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ビジネスパーソンに求められる自国の歴史や文化を自分の言葉で語るスキル

2020.12.13

昨年の今頃、街は外国人観光客にあふれ、多くの日本人は東京オリンピックへの期待に胸をふくらませていました。日本はいっそう世界の注目を集め、私たち自身のビジネス、キャリアも可能性を広げていくと。

コロナ禍の今、世界とのつながりは弱まってしまったようにもみえます。しかし、遠からず国際的な交流は、強く太くなって戻ってきます。1年遅れで東京オリンピックは開催され、パンデミックは収束し、たくさんの観光客やビジネス客で、街は活気を取り戻すはずです。

ビジネスのグローバル化は速度を増します。異なる文化を持つ人たちと相互理解を深め、ときには議論を交わす必要性は、今後ますます高まります。

参考:中西経団連会長インタビュー「グローバル化は止まらない」

そんな未来に向けて、ビジネスパーソンが今準備しておくべき力のひとつが、日本の歴史や文化を自分の言葉で語るスキルです。

「日本ってどんな国?」

そう尋ねられて、皆さんはどう答えるでしょうか? 歴史や文化を、わかりやすく、簡潔に紹介できるでしょうか?

異なるバックボーンを持つ人が、自国について語り合うことで理解は深まります。自信を持って日本という国を紹介できれば、人物への信頼が高まり、ビジネスでも一目置かれる存在ともなるでしょう。

外国人とコミュニケーションをとるにも、日本人同士で世界の中での日本を見直すにも、心強い武器となります。

多くの方は、中学や高校で日本史を学んだことでしょう。しかし、暗記中心の試験勉強をしてきた方にとって、自分の言葉で歴史を語る機会は、さほど多くなかったのではないでしょうか。

また、通史(※)を記した解説書や参考書は多く出版されていますが、300ページ以上の本を一読して全体像を理解するのも、人に話すのも大変です。

※ある特定の時代・地域・分野に限定せず、全時代・全地域・全分野を通して記述された総合的な歴史

大切なのは、日本に内在するストーリーを再構築すること。壮大な歴史を自分なりに噛み砕き、コンパクトな形でアウトプットすることです。

そのために有効なのが、歴史をテーマ別に「タテ割り」で考える手法です。例えば、日本の歴史、文化を代表する「武士」という階級は、次のように説明できます。

(1)10世紀頃に登場し天皇や貴族の身辺警護を担った
(2)12世紀に政治に進出し、源頼朝が鎌倉に幕府を開くと国家権力の一部を握った
(3)17世紀に徳川家康が江戸幕府を開き、全面的に国を支配した
(4)19世紀に武士の政治が終わり、近代化の中で実質的な身分も消滅した

武士を主人公に約1000年の歴史を縦断、つまりタテ割りしたわけです。

また、文化的には武士の精神をこのように説明できます。

(1)武士が最も大切にする道理は正義である
(2)武士は名誉と主君への忠誠を守るため死をもいとわない
(3)武士の生き様が芝居などで描かれ、「大和魂」として庶民の憧れになった
(4)潔さを重んじる武士道は、風のふくまま散る桜と重なり、日本の象徴である
(『武士道』新渡戸稲造著より)

タテ割りの視点を重ねることで、多面的に日本を理解することができます。

従来の解説書や参考書は、さまざまなテーマを混在させ時代別に描く「ヨコ割り」です。日本史をまんべんなく学べますが、前述のとおり、一読してアウトプットできるようなものではありません。
そこで、日本の歴史・文化をタテ割りして、しかもビジュアルストーリーでわかりやすく紹介する本をつくりました。

ビジュアルを活用したのは、歴史に対する心理的なハードルを少しでも取り除き、読者に「ハラオチ」していただくことを重視したからです。まず自身でハラオチしなければ、自分の言葉でアウトプットすることなど到底できません。

今後、多くの業種、職種で、ビジネスのグローバル化は進みます。在宅ワークによってできたスキマ時間や年末年始の休暇を活用して、「語れる」日本史を学びなおしてみませんか?

4コマで日本史: 日本をみなおす50の視点

著者:小越建典
1978年生まれ、愛媛大学出身。株式会社解拓舎代表取締役。
雑誌、書籍、Webの記事執筆とともに、企業のオウンドメディアの企画・設計、マーケティング支援を手がける。山川出版社HISTORISTではインフォグラフィック、ビジュアルストーリーのコンテンツを企画・制作。歴史を学ぶ楽しさを紹介している。共著に「LinkedIn人脈活用術 ―仕事のアイデアと情報を引き寄せる」「売上アップ&業務効率化のためのスマートフォン対策完全ガイド」「コンテンツマーケティングの実戦でみつけた33の法則」など。4コマでハラオチする社会科メディア「ソルバ!」主宰。

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