
バーチャルオフィスのメリット&デメリット
新型コロナウイルスの影響もあり、バーチャルオフィスやセカンドオフィスの需要も高まっている。そこでゼニスは、バーチャルオフィス利用者を対象に「バーチャルオフィスの実態調査」を実施した。
今回は調査によって明らかになったバーチャルオフィスを利用するメリットとデメリットを紹介しよう。
バーチャルオフィスのメリット
では、実際にバーチャルオフィスを利用してみて、どのようなメリットを感じたのか。
「バーチャルオフィスのメリットは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『ランニングコストを抑えられる(55.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『イニシャルコストを抑えられる(44.9%)』『自宅住所を登記しなくて済む(29.2%)』『欲しい地域の住所が手に入る(11.5%)』と続いた。
家賃だけでなく貸し会議室やコワーキングスペースがレンタルできるところもあるので、トータルコストが抑えられるといったメリットがあるようだ。
また、実際に都内にオフィスを構える場合高い家賃がかかってしまうが、都内にあるバーチャルオフィスなら欲しい地域の住所が手に入るので負担がかからない。そこで、バーチャルオフィスにして良かったことを聞いてみた。
バーチャルオフィスのデメリット
先ほどの調査で、トータルコストを抑えられ、且つプライバシーも守れるといったバーチャルオフィスのメリットが分かりましたが、デメリットは何なのか。
「バーチャルオフィスのデメリットは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『郵便物の受け取りが遅くなってしまう(45.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『他の事業主と住所が重複してしまう(34.3%)』『許認可の申請ができない場合がある(30.8%)』『銀行の法人口座が開設できない場合がある(14.4%)』と続いた。
郵便物の転送サービスがあればいいが、ない場合は受け取りが遅くなってしまうといったデメリットがあるようだ。
さらに、ひとつの住所に複数の事業者が入っていることによって、住所の重複が生じてしまうといった問題もあることが分かった。
バーチャルオフィスを選ぶ時はココを見るべし
多くの業種でバーチャルオフィスを利用している人がいるが、どういった基準でバーチャルオフィスを選んでいるのか。
そこで、「バーチャルオフィスを選ぶときの基準は何ですか?(上位3つ)」と質問したところ、『料金(81.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『立地(71.9%)』『電話・秘書代行があるか(61.9%)』『郵便物の転送があるか(52.5%)』『機器などのレンタルサービスが充実しているか(29.7%)』と続いた。
トータルコストが抑えられるだけでなく、プラスαのサービスがあると嬉しい。設備やサービスが整っていて、且つ安いバーチャルオフィスを利用したいものだ。
「バーチャルオフィスの実態調査」
調査期間:2020年6月22日(月)~ 2020年6月24日(水)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,101人
調査対象:バーチャルオフィス利用者
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
構成/ino.
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