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物件探しも食材管理もリスト化が命!経験者が語る女子同士がルームシェアで快適かつ楽しく暮らすヒント

2020.10.25

近年、加速的に多様化が進む私たちの生活様式。

リモートワークの普及により通勤が不要になり、都心から郊外に住まいを移す人、自宅での仕事環境を整える人も増加しています。

また、家族はいるけれど住まいは別、家族以外と暮らすなど「誰と」住むかの選択肢も今後、大きく広がりそうな兆し。

ビジュアル系、コスプレ、舞台、アニメなど何かしらのジャンルのオタクであるという共通項を持つ友人3人とルームシェアしているライターの藤谷千明さんも新たなライフスタイルを実践している一人。

9月に発売になった『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)は、ルームシェアを始めることになった経緯や、物件探しのコツや契約に際しての難関、便利グッズや日々の楽しみ方まで、ルームシェアに関するノウハウやテクニックが網羅されたエッセイ。

作中で「文化的ハウス」と呼ばれるご自宅にお邪魔して、ルームシェアに限らず、快適に暮らすためのヒントを窺ってきました。

オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)

JR某駅から徒歩約15分、藤谷さんがルームシェアする一軒家は、閑静な住宅街の一角にありました。

5LDKでリビングは14畳と広々、キッチン、バス、トイレなど水周りはリフォーム済でとても綺麗。

個室の広さに応じて、4人で21万円の家賃を6万円×2人、5万円、4万円と割り振っているそうで、経済的な負担が平均的な1人暮らしと比べると当然のことながら軽いのも非常に魅力的です。

条件ぴったりの部屋探しはさぞかし難航したのではないかと尋ねてみると、「友人にルームシェアしないかと持ち掛けてから、実際入居するまでは約3か月」とかなりスピーディ。

各々が不動産サイトで見つけた物件をグループLINEで共有したのち、お眼鏡にかなったものを「Googleスプレッドシート」に記入し、間取りや家賃、最寄り駅や築年数などの項目をリスト化し比較検討したそうです。

藤谷千明さん

しかし、今すぐ引っ越ししなければならないというわけではなかったため、「いい物件があったら」と最初はのんびり構えていたこともあり、スプレッドシートに記入できる物件は1日1件あれば良い方だったとか。

それでも、3か月という速さで入居にこぎつけられたのは、希望する条件をあらかじめ入念にすり合わせたからこそ。「理想的な物件に出会ってからは、猛スピードで各種手続きに移せた」と藤谷さんは語ります。

スプレッドシートで管理した物件リスト。非常に合理的!(画像:藤谷さん提供)

「察してもらう」コミュニケーションは禁物! タスクも食材管理もリスト化必須

「要望も不満も、これくらいは言わなくても分かってくれるだろう」などと考えるのではなく、相手に察してもらおうとしない、重要な会話はできるだけ形に残るようにするというのが藤谷さんたちのコミュニケーションの基本。すれ違い、行き違いをなくすための工夫は物件探しだけでなく、実生活にも活かされていました。

その1つがMicrosoft社の提供する「To do」というタスク管理、リマインダー機能を持つアプリ。

家事の頻度を【毎日】【3日に1度】【週に1度】【1ヵ月に1度】【2か月に1度】に分類し、それぞれの作業を行った人が「済」にしていく。家事が可視化されることで、誰か一人に偏らないようにする、作業の取りこぼしを防ぐだけでなく、二度手間を回避する目的も果たしているとのこと。

〇をタップすると、タスクに線が引かれ完了したことが一目で分かる(画像:藤谷さん提供)

もう1つ、全員で活用しているのがスケジュール共有アプリの「TimeTree」。それぞれが在宅か外出かを一目で把握できるものです。

「全員オタクなので、土日はライブ遠征などで家を空けることもあるのですが、たとえば工事の立ち合いとか、粗大ごみを出すタイミングとか、食材をどれくらい買ってよいかの目安にする上で、スケジュール共有はマストです。同じくスケジュール共有でポピュラーな『Googleカレンダー』は仕事のスケジュールなどを入力することが多いので、家に紐づくスケジュール共有としてこちらのアプリを使うことにしました。」(藤谷さん)

共用部分であるキッチンで、ひときわ目立っていたのが、冷蔵庫に貼ったお手製のマグネットシート。

同居人のお手製マグネットシートで、冷蔵庫を開けなくても中身が一目瞭然

冷蔵庫、冷凍庫、野菜室にそれぞれ何があるか、また「ないもの」「かうもの」と一覧にして食材管理をスムーズにするほか、調味料や出汁などもストッカーにテープを貼ることで、何が収納されているのかすぐ分かるようにするなど、可視化に余念がありません。

切らしているのに買い忘れた、まだ残っているのに気づかずダブらせてしまった、など食材のストック問題は、ルームシェア、1人暮らし、家族との同居など暮らし方に関わらず発生しがち。

たとえば子どもにお手伝いしてほしい、体調が優れないときにパートナーに料理を作ってほしい…なんてときにも役立ちそうなアイデアです。

快適なインターネット環境に流しそうめん器…オタクルームシェアの楽しみ方

また、多種多様な趣味を楽しむオタク女性4人暮らしということで欠かせないのが快適なインターネット環境。それぞれPCやスマートフォンはもちろん、タブレット、全録画のレコーダー、ゲーム機…など無線LANを使用する機器が多いため、メインのWi-Fiルーターのほかに中継器を設置してアクセスポイントを増やすというひと工夫も。

「私は個室の照明もスマートフォンで操作できるようにしています。今はまだ実現できていないのですが、もしできるなら取り入れたいのはスマートロック。帰宅が遅くなったとき、鍵を開ける音って何気に気になるので、もっと静かにできたらいいなと考えています。あとはホームシアターがあれば完璧ですね!」(藤谷さん)

広い家で共同生活をしているからこそ、パーティ感覚を楽しめるグッズも揃っています。

その代表格が流しそうめん器とたこやき器。

「友人が子連れで来たときなどに重宝していますし、『流しそうめん器を見てみたい!』と遊びに来てくれた人もいるくらいです(笑)。今はなかなか集まって食事するのが難しいですが、また人を招待できるようになればいいな」(藤谷さん)

ゲスト受けも抜群の流しそうめん器。これでひとしきり遊べそう。(画像:藤谷さん提供)

気になる生活費のBefore&Afterは?

この日、お茶とともに出していただいた梨は藤谷さんが、マスカットは同居人の1人が「箱買い」したもの。

「箱買いしても4人だと意外と食べきれるので、ちょっと気になる…というものが買いやすくなりましたね。あとは食事を作るのがしんどいときに、『Uber Eats注文するけど一緒に頼む?』と声をかけることもあります。配達料を折半できると気軽に頼みやすいですよね。」

お取り寄せを気軽に楽しめるのも共同生活ならではのメリット!

快適さや利便性も追求しながら、共同生活ならではの楽しみも満喫できる、まさに理想のルームシェア。

一人暮らしの時と比べて、どれくらい固定費が抑えられたかは以下の通り。

生活コストがほぼ半額に…とかなりの節約にもなっている様子。


■2018年 12月
・家賃(ネット回線込み):8万5000円
・シェアオフィス代:2万5000円 (部屋が狭いのでオフィスを借りていた)
・水道代:2200円
・ガス、電気代:9000円(東京ガスで一括払い)
合計12万1200円

■2019年 12月
・家賃:6万円
・水道代:1800円
・ガス、電気代:5500円
・ネット回線:1100円
合計 6万8400円


「今もまだルームシェア可の物件はそう多くはないのですが、私たちが物件探しをしていた時と比較すると、こころなしかヒットする件数は増えていますね。

我が家も元々は2年間の定期借家契約だったのですが、ダメ元で契約期間をもう少し長くしてほしいと頼んでみたら、3年間の契約に変更することができたんです。このように『言ってみるもんだね!』っていうことが結構あるんじゃないかと思いますよ」

一定のルールは設けつつも、ストイックになりすぎず、柔軟にルームシェアを楽しんでいる藤谷さん。

今後、「文化的ハウス」がどのように進化していくかも楽しみです。

取材協力:藤谷千明さん
藤谷千明(ふじたに・ちあき) 1981年生まれ。工業高校を卒業後、自衛隊に入隊。その後職を転々とし、フリーランスのライターに。主に趣味と実益を兼ねたサブカルチャー分野で執筆を行なう。共著に 『すべての道はV系へ通ず。』 『水玉自伝 アーバンギャルド・クロニクル』などがある。

取材・文/真貝友香

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