
休暇を過ごしながら仕事をする「ワーケーション」という働き方。コロナ禍に伴うリモートワークの浸透、さらには、「Go To トラベル キャンペーン」で注目を集めるが、実際のところ、どれくらいのテレワーカーがワーケーションを経験しているのだろうか?
そんなテレワークとワーケーションに関する意識調査がこのほど、株式会社INFORICHにより、テレワーク実施者1000名を対象にして行われた。
ワーケーション実施経験者は5%にとどまる!
調査の結果、テレワーク実施者の93%が「自宅(屋内)」でテレワークを実施していると回答。「自宅(屋内)」におけるテレワークには「リフレッシュ/気分転換しづらい環境である」ことに課題を感じている人が多いことがわかった。
あなたが現在テレワークを実践している場所はどこですか?※複数回答可(n=1000)
「自宅(室内)」でのテレワークにて課題と感じる点はなんですか?※複数回答可(n=927)
また、ワーケーションを「興味はあるが実施はできていない」と62%が回答した。
興味がある理由として、7割近く(67%)の人が「気分転換になりそう」と回答。「リフレッシュしづらい」という現状のテレワークの課題への解決策として、ワーケーションが関心を集めていることがわかった。
政府支援の休暇(vacation)を兼ねて滞在して仕事(work)をするワーケーションを実施したことがありますか?(n=1000)
ワーケーションに興味がある理由はなんですか?※複数回答可(n=615)
※対象:Q4で「やってみたいと感じるがまだ実施できていない」「興味はあるが現実的に難しいと感じる」と回答した人
一方で、ワーケーションの実施経験者は全体の5%にとどまった。実施できない理由として最も多いのは「お金がかかる」、次いで「旅行に行くなら休みたい」「仕事と休暇のメリハリをつけたい」「会社の仕組み上、実施が難しい」など、興味があっても実施するにはハードルが高いと感じられていることが多いようだ。
ワーケーションを実施できていない理由はなんですか?※複数回答可(n=615)
※対象:Q4で「やってみたいと感じるがまだ実施できていない」「興味はあるが現実的に難しいと感じる」と回答した人
さらに、「テラスや公園など、開かれた空間(屋外)で働くことがリフレッシュになると思う」と回答した人が65%と、テレワーク実施者が、ワーケーションだけではなく日常のテレワークの中でも“開放的な空間でのリフレッシュ”を求めていることがわかった。
たまにはテラスや公園など、開かれた空間(屋外)で働くことでリフレッシュになると思いますか?(n=1000)
<調査概要>
・調査タイトル:「テレワークとワーケーションに関する意識調査」
・調査対象:全国の20~40代男女・テレワーク週1回以上実施者1000名(エッセンシャルワーカー除く)
・調査時期:2020年10月初旬
・調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社INFORICH
構成/こじへい
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