
意外と美味い!?蚕(カイコ)を原料に使用した「シルクソーセージ」
口に含むとジューシーな肉汁とともに、蚕の旨みがじんわり広がる…。
「蚕の蛹(さなぎ)」は、ナッツのような香ばしさや、豆のような甘みを持ち、どこか懐かしい滋味深さが特徴だ。ANTCICADAと.commが共同開発した「シルクソーセージ」は蚕の蛹の唯一無二の味わいを活かしつつ、濃厚な生クリームや卵白を贅沢に使用することで、シルクのようにきめ細やかな食感のソーセージに仕上げた。
ANTCICADAは、昆虫食の魅力を伝える活動をしている。昆虫食は、近年、栄養価の高さや持続可能性の高さを中心に、世界的な注目が集まっている。そして何より、豊かな個性や滋味深い風味など、食材としての魅力に溢れているのだ。
特に、食材としての「蚕」には大きな可能性を感じているという。
蚕が繭を作る光景。山梨県アシザワ養蚕にて
実際これまでも、レストランでの蚕の蛹を使った料理の提供や、「カイコの佃煮」や「蚕沙タピオカミルクティー」(いずれもANTCICADAオンラインショップで販売中)等の商品を開発・販売を続けてきた。つい先日も、蚕沙(蚕の糞)を原材料に使用した蒸留酒をリリースしたところだ。
「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」リリース後、即完売となった。蚕は、繭が絹(シルク)の素材となることから重宝され、古くから人間と密接に関わりを持ってきた虫だった。そしてまた、養蚕業は、日本の近代化を支えた一大産業でもある。
しかし近年では、担い手が激減。一時は数百万軒あったと言われる養蚕農家も、現在は全国で250軒ほど。そして、養蚕農家さんも新しいあり方を模索している状況だ。
また今回、「ソーセージで世界を熱狂させる」ことを目指し、様々なソーセージを製造している「.comm」さんと出会い、素材の特徴を引き出す技術や探究心、何事にも果敢に挑戦する姿勢に共感し商品開発に至ったという。
シルクソーセージ
内容量・価格:1,080円 / 1パック(5個入り、150g)※税込
販売場所:ANTCICADAオンラインショップ (https://antcicada.shop)
ANTCICADA店舗 毎週日曜11:00~21:00(コオロギラーメン営業にて提供予定。)
.comm店舗(https://dot-comm.info/shop)
構成/ino.
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