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コロナ後もオンラインイベントはどこまで定着するのか?

2020.11.03

約7割が「コロナ後」もオンラインイベントを開催

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年4月7日に緊急事態宣言が発令されるなど、人が集まる「イベント」の開催が難しくなっている。

2011年にサービスを開始したPeatixも、一時は35%のイベントがキャンセルされ、主催者、参加者双方の問い合わせが相次いだという。

一方で、この状況を打開すべく、早くからオンライン上での開催に切り替えた主催者も数多く、オンラインイベントは「ニューノーマル」時代の新しいイベント文化として広がりを見せている。

そこでPeatixは6万件のイベントデータと2,000人のアンケートを分析した調査結果を公開した。調査発表より一部抜粋して紹介しよう。

開催キャンセル率が一時60~70%程度に

リアルイベントの開催キャンセルが増加したのは2月17日頃でした。イベント主催者に与えた心理的影響として大きなもののうち、最初のきっかけは2月17日「東京マラソン」の一般枠中止発表でした。2月26日には、政府よりイベントの自粛要請が発表された。この段階で、公開中のイベントの35%が中止となった。

この35%は、「既にイベントページが公開されたイベント」を対象にしたものだ。イベントページは公開状態のまま参加予定者個別に連絡して中止を伝えたケースも多く、また、イベント「ページ公開前」に、延期や中止を決定したイベントもありました。Peatixの昨年のイベント開催数から類推すると、実際のイベント開催キャンセル率は60~70%程度と考えられる

緊急事態宣言でオンラインイベントに舵

2月26日の政府による発表に「この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要」という表現があり、イベント主催者は開催の延期や中止を決めかねていた状況であったことがデータから読み取れる。続く3月10日の発表では「急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」という表現とともに、「今後概ね10日間程度はこれまでの取組を継続」との要請があった。

この頃から、オンラインイベントの公開数が増え始め、大きく伸びるのは4月6日の「緊急事態宣言(7都府県)」発表後。その後、オンラインイベントは増え始め、6月17日現在では約80%がオンラインイベントとなる。

首都圏ユーザーを集客する地方イベント

Peatixのイベントは元々首都圏や近畿エリアに多い一方、オンラインイベントについては、検索やレコメンデーションなどにおいて、エリアは関係なく扱われる。その結果、地方から開催されるオンラインイベントが、多くの首都圏・近畿エリアユーザーを獲得していることがわかった。

これは、首都圏・近畿エリアのユーザーが多いPeatixの特徴が強く現れたことが大きな要因だが、地域で開催されるイベントの主催者は、首都圏や近畿エリアなどのユーザーにアピールするチャンスと言えるだろう。

一方で、全体的に同一エリアの参加者が多い傾向があるものの、地域性の強いコミュニティなどにとって、同一エリアの参加者を集めることが難しいことも示唆している。

(それぞれのエリアで開催されたオンラインイベントに対し、参加者のエリアの割合を表している)

オンラインでも有料維持は約半数、無料化は約1割

アンケートでは、「以前に開催していたイベントは、有料・無料どちらですか?」と「これから主催する予定のオンラインイベントは、有料・無料どちらですか?」という質問をした。それらをクロス集計したのが下記の表だ。

過去に有料イベントを主催した人のうち、オンラインイベントでも有料にする、と答えたのは54.4%、と約半分でした。「無料」は12.3%と少ない一方、「どちらも」が33.3%となった。一方、無料イベントの主催者が、オンラインで「有料」に踏み切るケースも7.9%あり、オンラインイベントでのマネタイズについて、主催者の試行錯誤が伺える。

有料オンラインイベントの満足度は約9割

イベント参加者に有料イベントの参加経験を質問したところ、参加経験があるのは65.4%となった。その理由として、「学びになる」「好きな登壇者・出演者だから」が6割を超えている。満足度について、「とても満足」「やや満足」が約9割と、オンラインであっても高い満足度であることが分かった。

約7割が「コロナ後」もオンラインイベントを開催

今後、リアルイベントが以前と同じように開催可能となった場合の、オンラインイベントの開催意向についても質問した。「リアルイベントのみ開催」と答えたのは5.8%にとどまり、「それぞれ開催」は71%、「リアルイベントをオンライン中継」は17.9%となり、オンラインイベントがひとつの文化として定着する可能性を示している。

イベントデータ
イベント数:63,645 (日本国内のイベントのみが対象)
ユーザー数:621,664

アンケート
主催者アンケート:有効回答数 455
参加者アンケート:有効回答数 1,534
(それぞれイベント参加者、主催者を対象に、ランダムに配信先を抽出、メールにて依頼)

構成/ino.

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