人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

薬膳料理とは思えないほど美味しい!身体の内側から疲れを癒してくれる薬膳ダイニング「銀座しんのう」

2020.11.29

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

「世界美食薬膳名師」の称号を持つ三上康介シェフが初出店

コロナ禍により健康意識や食への関心が高まる中、体質や体調に合わせた薬膳を気軽に取り入れることができる薬膳ダイニング「銀座しんのう」が11月16日にオープンした。

オーナーシェフの三上康介氏は、北京で開催される薬膳料理のコンテスト「国際養生料理コンテスト」で、最優秀の料理人に贈られる「世界美食薬膳名師」の称号を2009年に獲得。日本人初の快挙となった。「中医薬膳師」「国際薬膳師」「国際中医師」など数々の資格を有し、中医学に関する深い知識と幅広い料理経験を持つ三上氏がオーナーシェフとしての初出店したのが「銀座しんのう」だ。

「当店が目指すのは“食によるセルフメディケーション”。薬だけに頼るのではなく、食事や生活習慣を改善して総合的に身体のバランスを整える中医学の考え方に基づき、おいしく身体に良いお酒や料理を提供する。

店名の『しんのう』は中国の農業の神様『神農』から採りました。漢方は日本で395種類ありますが、そこから体質や体調に合わせたものを取り入れて料理にするのが薬膳。体に足りないところを補い、健康な方にはおいしい食事として召し上がっていただける。

『国際養生料理コンテスト』は温菜、冷菜、麺類の3科目があり、そのすべてが金賞になると「世界美食薬膳名師」の称号が贈られる。他国の参加者は中華やオリエンタル料理だったが、私は西洋料理で金賞を取ることができた。薬膳=中華という概念を取り払い、洋風、和風、オリエンタルといったバラエティ豊かな味が楽しめるメニューの構成にしている」(三上康介氏)

料理はオーナーシェフの康介氏(下記画像左)が、薬膳茶や薬酒といったドリンクは実弟の隼平氏(同右)が担い、兄弟で店を営む。

契約農家から仕入れる特別栽培米や牡蠣など、オーナーの地元である岩手県を中心とした東北の食材を多く使用、旬の食材を取り入れた料理メニューを用意。ランチでは約25種類の生薬・スパイスを使用した「薬膳キーマカレー」(1100円 税込以下同)や、薬膳ドレッシングを添えた「パワーサラダ」(890円)、ディナーは「しんのう風サムゲタン」(1780円)や、岩手の農場で、漢方飼料で育った「漢方牛」(100g・3280円)、「よだれ鶏」(780円)など。漢方牛の脂は融点が低いため、口の中でとろける味わいで、お腹に脂肪が残りにくくヘルシーに味わえる。

また、約30種類の薬酒(780円~)を、美肌、快眠、疲れ、貧血、冷え性など体調や体質に合わせて提供。体質チェック表に基づきブレンドするオーダーメイド薬酒や、タイミングが良ければオーナーが話を聞いておすすめ薬酒をアドバイスするなど、初めてでも気軽な薬酒体験ができる。食前には、悪酔いを防ぐ「さんざし酒」「さんざし茶」、抗菌・抗ウイルス作用にすぐれた「板藍茶(ばんらんちゃ)」なども提供する。

【店舗概要】
■住所:東京都中央区銀座3-11-7
■電話:03-6264-3412
■開店時間:<LUNCH>11:30~15:00 <DINNER>17:00~24:00(L.O.23:00)
■定休日:日曜
■席数:40席

【AJの試食】良い意味で薬膳のイメージを覆す身体に優しい料理

取材日は、おすすめの2種類の薬膳茶と1種の薬酒、5種類の食事メニューを試食。薬膳茶は効能別に6種類と季節のものを用意し一律1280円(予定)。350mlほどのティーポットで提供する。

1杯目の薬膳茶(左)はホットで。ベースは発酵度数の低い登頂烏龍で、そこにプーアール茶、杜仲葉、霊芝、クマザサ、ドクダミ、朝鮮人参、枸杞子、ハスの葉、陳皮、エゾウコギの葉、クコの葉をブレンド。季節や体質問わず、年間通じて提供するそうだが、クセがなく飲みやすいお茶だ。

季節に合わせたブレンドの薬膳茶(中央)は、乾燥しやすい秋冬に対応する生薬と漢方を使ったお茶。ハト麦茶、烏龍茶がベースで、柿の葉、陳皮、カリン、シソの葉、ハッカ(ミント)、霊芝のブレンド。シソとミントのさわやかな味わい。私はホットを選んだが、常温や冷茶など好みのタイプを選べる。

薬酒(右画像右・画像は試飲用サイズ)は4種の生薬漢方をブレンドしたもの。酒の色はベニバナの色で、ウォッカに生薬・漢方を漬け込んだアルコール度数40度の強い酒なので、緑茶、コカ・コーラなどと割ってカクテルのようにも楽しめる。コーラで割るとラムコークのような味わいで飲みやすい。1階のカウンターに生薬・漢方を漬けた薬酒がずらりと並んでおり、見ているだけでも面白い。

「薬酒は漬けてから半年ほど経つと薬効が出てくる。ストレートだと薬膳の味が楽しめるが度数が高いので、氷や水で割って飲むのもおすすめ。無色透明でクセがなく、味や薬効、色あいをきちんと感じられるウォッカをベースに使っているが、今後はテキーラやウイスキー、ジンなど生薬・漢方とぴったりと合うフレーバーの酒の種類を見つけていきたいと考えている」(三上隼平氏)

○パワーサラダ(890円)

旬の野菜、薬膳の前菜を取り入れたサラダ仕立て。ビタミン、たんぱく質などの栄養素が一皿で摂れる。中医学の基本「赤・黄・白・青・黒」の五色に基づいた、5種類のドレッシングから好みのものを選べる。はクコの実、黄色はマスタードドレッシング、白がゆり根、青(緑)がジンジャーハーブ、黒が黒オリーブ。味はフレンチドレッシングに寄っていて、効能よりも味を楽しむためとのことで、好みのものを選んで。

○よだれ鶏(780円)

低温調理で仕上げた鶏肉に、生薬とスパイスが入った自家製のラー油でいただく。自家製ラー油は辛味がきつくなく「食べるラー油」のような味わい。しっとりとやわらかな食感の鶏肉と香ばしいラー油の組み合わせは◎。

〇しんのう風サムゲタン(1780円)

サムゲタンは韓国料理だが、オリジナルにアレンジして洋風な盛り付けに。通常のサムゲタンはもち米と一緒に炊くが、しんのうではおこげで提供。

さっぱりとした味付けでスープもおいしく、滋味深く身体に優しい味わい。おこげをスープに浸けてしっとりと食べたり、さくさく状態で鶏肉や野菜と一緒に食べたりと、さまざまな楽しみ方ができる。

○薬膳キーマカレー(1100円)

豚ひき肉、玉ねぎ、にんじんに約25種類の生薬とスパイスを加えたオリジナルキーマカレー。一口食べると口の中に甘味が広がるが、砂糖は不使用で、カンゾウ(リコリス)という漢方を使って甘味を出している。甘味を感じたあと鼻からスパイシーな香りが抜けていき、辛いものが苦手でもおいしくいただける。

○パン・デ・薬膳(580円)

フランスの伝統菓子「パン・デピス」を、季節に合わせた生薬やスパイスを使って薬膳仕立てにしたパウンドケーキ。今の時季はシナモン、ジンジャー、ナツメグ、カルダモンが入っており、香ばしさとしっかりとした食感、甘さ控えめの味で食べ飽きない。生薬やスパイスは季節に合わせて変えていくとのこと。

薬膳料理、薬酒含めて、生薬・漢方の独特の香りや苦みなどは全く感じず、良い意味で薬膳のイメージを覆す身体に優しい料理という印象。薬酒の種類も豊富なので、呑兵衛や食事やお酒に気を遣っている中高年にとっても、罪悪感が少なめで楽しめるかもしれない。

文/阿部純子

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年5月13日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDライティングボード」! 特集は「超進化形スポーツギア」、「コストコ&業務スーパー完全攻略」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。