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医療現場発のITソリューションで救急医療を変える医療系スタートアップ「Smart119」の飽くなき挑戦

2020.10.22

引用元:Smart119社提供

 コロナ禍の最前線で活躍する救急医療のスペシャリストが生み出したITソリューションは、迅速かつ正確な情報共有が必要な救急医療現場の切り札として注目を集める。

 今回紹介するSmart119社は、一刻を争う救急医療現場での情報共有とコミュニケーションを迅速・正確に行なうためのプラットフォームを開発した医療系のスタートアップ企業。

 現役の救急集中治療医であり千葉大学教授でもある中田さんが自らの臨床経験を元に設計しており、救急医療現場への親和性は抜群だとソリューションへの自信を深めている。

■Smart119プラットフォームへの情報入力イメージ

引用元:Smart119社提供
緊迫する救急医療の現場での情報共有・情報入力をリアルタイムに行えるのがこのソリューションの最大の特徴。

救急搬送の関係者間で飛び交う情報をプラットフォームで一元管理

 119番通報を行った救急患者が病院に搬送されるまで主に以下の4つの登場人物の間で患者の症状に関する情報が飛び交う

(1)119番通報を行った住民
(2)通報を受電する消防指令センター
(3)患者を搬送する救急隊員
(4)受け入れ病院の医師

 それぞれの登場人物の中だけでは、通報の履歴、患者の症状や搬送先の選定、患者の治療カルテといった情報が整理されていくが、如何せん登場人物の間での伝達は基本的に口頭で、伝言ゲームのように数珠つなぎで行なわれていく。

 当然正確な情報伝達に努めているが、一刻を争うのが常の現場ではどうしても情報が欠落してしまいがち、加えて患者の症状の訴えに対して判断に迷うこともある。

 そんな課題を解決するために、情報を一つの場所に集約して記録し、関係者間でリアルタイムに共有できるようにしたのがSmart119のソリューションである。

「通報した住民と指令センターのやり取りの音声や、救急隊が確認した患者の情報を音声で入力できる機能や、入力したデータから病名を予測するアルゴリズムなど、合理的な救急医療対応ができる要素を盛り込みました。私の救急医療の臨床経験から設計したので、実際の救急医療現場での運用もスムーズに回っています」(中田さん)

実際に千葉市の消防指令センター、救急隊で運用してみた成果は上々とのことで、ビジネス的には全国への救急医療現場への導入提案を急ピッチで進めているのが現状。ITベンダーが主導で作るソリューションとは異なり、現場への最適化がすでに完了しているソリューションであるため、導入してすぐに本格運用ができる。すぐに効果が発揮でき、さらに多くの患者を救うことができると中田さんは胸を張る。

■救急通報時の情報伝達の流れとSmart119のプラットフォーム特徴

引用元:Smart119社提供
119番通報をしても直接受け入れ先の医療機関に繋がることはなく、患者の状態は数珠つなぎ(アナログリレー)で情報が連携されていく。この情報を一元管理しリアルタイムで共有できるのがSmart119プラットフォームの特徴である。

■多忙な現場での迅速な症状入力には音声認識が欠かせない

Smart119社提供
手入力よりも音声入力の方が8割の時間短縮になる。また患者の手当をしながら両手がふさがっている状態でも音声なら情報入力が可能。

個人向けや研究者向けのソリューションも拡充して医療現場の課題解決を推し進める

 Smart119は、救急司令や医療機関向けのプラットフォーム以外にもソリューションを手掛けている。

・持病がある人向けに、服用薬や通院歴の情報を救急隊に正しく伝えられるスマホアプリ
・必要となる救急医療の人員のリソースを効率よく管理し、人員同士のコミュニケーションを行なうシステム
・医療関係の研究成果をオンラインで共有して上手く活用するためのシステム

など医療現場の課題解決に必要なITソリューションを開発し、救える命を少しでも多くしようと躍起になっている。どのソリューションも医療現場の第一人者が企画・設計しているものなので、やはり現場への適応力は、ITソリューションベンダーが開発したそれと一線を画しているといっても過言ではない。

■Smart119が提供しているソリューション群

引用元:Products/Smart119
個人向け・医療機関向け問わず医療対応に必要なソリューションが並ぶ。

■流動的になりがちな救急医療スタッフへの緊急連絡システムACES

引用元:ACESトップページ/Smart119
コロナ禍で逼迫度に拍車がかかる医療現場のリソースを少しでも効率的に運用するため、緊急連絡による招集をかけたり、リソース管理を行ったりできるシステムは、現場で重宝されることだろう。

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※なお、電子版には付録は同梱されません。

取材・文/久我吉史

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