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『M42ヘリコイドシステム』で引き伸ばし用レンズが復活(2013.08.14)

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【ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所】『M42ヘリコイドシステム』で引き伸ばし用レンズが復活!

日本の夏、工作の夏がやって来た。小学校時代に夏休みと言えば工作だけは真剣に取り組んでいたので、今でも夏になると何か工作がしたくなる。「PCAudioLab」ではバックローディングホーン型スピーカーBOXとUSB/DACのキットを製作する予定だが、デジカメで自作はなかなか難しい。そこで今回はBORG『M42ヘリコイドシステム』を使ってヘリコイドのないレンズでの撮影を試みることにした。ヘリコイドとは、ピントを合わせるための仕組みで鏡胴をグルグル回すと筒の全長が長くなったり、短くなったりするものだ。レンズのピント合わせには通常、ヘリコイドが不可欠だが、フィルムの引き伸ばしに使う引き伸ばし機用のレンズはベローズ(蛇腹)を使ってピントを合わせるため、ヘリコイドがない。同様の理由で蛇腹式の銀塩写真機や4×5版カメラ用のレンズにもヘリコイドが付いていない。つまりこれらのレンズは単体で存在しても使い道がないのだ。ということで中古市場に出回る場合、非常に安価なことが多い。私は先日、中野フジヤカメラのジャンクコーナーで、名器の誉れ高いNikon 『EL-NIKKOR 50mm F2.8』を980円でゲットした。さらに銀座レモン社では、『E-LUCKY 38mm F4.0』が400円、『FUJINAR-E 7.5cm F4.5』が1200円だった。構造がシンプルなので素人がみてもジャンクかどうかは簡単に分かる。まずレンズにくもり、キズ、カビなどがあるかどうか? 絞りリングを回すと絞りが正常に動くかどうか。この2点がOKなら撮影に使えるはずだ。この勢いで引き伸ばし用レンズを集めれば瞬く間にノーヘリコイドレンズコレクションが出来上がりそうだ。

さて、問題はここからである。ピントを合わせるためにはヘリコイドが必要になる。さらにヘリコイドをカメラボディに取り付けるためのマウントアダプターと、39mmスクリューマウントの引き伸ばし用レンズを取り付けるリングアダプターも必要だ。この面倒なシステムを丸ごと作っているのがBORG(トミーテック)という主に天体観測用レンズシステムを製作しているメーカーである。ちょっと面倒なのは同社のシステムはM49.8を基準とするため、これを調整するための変換アダプターが介在することだ。つまり、引き伸ばし用レンズ/L39→M42変換アダプター/M42ヘリコイド/M42→M49.8変換アダプター/各社マウントアダプターとなる。この方法で近接から無限遠までピントが来るのだ。一度、組み上げてしまえば、レンズの扱いは簡単で通常のマニュアルフォーカスレンズとして使える。同社のマウントアダプターを使えば11種類のカメラで使えるという。今回はM42ヘリコイドシステムに加えてマイクロフォーサーズのPanasonic『LUMIX G3』とNikon『Nikon1 V1』のマウントアダプターをお借りして撮影に望んだ。

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