Smart119
[主な事業]千葉大学発。医療現場における救急患者の情報共有AI予測アルゴリズム、災害/救急医療支援個人向け救急情報提供アプリなどを企画・開発する。
[設立]2018年5月
[社員数]11人
流動的で過酷な救急医療現場で求められる医師や救急隊との連携をシームレスに行なうためには、一元化した情報共有プラットフォームが必要だ。
「慌てて119番する患者からの情報を正確に解析し、正しい医療機関へ素早く搬送するための機能に力を入れました。音声認識により症状をデータ化し、救急の指令センター、救急隊、医師と情報を連携し、予測アルゴリズムが支援することで合理的な医療対応が可能となります。必要な機能は私の救命医としての臨床経験をもとに設計しました」(同社代表・中田千葉大学教授)
コロナ禍により対面での初期対応が難しくなる中、個人が利用できる医療アプリを提供するなどひっ迫する医療現場への切り札として活躍が期待されている。
数珠つなぎ(アナログリレー)で伝達される救急医療の情報を一元化し、リアルタイムで共有。情報入力を迅速化するために音声認識を利用するなどUIにも工夫を凝らす。
取材・文/編集部
※掲載している情報は10月1日時点のものです。
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