人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

スマホでAI肌分析、顔パーツの特徴分析、バーチャル体験、ここまで進化した化粧品のデジタルカウンセリングサービス

2020.10.28

コロナ禍で、化粧品のタッチアップや対面カウンセリングの自粛を余儀なくされる一方、デジタル方面では活況だ。大手各社はコロナ以前からオンライン化、デジタル化に取り組んでいたため、コロナで自粛の最中でも、デジタルカウンセリングやオンライン相談などは機能していた。中でもデジタルカウンセリングは、近年、注目を集めているサービスで、その技術の進歩もすごい。

今回はカネボウ化粧品「コフレドール」のデジタルカウンセリングサービスからその具体的な進化に迫る。

化粧品メーカーのデジタルカウンセリング

近年、大手化粧品メーカーはこぞってデジタルに乗り出している。

最先端の技術で、自分のスキンケアやメイクアイテム、やり方などがわかるデジタルカウンセリングの進化はめまぐるしい。

例えば花王はSOFINA iPというスキンケアブランドにおいて、2019年9月から「肌id」というパーソナルスキンケアサービスを提供開始。スマートフォンのカメラで撮影した自身の顔から、シミ・シワ・キメ・くまのスコアをチェックできるAIによる肌解析が可能。セルフカウンセリングでも本格的にチェックできるのが特徴だ。

花王「肌id」

直近では資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ」が、伊勢丹新宿店で、2020年10月7日から2カ月間限定でバーチャルオンラインカウンセリングを実施。パーフェクト株式会社のARメイク機能を使用し、オンライン上で自身の顔にリップやチーク、ファンデーション、アイシャドー等のメイクアップ商品の色味をリアルタイムで確認できる。

資生堂バーチャルオンラインカウンセリング

そして、カネボウ化粧品のコスメブランド「コフレドール(COFFRET D'OR)」は、デジタルカウンセリングサービス「COFFmi(コフミ)」を2020年9月17日(木)にローンチした。

ユーザーは、オンライン上で手軽に肌分析をしたり、AIによる肌解析で、おすすめのメイクアイテムを教えてもらえる。

コフレドールの「COFFmi」は2年前から開発

コフレドール「COFFmi」

コフレドールのCOFFmiは、どんな背景から開発されたものなのか。

カネボウのリージョナルブランドグループ コフレドール マーケティング担当の河野かおりさんによると、COFFmiは2年前から開発を開始していたという。

「COFFmiは、時間や距離の制約で店舗に足を運べずカウンセリングが十分に受けられないといったお客さまにも、24時間365日、美のサポートをしたいという社内のコフレドールメンバーの想いから、2年前に開発を開始しました。

また現在店頭では、衛生面への対応として、ビューティカウンセラーによるタッチアップ自粛や、テスターを設置できない売場がある中、お客さまからは『カウンセリングを受けたい』『化粧品を試したい』というお声が増えています。このような状況の中でも、COFFmiを活用していただくことで、お客さまにぴったりのメイクアイテムやカラーをご提案することができます。コフレドールとお客さまをつなぐ専属のデジタルビューティパートナーとして、また、新しい生活様式の中においても、お客さまにもっとメイクを楽しんでいただければと考えています」

「YouCam メイク」の機能を初採用

COFFmiは、他のメーカーのデジタルカウンセリングと比べて、どのような違いがあるのか。

世界的に有名な、最先端のAI・AR技術を搭載したパーフェクト社のバーチャルメイクアプリ「YouCam メイク」の機能を搭載しているサービスは、日本国内にもすでにある。そんな中、COFFmiはそのYouCam メイクの機能をいくつか初採用しているという。

「COFFmiの主機能である『COFFmi CHECKER』は、パーフェクト社のYouCam メイク機能『AI フェースアトリビュート』をコフレドールが世界で初めて採用したものです。以前までは、ユーザーの顔の色味をベースとした分析を行う機能のみだったところが、この機能を搭載することにより、ユーザーの顔の各パーツの特徴を分析できるようになりました。

この『AI フェースアトリビュート』と、カネボウ化粧品が持つ美容理論に基づいた一人一人の目・口・顔の形に合わせたアイテム提案を掛け合わせることで、より細分化した商品の提案や、メイクパターンの提案を消費者一人一人にお届けできるようになりました。これは他サービスにはない機能だと自負しています。

また、YouCam メイクアプリの機能『アドバンス AI 肌チェック』を国内初導入しました。これを導入することにより、水分・油分といった肌状態までも分析ができるようになりました。こういった最新AI機能搭載で、顔写真撮影のみで、ベースメイク・ポイントメイクあわせて約7,000通りのメイクアイテム提案が可能となり、ユーザー一人一人に、より一層、似合うメイク提案ができることが差別化ポイントです」

デジタルカウンセリングの弱みはどう埋めるか

ところで、デジタルカウンセリングには、リアルのカウンセリングと比べると、やや本格的さに欠けるという弱みがある。ちょっと遊び感覚で気軽に楽しむという点はリアルに勝るが、真剣に肌やアイテムの相談をしたいという場合には物足りない感がある。

その点、コフレドールはどのように埋めようと考えているのか。

「コフレドールでは、店頭でのカウンセリングももちろん大切にしており、オフライン・オンラインそれぞれの強みを両立してお客様のニーズにあった接点でカウンセリングを受けていただけるように、サービス構築をしていきたいと考えています。

ただ、新しい生活様式の中では、以前のように店頭に足を運べないというお声も聞いておりますので、『COFFmi CHECKER』はますます精度をあげていきつつ、『人』を介してのカウンセリングをご希望の方には、今後COFFmiというプラットフォームを利用して、弊社の美容担当がオンラインでカウンセリングができるようなサービスを提供していきたいと考えています」

化粧品のデジタルカウンセリングは、今後、コロナに後押しされながら、さらに進化し、ユーザーのニーズに応えるものになっていくだろう。ますます進化するその機能やサービスに期待したい。

【参考】
カネボウ化粧品 コフレドール「COFFmi」
https://www.coffretdor-makeup.jp/coffmi/intro/
花王ソフィーナSOFINA iP「肌id」
https://www.sofinaip-hadaid.com/
資生堂「国内初。オンライン上でメイクが試せるカウンセリング実施。クレ・ド・ポー ボーテ 伊勢丹新宿店」
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002978

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年11月16日(月) 発売

DIME最新号の特別付録は「8.5インチ デジタルメモパッド」!特集は「GoToトラベル完全攻略」「ベストバイ2020」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。