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Amazonとの連携強化で話題の常時130万人が滞在するライブ配信サービス「Twitch」の魅力

2020.10.24

 

ここ数年で急成長している動画配信サービスは、コロナ過においても大きな伸びを見せた。なかでもリアルタイムのライブ配信を中心としたサービスは、スマートフォンの5G時代に向けてさらに盛り上がりそうだ。ライブ配信の中で特に人気が高いジャンルがゲーム実況で、日本でも『Youtube』や『ニコニコ動画』、中国のDouYuと三井物産が2019年にスタートさせた『Mildom(ミルダム)』などが人気だ。サービスへの滞在時間が長くダウンロードコンテンツやバーチャルアイテムなどでマネタイズしやすいゲーム実況は、世界的に注目を集めており、欧米や中国のIT企業大手が続々と参入して今後もさらなる成長が見込まれている。そんな中で老舗といえる『Twitch』が新機能を続々とスタートさせて話題だ。元々は2011年にゲームに特化した動画共有サービスとしてスタートし、パソコンだけでなく『PS4』や『Xbox One』など家庭用ゲーム機でもアプリを使ってすぐに配信を始められることで人気を集めた。2014年にはAmazonが約9億7000万ドルで買収したことも話題になった。2017年に日本オフィスを設立し、本格的に国内でのサービス展開がスタート。いまでは多くのプロゲーマーやゲーム系企業が活用し、eスポーツの大会も多数開催されている。2019年は全世界で常時130万人のユーザーが滞在。最近ではゲームだけでなく、音楽、スポーツ、トークショーなどのライブ配信にも力を入れており、今年春からはAmazonのサービスとのさまざまな連携を発表して大きな注目を集めている。そんな『Twitch』の特徴と新機能などを紹介しよう。

メイン画面となるチャンネルページ。フォローしているチャンネルやオススメのライブ配信チャンネルなどが表示される。公式サイトはhttps://www.twitch.tv/

ストリーマーのボイスチャットを聴きながらゲーム実況を視聴できる。ライブ配信ならテキストチャットによるコミュニケーションも可能。

『Twitch』の魅力は、やはりリアルタイムのゲーム実況プレーの配信。配信者はストリーマーと呼ばれ、それぞれが自分の「チャンネル」からコンテンツを配信する。視聴者にとっては、「コンテンツを探す」という検索機能が便利だ。「カテゴリー」では、ゲームタイトルごとのリアルタイムの総視聴者数を見ることができ、いまどんなゲームの配信が盛り上がっているか一目でわかる。「ライブ配信中のチャンネル」を使えばリアルタイムで配信されているコンテンツを見ることができ、ゲームジャンルや配信されている言語などもタグで検索できるのが便利だ。欧米で人気の高いサービスなので、特に英語のコンテンツが充実している。ゲームだけでなく音楽のDJプレーや雑談をライブ配信しているストリーマーも多い。視聴者はゲームタイトルやストリーマーのチャンネルをフォローすることも可能で、ストリーマーはフォローした人たちでコミュニティを構築することもできる。フォローしている人に自分の配信スケジュールを伝えたり、配信中のチャット機能で交流したり、ストリーマーが人気を集めるための機能も充実している。

パソコンのブラウザでも視聴できるが、Windowsやスマートフォンには、それぞれ無料アプリを用意。家庭用ゲーム機でもすぐに無料アプリをダウンロードできるので手軽に始められる。(画面はAndroid版)

ゲームタイトルや配信カテゴリーはビジュアル付きで表示するので、直感的にコンテンツを探しやすい。コンテンツを選ぶとライブ配信中のチャンネルを観ることができる。好きなゲームタイトルなどもフォローしておくことが可能。

ストリーマーはライブ配信中にチャットなどで視聴者とコミュニケーションをすることができる。ここではテキストだけでなく、スタンプや「ビッツ」と呼ばれるオンライン版の投げ銭を送ることも可能。『Twitch』はストリーマーが手軽にマネタイズできるのも大きな特徴で、「サブスク」、「ビッツ」、広告などが主な収益になる。「サブスク」は、フォローしている視聴者が月額でストリーマーのチャンネルをサポートする仕組み。サポートした人に対してストリーマーからは、スタンプや特典、限定配信の視聴などを贈ることができる。「ビッツ」はバーチャルアイテムを購入して、チャット時に贈ることができる投げ銭のような仕組み。配信を盛り上げるために使用したり、ストリーマーを応援したい時にユーザーが利用する。その他、配信中に流すことができる広告やスポンサーシップなどで収益を上げることも可能だ。世界的には『Twitch』を利用して高額の報酬を受け取っている人気ストリーマーがいるが、日本でもすでにトップゲーマーの中には月1千万円以上を稼ぐストリーマーも存在するらしい。

個人のストリーマーが収益を出すための機能が充実しているのも人気の要因。ストリーマー自身が収益や視聴者などの統計データを確認することも簡単にできる。

2020年春頃から新しい要素や機能を続々と追加されているのも注目ポイントだ。Amazonプライム会員に登録していれば『Twitch』のアカウントとリンクできる『Prime Gaming』は、対応するゲームやゲーム内特典を利用したり、会員限定のスタンプを入手したりチャットのカラーを設定できる。2020年7月からは配信カテゴリーに「スポーツ」を新設し、レアル・マドリードやアーセネルなど名門サッカークラブが次々と公式チャンネルを開設。ほかにもNBA、NHL、UFCなどもコンテンツを配信。eスポーツだけでなく他のプロスポーツも続々と参入している。

Amazonのサービスとも連携が加速している。世界で5500万人以上のユーザーが利用する定額制音楽ストリーミングサービス『Amazon Music』は、アプリ内に『Twitch』のライブ配信機能を組み込み、アーティストの『Twitch』チャンネルと収録曲のオンデマンド再生がシームレスに楽しめるようになった。2020年9月からスタートした「Watch Party」は、『Amazonプライムビデオ』で配信されている映像作品をストリーマーが視聴者とコミュニケーションしながら一緒に観ることができる機能。ストリーマーと視聴者がAmazonプライム会員になっていることが条件だが、『Amazonプライムビデオ』のサブスクリプションサービスで利用できるすべてのコンテンツが対象(レンタル・購入など別途有料コンテンツは非対応)。ストリーマーのWebカメラをチャット上部のビデオプレーヤーに表示することができ、チャット機能なども利用可能。映画やドラマを見ながら通常のライブ配信のようにストリーマーのリアクションを観ながらコミュニケーションすることができる。収益面でも通常のライブ配信と同じように「ビッツ」や「サブスク」でストリーマーを支援することが可能なので、新たなジャンルの収益モデルとして人気を集めそうだ。

「Watch Party」を使えば、該当作品が地域で視聴可能ならグローバルで参加可能。作品とストリーマーのリアクションを一緒に楽しめる。

日本では『Twitch』といえばゲーマーメインのサービスの印象だが、英語圏では配信ジャンルも広がりコンテンツも多様化している。配信カテゴリーも音楽やスポーツや雑談などがあり、「Watch Party」を使って『Amazonプライムビデオ』の映画やドラマをみんなで視聴できるなど、ゲーム以外のエンターテイメントも楽しみやすくなっている。いまやゲーマーだけでなく、さまざまなジャンルの視聴者に広がっていて、日本でも人気のAmazonのサービスとの連携強化を追い風に国内でもユーザーがさらに拡大しそうだ。

取材・文/久村竜二

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