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街中、旅行で徹底検証!使ってわかったニコンのミラーレス一眼「Z 6II」の実力

2020.11.01

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

デュアルプロセッサとデュアルスロットになった!

Nikonのフルサイズミラーレス「Z 7」と「Z 6」のマイナーチェンジモデルが発表された。画像処理エンジンが2基になり、メモリーカードスロットも2基搭載された。これにより、速写性能や動画性能を向上させ、瞳AF、低輝度AFの特性も改善されたという。

今回はハイコスパモデルの「Z 6II」と「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」を借用して宮下公園と群馬へのツーリングで撮影した。

CFexpress(Type B)/XQDカードとSDカードが使えるダブルスロットをZシリーズで初めて搭載

バックアップ記録を選択すると2枚のカードに同じ内容が記録されるため万一のデータ喪失時も安心だ

USB-C端子によるUSB給電にも対応、モバイルバッテリーが使え電池切れの心配もなくなった

液晶モニターはバリアングルではなくチルト式で素早くローアングルが選べる

フォーカスエリアを自由自在に選択できるサブセレクターも継承された、これは便利

作例撮影用に超広角系ズームレンズ「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」を借用した

渋谷MIYASHITA PARKから青山通りを歩く

散歩カメラに欠かせないのは、小型軽量であること。「Z 6II」は「Z6」より30g重くなり、今回借りたレンズと合わせると1190gになる。つまり1kg超のミラーレスシステムだ。まあ、超軽量レンズの「NIKKOR 24-50mm f/4-6.3」を選べば、900gに収まったので一概に重いとは言えないが、フルサイズは軽くないことを再認識した。

撮影開始は11時でまだ曇り空だ。生まれ変わった宮下公園は多層構造になっていて実質公園は屋上部分だけになった。3層までに90店舗が入り、端っこにはホテルまで出来ている。公園ではイベントがおこなわれるらしく、早くも人々が集まっていた。屋上までクルマを上げるエレベーターがあり、移動販売車もあった。エスカレーターの踊り場で4本の線路が見える撮影ポイントを発見。ここは鉄分の多い人が集まってくるに違いない。

表参道から青山通りを歩いているとようやく晴れ間が見えた。「Z 6II」のEVFはヌケがよく歪みがないので気持ちよく撮影できる。「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」も青空のヌケが良く開放から非常にクリアなのである。青空の色も強調されず見たままが写るのがニコンらしい。暗さに強いAFなのでくもり空ぐらいでは全く問題なくサクサクピントが合う。残念ながら猫がいなかったので動物瞳AFの動画は試せなかった。AFもいいのだが、EVFが高精細なのでMFでのピント合わせも楽勝である。一眼レフで言えばピントの山がつかみやすい感じだ。

MIYASHITA PARKの入口は鈍く輝く銀色。1階店舗の暗部がつぶれずに描写された
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/100sec、F8、ISO100

イベント開始直後の屋上。クモ型のタープの白の階調性が豊かだ
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/800sec、F4、ISO100

MIYASHITA PARKの入口は一部、従来の店舗が残され道が細くなっていた
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/200sec、F5.6、ISO100

表参道の歩道橋、絞りF5.6でもフルサイズなら、これだけボケる
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/125sec、F5.6、ISO100

AFが難しそうな被写体。自転車の細いスポークにも素早くピントが合った
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/60sec、F5.6、ISO100

20mm付近でも歪みが少なく周辺光量も落ちない。さすが新設計レンズだ
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/200sec、F5.6、ISO100

広角端14mmも解像度が高く階調性豊か。これなら単焦点レンズはいらないかも
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/250sec、F5.6、ISO100

望遠端の30mmも素直な描写。硬すぎず肌の質感もいい、背景のボケも素直だ
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/160sec、F7.1 -0.33、ISO100

青山通りから晴れ間が見えてきた。ガラスの反射に青空が映る
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/400sec、F5 +0.33、ISO100

超広角らしいパースを効かせた構図。秋の澄んだ空気を感じさせる青だ
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/800sec、F5、ISO100

同じ構図のまま、30mmまでズームアップした。ビル壁面の質感の違いがよく分かる
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/250sec、F5、ISO100

岡本太郎の「こどもの樹」下からあおると黒い線が描かれていることに気付く
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/100sec、F8、ISO100

ツーリングのお供にもミラーレスなら苦にならない

極力、荷物を減らしたいバイクのツーリング。普段ならスマホで記念撮影するのだが、ウエストバッグにカッパの代わりに「Z 6II」を入れて群馬に向けて出発した。パニアケース満載のBMWなら荷物は苦にならないが、シングルシートで荷物の積めないドゥカティには1kgの荷物がこたえるに違いない。

まあ、走り出せば意外に腰の重さは感じられなくなり、苦にならなかった。広角系のズームは広大な風景を撮るのにピッタリ。スマホが苦手な望遠系のズームレンズを持ってくればカッコイイ走行写真も撮れそうだ。今回は晴天に恵まれ、鮮やかな発色が得られた。カボチャの色は派手過ぎず、こちらは節度を保った色合いになった。「Z 6II」は「Z6」のネガな部分をつぶしただけあって、細かいところまで完成度が高く使いやすい。またどんな被写体にも対応でき、交換レンズの性能がさすがニコンと思わせてくれる。

同時発売された「Z7 II」との違いは、ほぼ画素数のみなので私はハイコスパで連写性能に優れる「Z 6II」をオススメしたい。これだけスマホの性能が上がってくると、スマホとフルサイズミラーレスという組み合わせが、もっとも合理的ではないかと思える今日この頃である。

スマホを固定してナビに使っているのでミラーレスがあると、素早く撮影できるのがいい
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/400sec、F7.1、ISO100

スマホ用アプリ「SnapBridge」を使うと、画像が自動転送されシェアも容易だ
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/400sec、F5.6、ISO100

オレンジが鮮やかなカボチャのディスプレイ。硬そうな質感が出ている
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/800sec、F5.6 -0.33、ISO100

絞り開放で背景に人物を入れた。手前のカボチャも微妙にボケている
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/800sec、F4 +0.33、ISO100

カボチャに順光がバシッと当たった。プラス補正しているが白飛びはなかった
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S Nikon Z 6II 1/640sec、F4 +0.33、ISO100

写真・文/ゴン川野

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