
冬の音が近づいてきた。
筆者も歳のせいか年々肌荒れが…特に髭を剃った後などが酷い。
この時期になると保湿に悩む日々である。
化粧水付けて、乳液付けて…これは意外と面倒くさい。
そんな”面倒臭い”おじさん方におススメなのが植物オイルである。
髭を剃ったとき、寝る前…是非オイルを少量顔に塗ってほしい。
これだけで肌ツヤが大きく変わり、見た目まで若くなるのだから不思議なものである。
さて、そんな美容オイル業界でいま注目されている植物がある。
それが、マルラツリー(Marula)。
南部アフリカにカルー(Karoo)と呼ばれる半砂漠性のエリアがある。
国で言えば、南アフリカ・ナミビア・ボツワナ・ジンバブエなど。
このエリアで、「神の木」として崇められているのがマルラツリーなのである。
実際、秋に収穫する大きな黄色いマルラフルーツはまずリキュールの原料として使われる。
”アマルーラ”というお酒を目にされたことはあるだろうか?
名前の通り、マルラからできたお酒である。
余談になるが、このマルラフルーツが好きなのは人間だけではない。
なんと、ゾウも大好きなのである!
現地の秋、3月頃になると、発酵成分を持ったマルラフルーツを食べ過ぎたゾウが酔っ払って路上で寝ている姿はネットなどでも見つけることができる。
ご興味ある方は是非検索してみて頂きたい。
閑話休題。
そんなマルラフルーツ、フルーツの皮はジャムにもなり、そして、マルラツリーの幹は、地元では万能の薬として使われる。
この多様な用途が現地のコミュニティにとっては貴重な生活手段となり、結果、「神の木」として尊敬を集めるのである。
そして、マルラフルーツの種子から生まれるのが、マルラオイル。
オメガ9であるオレイン酸が多く含まれていて、抗酸化力・抗ヒスタミン作業があると言われており、欧米でもエイジングケアの美容オイルとして注目を集めている。
筆者が手掛けているブランド、「精油とわたし」でも圧倒的に一番人気のオイルである。
実際、手に取ってみてほしい。
”オイルあるある”なベトつきが少なくさらっとしたテクスチャーにはきっと驚かれるはずだ。
だから、髭を剃った後、寝る前、さっとマルラオイルを付けるだけでストレスなく、大きな変化を得られる優れものなのである。
乾燥の続く冬、マルラオイルで乗り切ってみては如何だろうか。
文/小林邦宏
旅するビジネスマン。これまで行った国は100ヶ国以上。色んな国で新しいビジネスをつくるおじさん。
現在は新型コロナウィルスの影響で海外渡航制限中により国内で活動中。
オフィシャルサイト:https://kunihiro-kobayashi.com/
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Twitter: @kunikobagp
著書:『なぜ僕は「ケニアのバラ」を輸入したのか?』(幻冬舎)
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