
ゲームに猫が登場すると名作になりやすい?
少し前、人気のゲームには犬が登場しがち……
というコラムを書いた記憶がある。
今回はその、“猫バージョン”を書いてみたい。というのも、意外と猫の登場するゲームって多いし、その中には名作・大作も少なくないのだ。
恐らくゲーム好きな方なら「ああ、分かる」と思ってもらえるタイトルばかりになるはずなので、まあ気軽に読んでいただければ。
そしてもし「ゲームでも猫ちゃんに会いたい」という方がいらっしゃるなら、是非ここで紹介するゲームを遊んでいただきたい。
貴重な三毛のオス猫が登場するゲームがあった!
少し前、かつて初代プレイステーション専用ソフトとしてリリースされた『ファイナルファンタジー7』のリメイクバージョンが、スクウェア・エニックスよりプレイステーション4専用ソフトでリリースされた。
通称『FF7R』と呼ばれているが、本作には実に多種多様な猫が登場する。
冒頭から白い毛色で青目の猫ちゃんが出たかと思えば、一気呵成に様々な品種の猫が登場し、いずれもCGモデリングにかなり気合いが入っている。
そんじょそこらのモンスターよりも手が込んでいる具合だ。
中でも目を引くのは、三毛猫柄の3兄弟。この猫たち、登場人物の1人のペットなんだけど、珍しい三毛柄のオス猫たちだというのだ。
登場するシーン自体はそう多くないが、実際の猫と遜色のないようなリアルなモデルになっているので、猫好きは目を細めること間違いなし。
ぶっちゃけ『FF7R』はそれ単体では、リメイク前の『FF7』では序盤も序盤だったエリアしか出入りできない分作の第1弾でしかないが、猫のモデルにかけては東洋一の出来栄え。
猫好きなら遊んで損なし、である。
猫と一緒に冒険したいなら…
それから、人気ハンティングアクションゲームの『モンスターハンター』シリーズにも、初期から猫をモチーフにした動物、アイルーが登場する。
元々のモデルはスタッフの飼っていた猫ちゃんだということだが、厳密にはアイルーは猫ではなく、もっと別のファンタジーな種族だと言う。
しかし、その仕草や風体はどう見ても二足歩行の猫。
最近のシリーズでは猫のかわいらしさを全面に押し出しているし、そんな彼らには独自の装備品でオシャレをさせることもできる。
なかなか本物の猫を着飾らせることは難しいものなので、猫にいろんな衣装を着せたいという方には、『モンハン』はオススメだろう。
もっとも、若い世代の人には対応できても、アラフォーぐらいになると操作も一苦労。
僕も最近の作品をプレイしたんだけど、他のプレイヤーと比べるとほとんど活躍できず、そのくせ終わったら疲れて疲れて仕方がなかった。
歳は取りたくない……。
崩壊後のアメリカで、怪物にならずにそのままの姿を保つ猫…
さて、前回、犬が登場するゲームの中でも紹介したおぼえのある『fallout』シリーズにも、猫は登場する。
『fallout』シリーズとはいくつかのプラットフォームで展開され、日本でもローカライズ販売されている米国のゲームである。
核戦争によって荒廃したアメリカの各地を舞台にしたサバイバルゲームなんだけど、登場する動物たちはみんな環境の汚染によって醜く変貌している。
が、そんな中にあって一切汚染の影響を受けていないのが、猫たちである。
特に最新作『fallout76』に登場するのは、犬ですら怪物のような見た目になっている世界で、正真正銘、今私たちが普通に目にすることのできる姿のままの猫に、しばしば遭遇できる。
しかも、恐らく生存者のペットのようで「マーグル」や「トゥッティフルッティ」などの名前がつけられた飼い猫として登場するのだ。
運が良ければ彼らの仲間をペットとして自宅で飼育することも可能。
ゲームの中でも猫を飼いたいという方や、アパート住まいで猫を飼えないものの、せめてゲームの中だけでも……という方にはオススメのソフトになっている。
ただし、飼育に成功しても、よく脱走しちゃうのがちょっと悩みの種。
おわりに
と、いった具合に、いろんなゲームに猫が登場しているし、猫が出るゲームって割と人気が高い。
言ってみればよく売れるゲームには、結構力を入れたCGモデリングの猫が登場することが多いように感じるところである。
もちろん、これはいちゲーマーとしての、ある程度私見の混じった考えではあるけども。
しかし、猫好きであればたとえゲームの世界であっても、猫を見るとやっぱり嬉しくなるもの。
我が家ではよく、ゲームをしていると画面を飼い猫が見入っていることがある。
同じようなことをする猫を飼っているという方は是非、飼い猫と一緒に、猫の出るゲームを一緒に楽しんでみていただきたい。
文/松本ミゾレ(PETomorrow編集部)
構成/inox.
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