
避難所の概念を変える!可動式の避難所「インスタントシェルター」
地震や台風などの災害時、多くの自治体の避難所は、体育館や公民館を使用している。避難には短期的な利用だけでなく、中長期にわたり生活を送る場合もあり、硬い床での寝泊まりやプライバシーの無い空間は避難する人にとって良い環境ではない。
避難所では多くの人が密集し、要介護者、乳幼児などの配慮が必要なさまざまな人も利用する。さらに新型コロナウイルスの感染リスクへの懸念も高まり、ソーシャルディンスタンスを確保し、プライバシーを守る防災対策が求められている。
そんな中、LIFULLから新たなインスタントプロダクトとして「インスタントシェルター」が登場した。
「インスタントシェルター」はLIFULLのグループ会社であるLIFULL ArchiTechがインスタントハウスの技術を基に開発し、避難所でのプライバシー保護やソーシャルディスタンスを確保しながら1人ずつ寝泊まりできる構築物だ。パーソナルスペースを確保できることで、これまでの避難所の概念を変える。
1人ずつのスペースを短時間の施工で確保できる「インスタントシェルター」を導入することは、プライバシーを保護しながらソーシャルディスタンスが確保でき、避難生活のQOL向上に貢献する。なお、平時にはアウトドア用品や遊具としてなど、様々な用途での活用により予備防災としても期待できる。
インスタントシェルター
サイズ:縦3800mm×横1400mm,高さ2500mm ※環境により個体毎のサイズが異なる場合がある。
重量 :200㎏程度
施工時間:4時間で完成させることが可能(3人の場合)
特徴:1人用(寝泊まり可能)
2t ロングトラックで持ち運び可能
断熱性能が高いため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる(外気温0℃~80℃まで対応可能)
価格:89万円(税込み)※材料・施工費込み ※別途出張費がかかる
構成/ino.
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