国で確立された技術を使った開発をすすめており、未知の副作用を心配する人へ国産のワクチンという選択肢が提供されることが期待される。

※個別銘柄に言及しているが、当該銘柄を推奨するものではない。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント株式会社

構成/こじへい

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