人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

女性は退職してからすぐに1日当たりの総座位時間が急増、フィンランド・トゥルク大学研究発表

2020.12.10

女性では退職後すぐに座っている時間が急増

女性では退職後、1日当たりの総座位時間が平均20分以上増加し、それが少なくとも2年間は続く可能性のあることが、新たな研究により示された。

トゥルク大学(フィンランド)公衆衛生学分野のKristin Suorsa氏らによるこの研究の詳細は、「Occupational & Environmental Medicine」に11月17日掲載された。

この研究は、2013年に開始され、現在も進行中のフィンランドの地方自治体の退職者に関する調査(Finnish Retirement and Aging Study;FIREA)の参加者のうち、689人(平均年齢63.2歳、女性85%)を対象にしたもの。

対象者には、退職前と退職後のそれぞれ数年間ずつ、1年に一度、活動量計を7日間連続で装着してもらい、座位時間を測定した。座位時間は、1日当たりの総座位時間、長時間(30分以上)の座位時間、極めて長時間(60分以上)の座位時間の3つを基準とした。

その結果、女性では、退職前の1日当たりの総座位時間、30分以上の座位時間、および60分以上の座位時間に大きな変化はなかった。

しかし、退職前から退職後の移行期にこれらの座位時間が急増し、その後2年以上にわたり、増加したままであることが明らかになった。

退職後に増加した1日当たりの座位時間は、総座位時間で22分、30分以上の座位時間で34分、60分以上の座位時間で15分であった。また特に、退職前に肉体労働に従事していた女性で、総座位時間および30分以上の座位時間の増加が顕著であった。

一方、男性では退職の前年に、1日当たりの総座位時間が21分、30分以上の座位時間が23分、60分以上の座位時間が11分増加したことが判明した。

ただし、女性のように、退職に伴いこれらの座位時間が有意に増えるのではなく、徐々に増加する傾向が認められた。

退職から2年後には、退職前と比べて、1日当たりの30分以上の座位時間は33分増加していた。また、男性ではどの時点でも、1日当たりの総座位時間と30分以上の座位時間が女性よりも有意に長いことも明らかになった。

Suorsa氏らは、「退職後に1日当たりの総座位時間が増加することは、過去の研究で確認されていた。今回、われわれが実施した研究により、総座位時間の増加が、特に30分以上の座位時間の増加に負うところが大きい可能性が示された」と述べている。

また、Suorsa氏らは、「30分以上にわたる座位時間は、短時間の座位時間以上に健康にとって有害だ。30分以上にわたる座位時間が増えると、それに伴い、心血管疾患の発症リスクと死亡リスクも上昇するからだ。それゆえ、退職者には、座位時間を減らすよう、積極的に働きかけていくべきだ」と結論付けている。(HealthDay News 2020年11月17日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://oem.bmj.com/content/early/2020/10/26/oemed-2020-106532

Press Release
https://www.bmj.com/company/newsroom/sharp-rise-in-sedentary-time-among-newly-retired-women-evident-2-years-later/

構成/DIME編集部

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年4月15日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「スマホLIVEスタンド」! 特集は「投資の新常識」&「輸入食材スーパーの極上グルメ」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。