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種類、掛け金、貯蓄型と掛け捨て型、特約、後悔しないがん保険の選び方

2020.11.27

医療保険はさまざまな病気に対応していますが、その中でもがんに特化して保障をしてくれるのが『がん保険』です。がん保険を選ぶ際には、どのような点に着目すればよいのでしょうか?タイプ別の特徴と、保険を選ぶ方法について紹介します。

がん保険はどのように役立てる?

がん保険は、実際どのように役立てることができるのでしょうか?がん保険の概要や、活用の仕方を見ていきましょう。

がんに特化した保険、がん保険

がん保険は、保障の対象をがんに絞った保険です。一般的な医療保険では、がんを含むさまざまな病気やケガが対象になるため、そこに大きな違いがあります。

医療保険は契約後すぐに保障が有効になるのが一般的です。一方、がん保険では、基本的に契約後90日間程度の免責期間が設けられています。この期間にがんと診断されても、保障を受けることはできません。

これは、初期のがんは自覚症状が少ないことによるものです。がんを疑い始めてから加入しても保障が受けられないように、契約の公平性を維持するために免責期間が設けられています。

高額な医療費や生活費を補う

がんにはさまざまな治療法があり、中には高額な医療費が必要となるケースもあります。がんが見つかったときの進行度合いにもよりますが、長期間の治療が必要になることも少なくありません。

長期にわたって入院や通院をしなければならない場合、仕事にも支障が出てきます。身体的には働ける状態でも、心理的には働くのが難しい状況になる可能性もあるでしょう。そのような状況に備えて、がん保険での保障を手厚くしておけば、生活費を補う手助けとなります。

がん治療に必要なお金

手術をする際には、手術費用や入院費が必要です。通院で治療する場合でも、長期にわたればそれなりの金額になることが想定されます。また、放射線治療や抗がん剤治療は、数回で終わることもあれば、長期間必要になることも少なくありません。

これらの費用は基本的に健康保険が適用される上、高額療養費制度を使うことができるため、ある程度費用を抑えることは可能です。しかし、入院時の差額ベッド代や食事代などは高額療養費の対象外となることもあり、費用負担は決して軽いものとはいえないでしょう。

また、がん治療の中には、保険適用外の治療法もあります。そのような治療法を選択すれば、高額な医療費がかかる可能性もあります。

がんになったときに必要な備え

がん保険を選ぶには、実際がんになったときにどのような備えが必要かを知っておくことが大切です。がんという病気の特徴を踏まえ、必要な備えを見ていきましょう。

通院治療費が増加

医療技術は日々進化しており、がん治療も昔とは変わってきています。以前はがん治療といえば、入院による治療が一般的でした。

しかし、最近のがん治療は、入院ではなく通院で行うケースが増加してきています。また、入院して手術や治療をする場合でも、入院日数はそれほど長くありません。

このような状況から、がんの治療費としては通院治療費が増加している傾向にあります。入院に対する保障も大切ですが、通院による治療費をどの程度カバーできるかが、特に重要なポイントといえるでしょう。

再発リスクへの備えが重要に

がんは手術をしても、取り切れなかった小さいがんが残ることがあり、それが再度大きくなって再発することがあります。別の場所でがんが見つかる『転移』が起こる可能性もあり、治療の予後も注意が必要な病気です。

がん保険を選ぶ際には、再発や転移に対する保障がどのようになっているかを、しっかりチェックしておきましょう。

再発や転移の場合、完全にがんを治すことよりも、がんの進行を抑えたり、症状を和らげたりする治療が優先されるケースもあります。さまざまな状況に対応するには、保障に含まれる治療法を確認しておくのも重要なポイントの一つです。

がん保険のタイプは大きく二つ

がん保険はその契約形態によって、大きく二つのタイプがあります。それぞれのタイプの特徴を紹介しましょう。

途中解約で掛け金が戻る貯蓄型

一つ目は途中解約したときに掛け金の一部が戻ってくるタイプで、『貯蓄型』と呼ばれるものです。『終身型』ともいわれ、その名前のとおりがんに対する保障は一生涯続きます。

貯蓄型は一度契約したら更新がないため、加入後に保険料が上がることもありません。保険料の払込は一生涯続くものもありますし、60歳や65歳で払込満了となる契約方法もありますが、どちらにしても保障は一生涯続くため安心です。

貯蓄型は途中解約すると、解約返戻金としてお金が戻ってきます。しかし、早期解約では返戻率が低くなるため、注意が必要です。更新がないため、保険の見直しがしづらいというデメリットもあります。

保険料が安めの掛け捨て型

もう一つは、『掛け捨て型』と呼ばれるタイプです。掛け捨て型は別名『定期型』とも呼ばれ、保険期間が10年・15年などに決められています。

保険料は年齢などの条件によって決まりますが、一般的に掛け捨て型の場合、貯蓄型に比べて保険料が安いのが大きなメリットです。ただし、保険期間が終了すると更新となり、その時点での年齢に合わせてその後の保険料が上がります。

高齢になり、収入が少なくなったときに高い保険料を支払わなければならないのは、デメリットといえるかもしれません。また、契約できる年齢は保険会社によって決められているため、高齢になったときに保障が受けられなくなってしまう可能性があることを認識しておきましょう。

自分に合ったがん保険の選び方

さまざまな保険会社ががん保険を販売しており、それぞれ特徴があります。では数多くのがん保険の中から、自分に合った商品を選ぶには、どのようなことに注意して比較すればよいのでしょうか?

重視する保障内容を決める

がんには『悪性新生物』と『上皮内新生物』の分類がありますが、上皮内新生物は保障対象に含まれるものと含まれないものがあります。当然、両方とも対象になっている方が保険料は高くなる傾向にあるため、保険料とリスクの兼ね合いなどを考えて判断しましょう。

また、支払われる保険金の中で、何を重視するのかも決めておくことが大切です。

がん保険の保険金には、がんと診断されたときに支払われる『診断給付金』、入院日数に応じて支払われる『入院給付金』、治療内容に応じて支払われる『治療給付金』などがあります。

商品によって、厚くしている保障が異なるため、自分のライフスタイルなどを考えて選びましょう。足りない部分については、特約などで追加することが可能です。

年齢とリスクに合わせて選ぶ

自分の年齢やリスク、ライフスタイルなどに合わせてどの保険にするかを選びましょう。がんは年齢が上がるほど罹患率が高くなる病気のため、若いうちは必要ないと思うかもしれません。しかし、年齢が若いうちから入っておけば保険料が安くなるというメリットもあります。

若いうちは保険料を抑えて保障を得たいと考えるなら、掛け捨て型を選ぶとよいでしょう。掛け捨て型なら、状況に合わせて見直しがしやすく、更新時に再度契約内容を検討できます。

近親者にがん罹患者が多いなど、がんになるリスクが高いと考えられるなら、貯蓄型にすれば一生涯保障が続くため安心です。

がんになった後の働き方も考えておく

がんにかかってしまうと、これまで通りの仕事ができなくなるかもしれません。

残業ができなくなったり、職場を退職しなければならなくなったりするケースもあるでしょう。自営業の場合、店を休まなければならないこともあり、そうなれば大幅に収入が減ることになります。

がんと診断されたらその後どうやって働くのか、働けない場合にはどの程度の備えが必要なのかを考えておきましょう。そしてその分を保障できるがん保険を選ぶことが大切です。

がん保険の中には、減った分の収入を一定額保障してくれる『収入サポート給付金』などが提供されている商品もあります。自分の状況や支払う保険料などを考えながら、具体的なプランを考えてみましょう。

がん保険のココに注目

保険はそれぞれの商品によって、保障を受けるための条件や内容が異なります。では、特にどのような点に注目すればよいのでしょうか?

保険金が支払われる条件とタイミング

どのような条件で保険金が支払われるかは、保険の商品によって違いがあるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。例えば、『診断給付金』は通常がんと診断されたときに支払われますが、商品によっては治療を開始することが支払い条件となっているケースもあります。

『通院給付金』の給付条件にも注意が必要です。通院給付金という名前でも、いったん入院し、退院した後の通院だけが給付条件となっている商品もあります。最近は通院のみで治療することもあるため、そうなると対象から外れてしまうのです。

どのような治療をするかは、そのときになってみないと分かりません。保険金を受け取れないということがなるべく起こらないよう、条件をしっかりチェックしておきましょう。

再発や2回目以降に備えられるか

がんは治療が終わっても、時間が経過した後に再発や転移が発生する可能性があります。そのときに初回と同じような保険金が支払われるかどうかも、しっかりチェックしておきましょう。

例えば2回目以降は診断給付金が支払われない商品もあれば、1年後や2年後など、一定期間経過していれば初回と同じように支払われる商品もあります。また、初回は診断のみでOKでも、2回目以降は治療の開始が条件になっているケースもあるため、注意が必要です。

給付に回数制限が設けられているケースもあるため、各商品の条件を比較して判断しましょう。

先進医療を受けるか

高度な医療技術による、限られた医療機関でしか行えない『先進医療』と呼ばれるものがあります。先進医療は保険が適用されないため、全額自己負担しなければいけません。

治療の種類によってかかる費用は異なりますが、高額なものでは数百万円という負担になる治療法もあります。

この先進医療を受けたとき、保険金が支払われるかどうかは、保険によって違ってくる大きなポイントです。先進医療を受けるという選択肢を残したいなら、保障の対象となるものを選びましょう。

がん保険の中には、先進医療が基本の保障内容に含まれているケースと、特約で対応しているケースがあります。どのタイプの保険なのかを確認しておきましょう。

構成/編集部


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