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「ゲーム&ウォッチ スーパーマリオブラザーズ」にあって「Nintendo Switch Lite」に無いもの

2020.12.09

名刺はビジネスパーソンにとっての必需品で、なくてはならないもののひとつとされている。

が、初対面の人にまず名刺を渡して挨拶するのは日本独自の習慣と言っていい。欧米のビジネスパーソンは、まず相手と親しくなってから名刺を渡す。いろいろと会話をして仲良くなった後に名刺をもらい、実はその人が著名人だったことが判明した……という経験は筆者にもある。

そう、まずは「仲良くなる」ことが重要なのだ。そこで筆者が提案したいのは、最近大きな話題になった任天堂『ゲーム&ウォッチ スーパーマリオ(以下ゲームウォッチ)』を常に携帯する、ということだ。

世界中を虜にしているスーパーマリオブラザーズ

ここ数年、音声翻訳機が注目されている。

人の話す言葉をそのまま多言語に翻訳してくれるガジェットは、AIの進化もあり日毎に精度が向上している。これがあれば、外国人との最低限のコミュニケーションは取れるはずだ。

いや、「最低限のコミュニケーション」に留まらない。筆者も音声翻訳機のレビュー記事を書いたことがあるが、ビジネスレベルのインドネシア語を見事に翻訳し切ったほどだ。さすがにこれには驚いたものだ。

が、「相手と親しくなる」という目的を達成できさえすれば、言葉など何とかなる。どうも日本人は「外国人と話す前にまず言語を覚える」という発想に陥りがちだが、何かしらの共通項で仲良くなればボディーランゲージでも会話が進むはずだ。

『スーパーマリオブラザーズ』は、まさに世界言語である。

1984年生まれの筆者は、ファミコンにもスーパーファミコンにも触れている。当然、スーパーマリオブラザーズも持っていた。40代半ばより下の世代でこのゲームをやったことがないという人は、なかなかいないのではないか。

それは日本国外も同様。シンプルな操作だが極めて奥の深い設計のスーパーマリオブラザーズに魅せられた人は、世界中に存在するのだ。

意外に良好な操作性

今回筆者は、近所のおもちゃ屋でゲームウォッチを購入した。

早速開封してみる。まず感じたのは、その小ささだった。ディスプレイサイズは2.36インチ。ボディー自体もそれに合わせるかのようなコンパクトさ。が、持ち運びに難儀することはないサイズでもある。

実際にプレイしてみると、最初は「ちょっと小さいかな」と思っていた十字キーは思った以上に細かく動いた。狭い足場への着地やハンマーブロスの回避もちゃんとできた。だがそれ以上に、意外と音量が大きいという点に筆者は驚いてしまった。

音が大きいことは、この場合はいいことだ。スーパーマリオブラザーズのBGMは、それだけで人を引き寄せる魔力を有している。1-1ステージから始まるあのBGMを聴いただけで、胸が躍ってしまう。周囲の人から「おっ!?」と関心を寄せることのできるガジェットだ。

マリオは「鉄のカーテン」を飛び越えた!

ゲームとしてのスーパーマリオブラザーズは、非常に洗練されている。

「敵を踏んで消す」ということさえ覚えれば、あとは直感的な操作で遊ぶことができる。ややこしいマニュアルを読む必要はない。全クリを目指すのもいいし、途中で切り上げるのもいい。あらゆる人の思惑に寄り添ってくれる、懐の深いゲームなのだ。

だからこそ、スーパーマリオブラザーズは「人々の架け橋」になっている面もある。

10年ほど前の話だが、筆者は中国を経由してモンゴルへバックパック旅行をした。北京から陸路での移動だ。中国・モンゴルの国境沿いにある中国領エレンホトを北に越えると、ゴビ砂漠の只中の小都市モンゴル領ザミンウードにたどり着く。そこから鉄道に乗って首都ウランバートルまで行った。

その際に筆者が乗車した夜行列車で、ニンテンドーDSを使ってスーパーマリオブラザーズをプレイしている現地の人がいた。それをきっかけに、彼とすっかり打ち解けてしまった。

モンゴルは冷戦時代、ソビエト連邦を盟主とする東側諸国の一員だった。従って、80年代に日本製品であるファミコンをプレイしていた人は決して多くないはずだ。が、現代のモンゴルの若者はスーパーマリオブラザーズを常識として知っている。コンピューターゲームが他国の文化に浸透する速度は、我々がおぼろげに考えている以上に速いということだ。

マリオは鉄のカーテンなどまったく問題にしなかった。

そしてゲームは、世界中の人々と会話することができる「言語」になった。

「遊び場」に集まる人々

実は筆者は、日頃からNintendo Switch Liteを携帯している。

『あつまれ どうぶつの森』も毎日プレイしている。ゲーム自体が面白いというのもあるが、要はこの作品を自分の名刺代わりにできないかと思案しているのだ。

マリオと同様、あつ森も世界的なタイトルになった。「自分と同じゲームを楽しんでいる」というのは、友情に発展する可能性が大きい共通項である。近所の公園のベンチに座る小学生から海外の著名人まで、あるひとつの「遊び場」で交流できるというのは素晴らしいことだ。

親善や相互理解の第一歩としてのゲームウォッチ。ビジネスの場においても、このガジェットは無類の活躍を果たすに違いない。

取材・文/澤田真一

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