
猫好きと犬好き、その性格の特徴とは?
猫好き、犬好きは、性格が違う?
猫と暮らし始めて6年になりますが、その前は12年ほど、うさぎと暮らしていました。長生きした分、晩年は人間と同じようにいろいろな病気にかかり、病院通いが多くなったのですが、その時に待合室で感じたことがあります。それは、うちと同じうさぎを飼っている人は、キャリーの中を見なくても雰囲気でなんとなくわかる、ということ。先生にその話をすると大きくうなずいて、
「そうなのよ。うさぎ飼い、猫飼い、犬飼いの人って、それぞれ雰囲気が違うのよ」
と断言したのです。
ちなみに先生がおっしゃるには、うさぎ飼いの人は
・夫婦仲がよく、だいたい夫婦2人で来院する
・飼育の細かい工夫が好きで、とにかく、まめ
ということが共通点だそうです(あくまでも先生の主観です)。
犬飼いと猫飼いの特徴は聞き忘れましたが、でもそれ以来、猫好きの人の性格と、犬好きの人の雰囲気や性格の違いがなんとなく気になっていました。
猫好きと犬好きの人を対象にした調査では…
2010年にアメリカのテキサス大学が中心となって、猫好きの人と犬好きの人4000人以上を対象に行った大規模な性格テストがあります。それによると、猫好きの人は犬好きの人よりも内向的で、やや神経質。それに対して犬好きは外交的、という結果が出たそうです。そう聞くと、「犬を飼っている人は散歩でいろいろな犬飼いと出会って仲良くなるから、自然に外交的になるのでは?」という気もしますが…。
同じくアメリカのキャロル大学が学生を対象に行った調査によると、IQは犬好きよりも猫好きのほうが高かったそう。でもこれも、猫好きの人はインドア派なので読書量が多いということに関係しているのでは、という気も。また猫好きは犬好きよりも誠実性が低く、規則を守らない傾向にあるとも。本当かな?とも思うのですが、イギリスのある調査でも、パートナーを裏切って浮気しやすいのは猫好きという結果が…!
「猫婚活」vs「犬婚活」、マッチング率が高いのは
パートナーといえば以前、さまざまな企画でお見合いパーティーを主宰する会社の取材をしたことがあります。その時に、最もマッチング率が高い企画を聞いたところ、「猫好きの異性と出逢える婚活パーティー」でした。代表の方によると、同様に犬好き同士による「犬好きの異性と出会える婚活パーティー」も開催していますが、マッチング率が断然高いのは「猫婚活」パーティーとのこと。
なぜだと思うか分析していただいたところ、「猫好きな人は男女とも、相手を理解したいという気持ちが強い方が多いように感じます。また猫は甘えていたい時と離れていたい時がはっきりしていますが、猫好きの方もつかず離れずの絶妙な距離感を好むため、恋愛関係がスムーズに行きやすいのでは」とのこと。
なるほど、と思いましたが、この猫婚活の欠点は、お互いに猫の方に夢中になりすぎて、異性に目がいかないことがあることだそうです。猫好きあるあるですね・・・。
文・桑原恵美子(PETomorrow編集部)
参考資料:「ねこほん 猫のほんねがわかる本」(今泉忠明著/ 西東社)
構成/inox.
人間の心揺さぶる犬猫情熱記事はPETomorrow!!
https://petomorrow.jp
こちらの記事も読まれています