
コロナ禍の冬がやってきた。今年は従来の「快適のため室温を上げるエアコンの暖房運転」と「効果的な室内の換気」の両立が重要になる。
空気を定期的に入れ替えることで、密閉空間における感染リスクを低減する効果が期待できる換気は、いまや新たな生活様式の一つ。これからの季節において、部屋が寒くなる時間を短縮させる効率的な換気術とはどのようなものなのか。換気扇、エアコン、空気清浄機から扇風機まで扱うメーカーである三菱電機より紹介していく。
①部屋に空気の入口と出口をつくる!
効率良く換気をするためには、空気の流れを作ることが肝心。窓を開けて外からの空気の入り口を作るだけでなく、室内の空気が放出される出口を作るのが、効率の良い換気を行うために重要だ。
その際、空気の出入り口となる換気扇がタンスや汚れによってふさがれてないようにしよう。
②人が多く集まるリビングではレンジフードを活用!
下記のグラフはリビングでの二酸化炭素濃度の変化の実測値。人が多く集まる朝、昼、夕方の時間帯には、二酸化炭素の濃度が 1500ppmを超えてしまっているように一か所に大人数が集まるときは、人の呼気からの発生物が高濃度となってしまう。
それがレンジフードを稼働させることで、在室者がいないときの濃度まで減少させることができる。リビングでもっとも有効な換気扇はレンジフードになるので、リビングでの換気はレンジフードも活用すると効率良く換気することができる。
③換気時はエアコンで窓に向けて風を送る!
エアコンというのは、単に空気を暖めたり冷やしたりするだけでなく、空気の流れ、気流を生み出している。その気流を利用することで、換気量をアップさせることができる。
窓を開けている間もエアコンを稼働したままの方が良いといわれているが、そのときに窓の方向にエアコンの気流を向けてやることで、換気量を高めることができるので、窓を開けている時間を短くでき、冬であれば寒くなる時間を短くすることが可能になる。
エアコンの気流の方向はリモコンで設定できるので、自宅のエアコンの設置位置と窓の位置を確認し、どの方向に向けると良いかチェックしてみよう。
※20畳のLDK、外気無風、エアコン9㎥/min、3種換気0.5回/h 稼働時のシミュレーション結果
秋冬の換気中は、エアコンの暖房を使用しながら室温 18℃以上になるように注意!
WHOが発表している室内の温度指針値では、室内温度を18℃にするよう提案されている。
換気をすると屋外の冷たい空気が入るので、室内の温度が下がってしまう。寒い季節の換気の際は、健康を保護するためにも、室内温度は18℃以上になるようにエアコンなどの暖房機を活用しながら、換気することが推奨される。
出典元:三菱電機ニクイねぇ! PR 事務局
構成/こじへい
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