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コロナ禍でも働く女性がキャリアアップして活躍するための3つの条件

2020.11.30

2020年はたいへん特別な年となりました。新型コロナウイルス感染症との戦いの収束が見えず、誰もが働き方や学び方、生き方を変化させる大きな転換点となりました。健康を確保する観点で、テレワークやオンラインが急速に普及したことは、大きな進歩です。離れていてもリモートで人と人をつなぐことが日常となり、特に女性や高齢の方や障害のある方の働き方の幅を広げました。

同時にリアルに集い、意見を交わすことの重要性は高まっています。相手の温度を感じながら、直に話し合うことでこそ生まれるアイデアがある、とも言われています。
いずれにせよ、コロナ禍によって仕事、勉強、買物、観光などすべてが、オンラインとリアルのハイブリットで行う、という新しい日常が定着し始めています。

自立して稼ぐ必要性を再認識する

新型コロナウイルスは企業経営に大きな影響を与えています。人が海外に行く機会が激減したことで、特に打撃が大きい航空業界の大胆なコスト削減策は、世間を驚かせました。例えば某航空会社は、従業員の年収を約3割削減、400人以上の社員を他社(小売業など)へ出向、大型機を中心に30機を売却、と発表しました。とあるグランドスタッフさんは、家電量販店への出向が決まり、コールセンターや店頭で販売業務をするために研修を受けているところだそうです。

このような事態は誰も想像できませんでした。しかし、新型コロナウイルスによる経済活動の低下が、雇用を脅かし、所得を減らし、多くの失業者を出す事態を招いています。こうした時には、今のご自身の仕事と収入を守る努力をしなくてはなりません。これまでは配偶者の方が稼いでいたとしても、コロナ禍の減収や失業で、頼りにならなくなるかもしれません。自ら、何としてでも稼ぐ、ということを再認識して頂きたいと思います。

会社や組織に雇用されているのであれば、かつての常識だった「やりがいを求めて転職を目指す」というアクションは、今は時期ではありません。会社や組織を自ら辞めるのではなく、コロナ禍を乗り切ろうとする雇用先の経営方針や業態変更プランをよく理解して、推進する社員となって成果を上げるべき時です。

その一方で、テレワークなどで自由な時間が増えた部分を自らのスキルアップに費やして下さい。今の雇用状況でいられなくなったとしても「個人事業主」になれる、というぐらいのビジネスプランやスキルを温めておくことをお勧めします。

スキルとキャリアをリストアップして進化させ共有する

共働き世帯の数が専業主婦世帯を上回って20年以上経ちましたので、女性も夫やパートナーへの依存型ではなく、自立型で働き続ける、という常識があたりまえになってきています。大切なことは、今回のコロナ禍や出産・育児や介護や夫の転勤などを理由に、会社や組織を簡単に辞めないでほしいということです。

どんな状況でも、キャリアは継続することで積み上がります。産前産後休暇・育児休暇・介護休暇・父親の育児休暇など、会社や組織側の制度はどんどん進化していますし、都や国もそれを後押ししています。

是非、生涯キャリアアップを続ける、働き続ける、と考えてライフプランを描いてみてください。例えば以下のような点を、あらためて書き出してみてください。

① 自分が得意な仕事はなんですか? 
→人に商品を売ること、パワポなどで最新の資料を作成すること、経理上の数字をまとめること、チームのリーダー役を務めることなど

② その仕事は、今後も社会で必要とされますか?
→AIやロボットなどに変わる仕事ではありませんか?

③ 新たにどんな仕事をしてみたいですか?

④ 今の得意な仕事、又はこれから目指す仕事を極めるために、どんな勉強やレッスンをしたら良いですか?
→最新のデジタルシステムやアプリを使いこなせるようにする、プレゼンテーションで印象深く上手にスピーチできるようにする、人の話を傾聴しアドバイスできるようにする、専門性の高い資格を取得する など

⑤ 会社や組織内で人をまとめる管理職になりたいですか?

⑥ すでにリーダー的な立場の場合、さらに昇進したいですか?

⑦ 子どもを産むとしたら、何歳ぐらいを予定しますか?

⑧ 育児をする場合でも、今までどおりの仕事の質でキャリアップを重ねたいですか? それとも子どもが小さい時は仕事をセーブしたいですか?

⑨ 育児もキャリアアップも同等に行いたいことを夫やパートナーや両親に伝えていますか?
→その実現には、家族の協力が何よりも重要です。

⑩ 育児中でも、キャリアアップし昇進していきたいことを会社や組織にきちんと伝えていますか?
→意思を正当にアピールする必要があります。

ご自身のキャリアプランやライフプランを漠然と想像するだけではなく、文字で書き出すことはとても大切です。そこから、今、やるべきこと、伝えるべきことが明確になります。新型コロナウイルスによってデジタルトランスフォーメーション(D X)やダイバーシティ(多様性)が急速に進む時ですので、是非、これまでのご自身の生き方を
棚卸しし、整理して、次なるステージに向かってください。

会えなくても人とのネットワークを大切にする

「副業」を解禁にする企業が増えています。会社員でも、副業として週末は農業をする、というケースも人気だそうです。今、働き方の多様化と共に、仕事は専門化し、ジョブ型が浸透してきています。ご自身の得意分野を強化する、新たな学びを加える、そうして個の力を高めることが求められています。

そして、重要なのが人とのネットワークを大事にして積み上げていくことです。例えば、個人事業主や起業家になる場合、良いアイデアや商品があったとしても、それを取引する相手がいなくては成立しません。

もちろん、新規開拓していくわけですが、まずは、これまでご自身がどれだけの人に出会ってきたか、思い出し、整理してみてください。学生時代の知り合い、社会人として一度だけ名刺交換した人、子どもの保育園で出会った人、など、どんな人も新たな場面で新たなつながりをもたらし、重要な人材になる可能性があります。

リアルに人と会う機会が減り、家での時間が増えた分を使って、これまで疎遠になっていた人と再度、交流を持ってみてください。メールアドレスが分からなくても、フェイスブックやメッセンジャーやL I N Eで検索すれば見つけ出すこともできます。働くことも稼ぐことも育児をすることも、一人きりではできません。あらためて人とのネットワークを大切に維持してください。

コロナ禍だからこそ、生き残りをかけて、より稼ぐ人材としてキャリアアップできるように、又、育児もきちんとできるように、ご自身のスキルと目標と人とのネットワークをブラッシュアップして、明るく笑顔で前へ前へ進んでください。

文/入江のぶこ
1962年、東京都新宿区生まれ。大学生時代に「フジテレビFNN スピーク」でお天気おねえさんをつとめる。フジテレビ報道記者の入江敏彦と結婚し、長男を出産。フジテレビカイロ支局長になった夫と長男と共にエジプトのカイロに移り住む。イスラエルのエルサレムで次男を出産。1994年12月ルワンダ難民取材のためにチャーターした小型飛行機がケニアのナイロビで墜落し、夫、入江敏彦フジテレビカイロ支局長が32歳で死亡。6歳の長男と生後11ケ月の次男と共に日本に帰国する。帰国後しばらくしてフジテレビ契約社員として仕事をする機会をもらう。1997年4月、フジテレビ中途採用社員となり、バラエティ制作、フジテレビキッズなどに所属し、主に子育てや子どもに関するコンテンツの企画やプロデュースをする。女性管理職としてマネジメントも行う。2017年7月に退職。2017年7月、東京都議会議員選挙において港区選出でトップ当選。 長男、次男ともに東京大学を卒業し、社会で活躍中。現在、東京都議会議員。近著に「自ら学ぶ子どもに育てる」(あさ出版)

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