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覚えておきたい上手な「日常備蓄」の方法と防災士おすすめの備蓄品

2020.11.25

11月19日は「備蓄の日」だったって知ってた?東京都が「日常備蓄」を呼びかけているが、そもそも日常備蓄とは何か、日常備蓄とはどのように行えばよいのか。防災の専門家である防災士おすすめの備蓄品も紹介する。

日常備蓄とは

(画像はイメージ)

日常備蓄とは、「首都直下地震等の大規模災害に備え、普段使っている食べ物や日用品を常に少し多めに備えること」

平成24年4月の東京都防災会議報告書の首都直下地震等による東京の被害想定によると、首都直下地震等の大規模災害が発生すると、電気・ガス・水道・下水道などのライフラインが使えなくなる恐れがあるという。

ライフライン回復させるのに要する目標日数は、それぞれ電力7日、通信14日、上下水道30日、都市ガス60日。

道路もがれきでふさがるなど、しばらくは流通も機能しない恐れもある。

自宅で無事だった場合、当面こうした環境で自宅に留まって数日間を過ごすことになることが想定されるという。

そのときに備えて、備蓄しておくのが日常備蓄だ。

「少し多く買う→食べる・使う→減った分を買う→食べる使う」というサイクルを回しながら備蓄を行っていく。

主な備蓄品目

(画像はイメージ)

日常備蓄を始める際には、家族構成も考えながら、それぞれの家庭で必要なものを洗い出す。まずは3日分を目標に備えるのが推奨されている。具体的に何を備蓄すればよいのか。東京都の資料から「夫婦と乳幼児、高齢女性1人の4人家族の例の主な備蓄品目」の例を一部抜粋して紹介する。

【日常使い(常にキープしておく分)】

●食品等

・水:1人1日3リットル
・無洗米:5キロ
・レトルトご飯:6個
・乾麺:1パック
・即席麺:3個
・缶詰(主菜)さばのみそ煮、野菜等:各6缶
・缶詰(果物等):1缶
・レトルト食品:9パック
・野菜ジュース:9本
・飲料(500ml):6本
・チーズ、かまぼこ等:各1パック
・菓子類:3個
・栄養補助食品:3箱
・健康飲料粉末:1袋
・調味料:各1式

●生活用品

・大型ビニール袋・ごみ袋:各1パック(30枚)
・ビニール袋:1袋
・救急箱:1箱
・ラップ:1本
・ティッシュペーパー:1パック(5個)
・トイレットペーパー:1パック(12ロール)
・ウェットティッシュ:1パック(除菌100枚)
・使い捨てコンタクトレンズ:1箱(1か月分)
・使い捨てカイロ:1袋(10個)
・点火棒:1個
・常備薬(市販薬)2~3種類:各1箱

(女性、乳幼児、高齢者向けの物品はここでは省略)

【災害に備えて準備し、定期的に使用確認などを行うもの】

・カセットコンロ:1個
・カセットガスボンベ:2セット(6本)
・携帯電話の予備バッテリー:3個(個数分)
・簡易トイレ:1人1日5回分程度
・懐中電灯:2個
・乾電池:必要分
・充電式等のラジオ:1個
・使い捨て手袋:1箱(100枚)

これらを備えておき、災害発生後の1~3日目は冷蔵庫や冷凍庫の食材から活用していく。傷みやすいものから食べていき、4~7日目には缶詰やレトルト食品を活用する。

防災士が勧める日常備蓄に備えておくべき品

日常備蓄で備えるものは複数あるため、何から始めれば良いか、実際、何が被災時に重宝するのか不明なところもある。そこで防災士、防災備蓄収納1級プランナーのみぞてんさんにおすすめの日常備蓄品目を挙げてもらった。

【取材協力】
みぞてんさん
整理収納アドバイザー・防災士・防災備蓄収納1級プランナー(R)・家庭用備蓄推進活動DAILY STOCK ACTIONRアンバサダー。充実した防災備蓄と美しさを両立させる部屋づくりを得意とする。
https://ameblo.jp/kaeru3room/
https://www.instagram.com/mizo10mizo10/

1.ブリックパック(紙パック)入りの砂糖不使用 野菜ジュース(1箱)

「砂糖不使用の野菜ジュースは、水分補給と栄養の補助になるほか、調理にも活用できる万能食品です。例えば、もち麦やショートパスタと共に煮こみ、塩コショウ・コンソメで味を整えるなど。被災時のパッククッキングにも活用しやすいです。パッククッキングとは、食材を耐熱ポリ袋に入れて加熱する調理法のことです。材料と野菜ジュースを入れてボイルします」

2.パスタソース

「パスタソースは、パスタ以外のメニューにも調味料として活用できるため、被災時の食生活に味のバリエーションを増やすことができるので、食欲増進に役立ちます。野菜ジュースとパスタソースは在宅勤務中のランチにも利用可能なので、日常備蓄に向いています」

3.古新聞紙(30日分)

「古新聞紙は30日分ほど用意するのをおすすめします。ごみの処理に使えるほか、暖を取る、こぼれた水の吸い取りなどにも使えて便利です」

4.ゴミ袋(100枚)

「被災後はゴミが非常に増えます。さらに非常用トイレの処理や雨を防ぐためなど用途は多岐に渡るため、多めに備えておきましょう」

日常備蓄にプラスしてやっておきたい防災対策

(画像はイメージ)

日常備蓄に加えて、さらにやっておくと良いプラスアルファの防災対策もぜひ知っておこう。みぞてんさんは次の4つを挙げる。

1. 床にモノを置かない

「できるだけ床に置くモノを減らしておきましょう。怪我の原因になります」

2. 耐震ジェルによる電子機器類の固定

「耐震ジェルとは耐震マットとも呼ばれるもので、冷蔵庫やテレビ、パソコンやディスプレイなどや、家具類の裏に貼り、転倒を防止するものです。接着剤を使っておらず、はがしやすく、はがしてもべたつかないタイプがおすすめです」

3. 自宅や職場の避難口・避難経路の把握

「避難口や避難経路は日頃から把握しておくと、発災時の混乱を軽減します」

4. 災害発生直後に職場に留まるのを想定し、自身で備える

「自宅だけでなく、会社など職場でも備えておくのをおすすめします。大規模災害の発生直後の混乱を抑制するため、官民が一体となって『一斉帰宅抑制』の取り組みが始まっています。発災後、一時的に職場にとどまることも想定し、自身で水・食料・非常用トイレを備えておきましょう」

日常備蓄は、普段、食べるものや使うものを少し多めに備えるもの。賢く備えて大規模災害時には準備万端の状態で迎えられるようにしたい。

【参考】東京都「都民の備蓄推進プロジェクト」

取材・文/石原亜香利

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