
テレワーク最大のメリットは「通勤時間の削減」
世界中の企業が新型コロナウイルスによる影響を受けたため、テレワークなどの柔軟な労働環境を導入している企業が極めて増えている。
エンワールド・ジャパン グローバル企業のテレワーク実態調査では企業の20%が、テレワークの導入後に社員の業務パフォーマンスが改善したと回答した。柔軟な労働環境で従業員のパフォーマンスが改善する理由はいくつかあると考えられる。同調査では、多くの人事担当者に「通勤時間の減少と、それに伴うストレスの軽減」が社員のメリットだと回答を得た。
テレワークのどの様な点が社員にとって利点になっていると思いますか。(複数回答可)
しかし、それはテレワークや柔軟な労働環境に課題が存在しないという意味ではない。
働き方の柔軟性を高めることは社員のエンゲージメントを高める一因になり得るが、社員間のコミュニケーションの制限はマイナスの効果をもたらす可能性もある。
テレワークで会社の課題となっているのはどの様な点ですか。(複数回答可)
企業はチームワークとコミュニケーションを確保するために、先を見越した積極的な取り組みが重要であることに気づいてきている。
多くの企業がテレワークや柔軟な労働体制を継続する姿勢を示しているため、従業員のエンゲージメントの維持と、生産性の高い従業員のコミュニケーションに継続的に取り組むことが求められるだろう。
アフターコロナの社会において、テレワークや柔軟な労働環境は企業や採用ブランディングの重要な要素になるとともに、業務パフォーマンスの向上をもたらし得るプラスの指標となる。そのため、この職場環境の進化を受け入れ、効果的にマネジメントできる企業が最も成功するだろう。
インターネット調査
調査地域:全国
調査実施期間:2020年6月29日~7月2日
有効回答数:189社
回答者所属企業:外資系企業 69%、日系企業 31%
構成/ino.
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