生産性の高いテレワーク環境の構築には、様々な作業を快適にこなせるPCが不可欠。数あるPCの中でも特におすすめなのは、これらの2タイプ。ひとつは作業に合わせて形態を変更できるタブレット。もうひとつはあらゆるタスクを高速に処理するノートPCだ。それぞれの詳細をチェックしていこう。
PCの2大トレンドを注目モデルでチェック!
ライター 平澤康寿さん
買い換えるならTiger Lake搭載機だと考えていたところ、Ryzen採用の魅力的な製品が続出。やはり健全な競争は大事だと実感中。
幅広い処理を超高速に行なう新世代CPU〝Tiger Lake〟
新機軸PCの登場だけでなく、PC向けCPUも着実に進化している。インテルがリリースした〝Tiger Lake〟こと、第11世代Coreプロセッサーもそのひとつ。
Tiger Lakeでは従来のCPUから様々な強化を実現している。中でもグラフィックス機能はエントリー向けのゲーミング用ビデオカードに匹敵するほど大きく進化。ゲームに弱いというイメージを一新している。また、電力効率が高められたことで、性能とバッテリー駆動時間の強化にも成功。PCIe 4.0やThunderbolt 4などの最新インターフェイスや、Wi-Fi 6にも対応するなど、システム全体の性能強化に貢献する設計になっている。
すでに多くのメーカーが搭載PCのリリースを始めているが、従来のCPUのような供給不足も改善され、国内各社もTiger Lake搭載製品を続々発表。今後もラインアップの拡充が期待できそうだ。
〈BestBuy!Point〉大画面&高性能で軽々持ち運び可能。頼りになる1台
MSI『Prestige 15』オープン価格(実勢価格約26万5000円)
クリエイター向けの高性能モデル。15.6型4K液晶を搭載しながら、16.9mmの薄さと1.69kgの軽さを実現。また、優れた冷却機構でCPUやGPUの性能を最大限引き出せる。CPU以外のスペックも充実するなど完成度は高い。W356.8×H16.9×D233.7mm。
15.6型の大画面で細かな作業も快適
Adobe RGB相当の高品質4K液晶
インターフェイスなどもメインマシンとして十分!
タッチパッドに指紋認証センサーを備え、セキュリティーと利便性を両立。Thunderbolt 4などのインターフェイスも充実している。
【Review】
外部GPUに「GeForce GTX 1650Ti Max-Q」を搭載していることもあるが、Photoshopでの写真編集作業など高負荷のアプリも快適に利用できた。これは処理能力の高いTiger Lake搭載によるところも大きいと感じる。それでいて十分軽快に持ち歩ける薄型軽量ボディーなので、高性能なPCを軽快に持ち運びたい人にとってTiger Lake搭載PCは魅力的な選択肢だろう。
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