
在宅勤務を導入する企業が増える中、若手社員の状態をどのように把握するか課題を感じている企業が増加中。
そこで学情は、若手社員の在宅勤務・テレワークに関して、人事担当者を対象にしたアンケートを実施した。
テレワークで若手社員に期待するスキルは「自己管理スキル」
在宅勤務・テレワークの際に、若手社員に期待するスキルは「進捗管理などの自己管理スキル」が最多で54.8%、次いで「自分から働きかけるスキル」50.2%となった。
オフィスで仕事をする際は、様子を見て上司や先輩から声をかけることができるが、在宅勤務・テレワークでは上司や先輩から声をかける機会はなかなかなく、本人から仕事の進捗や進め方に関する報連相がなければ、状況を把握することができない。
受け身の姿勢では仕事を進めることができないため、自身で進捗を管理する「自律」と、質問や相談がある際に自分から働きかける「自主性」が求められていると推察できる。
若手社員のテレワーク実施で課題となった点は「モチベーションの状態がつかみにくい」
若手社員の在宅勤務・テレワーク実施で課題になった点は「モチベーションの状態をつかみにくい」が最多で63.7%、次いで「報連相などのコミュニケーション不足」48.6%、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」が45.4%となった。
顔を合わせてコミュニケーションを取る機会がない中で、若手社員の状態をどのように把握するかに課題を感じている企業が多いことが分かる。
若手社員のテレワーク実施で良かった点は「オンラインツールへの順応が早い」
若手社員の在宅勤務・テレワーク実施で良かった点は「オンラインツールの順応が早い」が最も多く、54.4%となった。
若手は、コミュニケーションツールなどを抵抗なく使えていることが分かります。2番目以降の項目は、「残業の削減」37.1%、「業務へ集中力の向上」26.2%、「生産性の向上」18.1%と続き、在宅勤務・テレワークの実施が「効率化」につながっていることが伺える。
調査概要
対象:全国の企業
調査期間:2020年7月3日~7月10日
有効回答数:326件
調査方法:企業および団体にWebアンケートを実施
構成/ino.
こちらの記事も読まれています