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国内スタートアップの10月の想定時価総額ランキング、3位スマートニュース、2位クリーンプラネット、1位は?

2020.10.23

国内スタートアップ想定時価総額ランキング

可能性に溢れたスタートアップに投資する人が増えているが、現時点で「時価総額が最も高い企業」はどこなのか。

今回、フォースタートアップスの「2020年10月の想定時価総額ランキング」では、前回2020年9月のランキングで7位だった、人工合成クモ糸「クモノス(QMONOS)」の開発に取り組むSpiberが6位へ浮上。想定時価総額を1,007億円から77億円増加させ、1,084億円となっている。

Spiberは、慶應義塾大学大学院でバイオインフォマティクスを専攻していた関山和秀氏によって2007年に設立された、山形県鶴岡市に拠点を置くバイオベンチャーだ。同社は、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup」に採択されており、枯渇資源に頼らず環境性に優れた人工タンパク質素材を通じて、地球規模の課題解決に貢献。2020年10月6日には、米国の穀物メジャーのArcher Daniels Midland Companyと資本業務提携を発表し、米国での量産を進めていく方針だ。

また、2020年9月前回のランキングで想定時価総額444億円だった、テックスタートアップのプレイドが7億円の増加をさせ、451億円に上昇した。

プレイドは、デジタルマーケティング領域でCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を運営しています。「KARTE」および「KARTE for App」は、オンライン上での人の行動データをリアルタイムに解析・可視化し、ユーザ一一人ひとりに対して最適なコミュニケーションをとることが可能なプラットフォーム。

STARTUP DBが保有する登記簿の情報によると、2019年11月には、米Googleからおよそ16億2,200万円の出資を受けており、日本では2社目となるGoogleから出資された日本企業として大きな話題を呼んだ。

2020年8月には、オンラインチャットを中心にFAQ接客やチャットボットなど、オンラインサポートに関わる「KARTE」の機能を提供するパッケージサービス「いますぐ始めるKARTEオンラインチャット」の導入支援で、トランスコスモスとの協業を発表。今後もカスタマーサポート領域におけるオンラインチャットの導入支援などで、トランスコスモスと継続的に協業していく予定とのことだ。

 累計資金調達金額の状況に変化はなし、SpiberがMobility Technologiesに続く

今回のランキングで順位を上昇させたSpiberは、トップのMobility Technologiesに続き、設立以降の累計資金調達金額では2番手となっている。

これまでSpiberは、およそ355.8億円を調達。2018年9月には、海外需要開拓にフォーカスした投資を行うクールジャパン機構より30億円、2019年12月には、アメリカ発の大豆油・ヒマワリ油などの穀物製品加工・販売を展開するArcher Daniels Midland Companyから43億7,700万円の大型資金調達を受けた。

直近では、2020年5月に繊維商社の豊島を引受先として第三者割当増資を実施し、同時に紡績糸とテキスタイル開発に関する共同研究契約を締結したことも記憶に新しい。この共同研究契約の締結により両社はナレッジとリソースを相互に活用。ファッションを含む幅広いライフスタイル分野において、Spiberが独自に開発した「ブリュード・プロテイン」をはじめとする構造タンパク質繊維の用途の多様化と、普及拡大に向けた開発に尽力している。

また、想定時価総額ランキングで2位となっているクリーンプラネットは、累計資金調達金額14.4億円と最も少ない。過去の出資で増資の引き受け先が明らかになっている企業は、三浦工業と三菱地所だった。

同社が主力事業として力を入れているのが、東北大学と産学連携体制で研究を行っている「新水素エネルギー」です。従来の水素エネルギーに比べてエネルギー出力の効率がよく、CO2も全く排出しないまさにクリーンなエネルギー。「安全、安定、安価」なエネルギー源を創出し、世界全体の課題を解決することに期待がかかる。

カテゴリー別では、変わらず環境・エネルギー分野がトップに

カテゴリー別にみると、先月と同様に環境・エネルギーと金融領域が最も多く、4社ずつランクインしており、自動車領域が3社でこれらに続く。ランキングに変動のあった、SpiberとTRIPLE-1が製造領域のユニコーン企業として分類されている。

TRIPLE-1は、世界初の7nmプロセス技術を使用した、国産ビットコイン用マイニングASICチップ「KAMIKAZE」の開発を手掛けるスタートアップ。「KAMIKAZE」は従来のチップに比べ50%以上の省電力化と処理速度4倍という、環境負荷を大きく低減させながらの高性能化を実現している。

調査概要

タイトル:「国内スタートアップ想定時価総額ランキング」
調査期間:2020年10月2日時点

構成/ino.

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