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圧巻のラインナップ!山形緞通のじゅうたんの魅力が堪能できるショールームが東京・東神田にオープン

2020.11.17

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

東神田の文化発信拠点「アガタ竹澤ビル」内にオープン

1935年創業の老舗じゅうたんメーカー「オリエンタルカーペット」は、日本で唯一、じゅうたんの糸づくりから染め、織り、アフターケアまで職人による一貫生産を手掛けている。同社が2013年に個人向け自社ブランドとして立ち上げたのが「山形緞通」で、@DIMEでは3年前に山形県山辺町を訪れ、人の手で丁寧に作り上げられる、ものづくりの現場を取材した。

山形緞通は初となる東京ショールームを今年10月にオープンした。レトロなビルの中に感度の高い雑貨店、飲食店が入居する東神田の文化発信拠点「アガタ竹澤ビル」の1階と地下1階で、長年モダンアートの展示活動を行ってきた「TARO NASU Gallery」跡地を引き継いだ。ギャラリーのような空間に山形緞通の全ラインナップが展示され、実際に触れて、感触や色合いを確かめることができる。

「部屋に敷くことをイメージしていただきたいと、ステージ状の展示スペースを作りました。今後はじゅうたんやソファを置いて、部屋をイメージしながら体験できる空間を作っていきたいと考えています。山形つながりで天童木工さんや、同じエリアにあるマルニ木工さんなどにご協力をいただき、コーディネートを実現できればうれしいですね」
(オリエンタルカーペット 東京支店長 後藤大輔さん)

商品によって色や風合いなどさまざまで、毛足の長さや感触もかなり異なる。コンパクトにまとめられた商品見本で、複数の商品の色や肌触りを比較することもできるのもショールームならではの強みだ。また、展示されている商品にはサイズと共に価格も表示。値の張る商品でもあり購入者としては値段が一番気になるが、面と向かって尋ねにくいことでもあるので、価格表示はうれしい配慮だ。

山形緞通は山形の工房内に染色場があり、常時2万色のストックを誇る。1階には糸を試験染めした色見本や商品見本がストックされており、色の豊富さには圧巻。ショールームではオーダーメイドやメンテナンスなどのさまざまな相談にも応じる。

現在は新型コロナ感染症対策により、来場の際はメールまたは電話による事前予約制となっている。予約なしでも来場可能だが、予約客を優先しているため、待たされる可能性もあるのでご注意を。詳細は山形緞通の公式サイトを参照のこと。

無地の美しさを表現した新コレクション「MANYO」

東京ショールームのオープンと同時に、新コレクションの「MANYO」の発売を開始した。

「MANYO」は、上質な羊毛を撚り、高度な織り、マーセライズ加工を経て仕上げられた、半世紀以上前に作られた無地の手織りじゅうたんを、現代の生活に寄り添ったものに再構築すべく開発をスタート。「手刺し」の工法と新技術「糸マーセライズ」を生かして、東京ショールームの内装設計も手掛けた、トラフ建築設計事務所と共同で開発を行った。

カラーは全12色で、「万葉集」に詠まれた伝統色に着想を得て十二の歌と色を抽出。無地の美しさを表現したじゅうたんコレクションとなっている。

マーセライズとは、アルカリ溶液で洗うエイジング加工を施すことで、新品のじゅうたんを長年使い込んだやわらかな風合いに見せる技術。色調が変わり、羊毛が絹のようななめらかな肌触りになる。ただし、マーセライズ加工は製品を広い浴槽のような場所で液剤に浸けるため、水分を含むと非常に重くなり、コストも手間もかかることが難点だった。

コストダウンもかねて、糸の段階でマーセライズ加工をする「糸マーセライズ」を、山形県の工業技術センターと共同開発し5年かけて製品化。MANYOは糸マーセライズ技術を実用化した初の製品で、MANYOに触れるとやわらかさ、なめらかさが全然違うことが実感できる。

「従来も無地の商品はありましたが、どちらかというと今までの山形緞通はデザイナーとのコラボによる個性的なデザインが主でした。ハウスメーカーやインテリアコーディネーターからの“日常に合わせやすい商品を”という声を反映して、現代の生活に寄り添った無地のMANYOを発表しました。どちらかを主軸にというのではなく、お客様の広いニーズに対応できる展開にしたいと考えています。MANYOをきっかけに、マーセライズ加工していない無地、毛足の長い無地などにも注目していただければ、お客様の選択肢の幅も広がると思います」(後藤さん)

カラーは、MASHIRO(ましろ)、FUJI(ふじ)、MOMICHI(もみち)、SHIROKANE(しろかね)、AJISAI(あじさい)、YAMAAI(やまあい)、HANEZU(はねず)、AKANE(あかね)、KURI(くり)、KAKITSUBATA(かきつばた)、MURASAKI(むらさき)、YORU(よる)の全12色。

MANYO公式サイトでは、各色の出典となった歌とともに、トラフ建築設計事務所による建築家目線からのスタイリング提案をしている。Sサイズ(140×200cm) 27万200円(税別以下同)、Mサイズ(200×200cm) 38万6000円、Lサイズ(250×200cm)48万2500円。要望に応じてサイズ、形を自由に指定できるオーダーメイド(9万6500円/㎡~)にも対応する。

【AJの読み】アートや食などカルチャーで注目の東神田エリアに誕生

山形緞通 東京ショールームが入っている「アガタ竹澤ビル」の並びには、山形県の食材を使ったカフェ兼定食の「フクモリ 馬喰町店」がある。山形つながりの立地だが、この場所に出店したのは偶然だったそうで不思議な縁を感じる。

アガタ竹澤ビル」もminä perhonenのショップやカフェ、アートギャラリーや雑貨店などが入っている通好みのスポット。また、トレンド探検隊でも何度か紹介してきた、タコスダイナー「北出食堂」もすぐ近くにある。

雑貨店やカフェ、インテリアショップなどが集まり「東京のブルックリン」として知られるようになった蔵前のように、新しいカルチャーが集まるエリアとして注目される東神田。東神田散策の際に立ち寄りたいスポットとして、山形緞通が新たに加わった。

文/阿部純子

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