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株価はどこまで上がるのか?気になる好材料と悪材料

2020.12.06

ニューヨークダウは史上最高値3万ドルを達成し、日経平均もバブル時の高値3万8,915円には達していないもののそれ以降では最高値26,889円を12月2日に達成しました。(円未満切り捨て)

連日の最高値!

■日経平均株価(2020年12月2日時点)

■ニューヨークダウ(2020年12月1日時点)

バイデン氏がアメリカ大統領選挙の勝利確実となった11月始めから、急ピッチでアメリカ市場も日本市場も株価が上がっています。

また、新型コロナウィルス感染症のワクチンが米国で緊急使用許可が出され、年内にも供給が始まる予定となっていることからも株式が買われています。

ニューヨークダウは史上初めての3万ドルを達成しました。日経平均においても連日高値を更新し、バブル時の高値は超えていないものの、3万円台も夢ではない状況になっています。

これからどうなるのか?好材料、悪材料

■好材料

・新型コロナ感染症のワクチン接種開始

米国ではファイザー、モデルナ開発の新型コロナワクチンの緊急使用許可協議中で、許可が出れば年内にも(早くて12月11日)米国内の2千万人に配布される予定。まず、医療・介護従事者、食料・運輸従事者、持病を持つ成人や高齢者に配布される予定。

ファイザーのワクチンはすでに日本にも送られており、厚生労働省で使用許可申請され、21年末には13億本まで増やし世界で接種できるようになる。

・東京オリンピックの開催

東京オリンピックが2021年に開催予定となっている。観客を動員するのか、無観客か、どのような開催になるかまだ分からないが、オリンピック開催による需要が見込める。

・過去最高益の企業続出

新型コロナウィルス感染症拡大防止による在宅勤務、ネット通販拡大、巣ごもり需要などの動きにより過去最高利益を上げる企業があります(イオン、ニトリHD、日本KFCHD、東京エレクトロン、ツルハHDなど)。

■悪材料

・設備投資が戻っていない

財務省が12月1日発表の7~9月期の法人企業統計によれば、設備投資は全産業で10.6%減、特にサービス業は22.8%減と落ち込み幅が大きい。サービス業は、新型コロナウィルス感染症の第3派による外食などの消費停滞が影響している。

設備投資は、先行指標として企業の先行きを示し、設備投資が減っているということは企業が先行きに対して悲観的に見ていることがわかる。

・過去最高益の企業の一方で、赤字転落、倒産…

新型コロナウィルス感染症の再拡大で需要が消失した業種の倒産が増えている。居酒屋倒産件数は2020年10月までで164件となり既に過去最多となっている。全体では、新型コロナ感染症に関連した手厚い支援策である銀行融資などで倒産件数は昨年より少ない。

そして、業績悪化により赤字に転落した企業もある、JR九州などの鉄道、JALのような航空業、オリエンタルランド(ディズニーランド)などの娯楽施設など新型コロナウィルス感染症の影響を受けて赤字になっている。

長期投資家は「頭と尻尾はくれてやれ」がおすすめ

好材料と悪材料をご紹介しました。

一方で、材料に関係なく金融政策からも株価が上がっていると考えられます。

現在世界各国の金利が低くお金を借りやすい状況にあること、金融緩和によりリスクマネーが潤沢に流れていること、日本では株価が下落すると日本銀行によるETF買い付けがあり株価の下支えがあることなどで、経済実態と関係なく株価が上がっている状況もあります。

したがって、大きなきっかけがあれば大きく下落するリスクもはらんでいると考えられます。

大きな相場下落になれば損切りしてすぐに資金を逃がすことができる短期売買の投資家であればさらなる上昇を狙って、投資継続しても良いかもしれません。

一方、長期で投資をしている方は一度売却して現金化するのも良いでしょう。

ここで日経平均が3万円まで上昇して、売却しなければ良かったと後悔するかもしれませんが、直近は特に急ピッチで高値を更新しており、高値警戒感が拭えません。

「頭(一番の高値で売る)と尻尾(一番の安値で買う)はくれてやれ」という投資格言があるように、この高値を追うのは慎重な姿勢が必要でしょう。

文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。

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