
街の住みここち&住みたいランキング2020<群馬県版>
温泉王国として知られ、多くの観光スポットがある「群馬県」で最も愛されている街はどこなのか? 今回は大東建託が発表した「街の住みここち&住みたいランキング2020<群馬県版>」 を見ていきたい。
住みここち1位に高崎市がランクイン
トップには県庁所在地の前橋市を抑え高崎市が、2位には昨年トップの吉岡町がランクインしていることが注目される。
前橋市周辺、埼玉県北部の隣接エリアが高評価
前橋市周辺の吉岡町や高崎市、埼玉県北部に隣接する玉村町や太田市の評価が高くなっている。
※居住地域の満足度について、大変満足:2/満足:1/どちらでもない:0/不満:-1/大変不満:-2という選択肢の平均値でランキングを算出。総回答者数は3,970名で50名以上の回答が得られた自治体が対象。昨年順位は昨年調査時点で30名以上の回答が得られた自治体が対象。
いい部屋ネット 住みたい街ランキング2020<群馬県版>
住みたい街は、「高崎市」が1位
高崎市が得票率4.8%と支持を受け、2位は住みここち3位の前橋市がランクインしている。
“現状肯定派”が主流
「住みたい街は特にない」:57.3%、「今住んでいる街に住み続けたい」:21.7%、合計79.0%と高い比率になっている。
※県内のみを集計対象とした順位。昨年順位は県内での順位。昨年(2019年度調査時)は県外も集計対象に含んでいる。
街の住みここち(自治体)ランキング上位の分析 <総合1~3位>
「住みここちに関する54項目の設問」の因子分析から得られた8つの要素をレーダーチャートにすると、その自治体のイメージが把握できる。基準点(下図点線)よりもどの項目が大きく広がっているかで特徴がわかる。
自治体 1 位 (0.66P:偏差値66.9) 高崎市
広大な関東平野の北端に位置している。古くから交通の要衡で商都として栄え、上越・長野新幹線や関越・北関東自動車道など高速交通網の分岐点となっており、東京と日本海を結ぶ拠点都市として発展を続けている。
自治体 2 位 (0.63P:偏差値64.3) 北群馬郡吉岡町
県のほぼ中央に位置し、榛名山の南東の山麓から利根川にかけて広がる町。近年、上毛大橋や吉岡バイパスなどの幹線道路網が整備されたことで、交通利便性が向上し、大型店舗の進出や人口増加が続いている。
自治体 3 位 (0.62P:偏差値63.6) 前橋市
県の中南部に位置する県庁所在地。国道や県道などのバイパスが多い都市として知られており、自動車の保有率は全国1位。公共交通機関の利用は比較的少ないものの、電車での移動も容易で交通利便性は高いエリアだ。
調査概要
調査方法
マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者
群馬県居住の20歳以上の男女、2019年度・2020年度累計3,970名の回答を「住みここち」として集計し、2020年度回答者2,115名の回答を「住みたい街」として集計。
[男女比]男性47.4%: 女性52.6%
[未既婚]未婚33.2%: 既婚66.8%
[子ども]なし 39.0%: あり 61.0%
[世代比]20歳代14.1%、30歳代24.8%、40歳代27.1%、50歳代19.5%、60歳以上14.5%
調査期間
2020年3月17日(火)~4月3日(金) :2020年度調査
調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(所長)、調査票配布回収:マクロミル
回答方法
住みここちランキングは現在居住している街についての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:2 満足:1 どちらでもない:0 不満:-1 大変不満:-2)」の平均値を集計して作成。住みたい街ランキングは、フリーワード・サジェスト(入力された単語をもとに複数の候補を表示する)方式の回答をもとに投票数でランキング。
構成/ino.