多様化するBluetoothスピーカー。最近では、音楽を楽しむだけでなくインテリア性を重視したレトロモダンな新製品も多くなってきている。その中から、おすすめの3モデルを紹介したい。
ライター ゴン川野さん
年間50種類のスピーカーを試聴しているスピーカー好きのオーディオライター。レコード、CD、ハイレゾ音源までを実体験してきた。
【厳選4アイテム】懐かしいデザインと心地いい音が新潮流!
アナログレコードの売り上げがCDを追い越したというニュースが米国で話題になった。日本でもカセットテープ専門店が登場するなどアナログが注目の的に。人気のBluetoothスピーカーも、この流れを受けてレトロモダンデザインのニューモデルが生まれている。
例えば、バルミューダは真空管のような装置が音楽に合わせて光り煌めくスピーカーを製品化。一方、ヴィンテージギターアンプを模したスピーカーを展開するマーシャルの新製品は、クラシックなカラーを基調としている。アイワからリリースされたFMラジオを内蔵したアナログプレーヤー型のスピーカーも含めて、どれもインテリアになじむものばかりだ。
デザインテイストは似ているものの、実際に使ってみると音づくりの方向性は様々。各機種のレビューを参考に、好きな曲との相性を考慮して選んでほしい。
〈BestBuy!Point〉音と連動する光にウットリ♪
バルミューダ『バルミューダ ザ・スピーカー』3万2000円
3基のLEDが音楽に合わせて光る、円筒形のデザインが個性的。音が360度広がる無指向性と内蔵バッテリーにより、好きな場所に置いて使える。φ105×H188mm、約1.0kg。内蔵バッテリーの連続使用時間は約7時間。
上向けに取り付けられたφ77mmのフルレンジユニットが音を全方位に広げる。低音がこもらないよう密閉構造が採用された。
【Review】見た目以上に高音がクリア
一聴してわかるのは解像度の高さ。低音がタイトなおかげで中高音がクリアに聞こえ、ボーカルのニュアンスがしっかり伝わる。無指向性なので部屋中どこでも同じように鑑賞できるのもポイント。音楽と連動して光が明滅する仕掛けにも見入ってしまう。
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