
日増しに充実するマンガアプリの作品
マンガアプリは時間つぶしには最適です。書店やコンビニにわざわざ足を運ばなくても、未読の作品に目を通せるのは、ウィズコロナ時代にはとても助かります。
作品数も実に豊富です。いくつかのアプリをチェックしてみるとわかりますが、紙の雑誌に連載中の新作はもちろん、アプリのみで連載しているマンガの中からヒット作も出始めています。
旧作もたくさんあります。大好きだった昔のヒット作品を楽しんだり、興味はあったもののコミックを買うほどではなかったな……という名作を読み返したりするのも楽しい時間です。メジャーどころばかりではなく、マイナーな作品も充実しているのが、またおもしろいところです。
ポイントを貯めるか課金するのかが悩ましい
マンガアプリをおおまかに分類すると「出版社(雑誌)直営」と「出版社を横断的に取り扱う」という2種類があります。前者は新作に強く、後者は旧作や名作が中心でラインアップが充実しているといった傾向があります(いずれも広告が表示されます)。また、作品および話数ごとに「無料閲覧(最初の数話)」「ポイントやコインを貯めて無料閲覧(最初の数巻)」「課金して閲覧(それ以降)」のいずれかで読み進めていきます。
悩ましいのは無料閲覧できるエピソードには限りがあることです。無料閲覧に使えるポイントやコインが定期的に入手できるものの〝一気読み〟するのには足りません。しかも、途中から課金のみになるマンガもあります。
課金の設定はなかなか巧みです。紙のコミックを1冊買うのとアプリで1冊分を読むのは、ほぼ同じくらいの金額設定になっています。なお、無料のコインを大量に入手するため、クレジットカードを新規で発行したり別サービスを新規契約したりするのは、かえってお金がかかります。本末転倒なので絶対にやめましょう。
コミック雑誌の読み放題が狙い目
マンガアプリの醍醐味のひとつとして挙げられるのは、個別の配信作品とは異なる「マンガ雑誌」を読めることです。金額は出版社のアプリによって異なりますが、週刊誌を1か月買い続けるよりも安い設定がほとんどです。愛読誌については課金してみるのもいいでしょう。ただし、継続課金されているにもかかわらず、ほとんど読んでいない……なんてことのないように注意したいところです。
なお、Amazonが展開している「Kindle Unlimited」などの読み放題サービスでは、一般書籍とコミックの両方を読み放題にしており、随時入れ替えも行なわれています。好みに合う作品が見つかれば、半日かけて一気読みすることもできるのです。また、絶版になったコミックやコミック化されていない激レアな短編を、作者が再発行していることも、マンガ好きの楽しみのひとつです。
自宅のマンガ読書がタブレット利用で快適に
マンガアプリの活用で不可欠なのが「タブレット」です。スマホの大画面化が進んだといっても、少年誌のコミックサイズよりも表示されるページが小さく、拡大縮小をしながら読むのは面倒です。タブレットなら、雑誌やコミックサイズで閲覧したり、見開き表示で読み進められたりします。
アプリによってはアカウントの課金情報を複数端末で共有できるものも少なくありません。「移動時はスマホ、自宅ではタブレット」で読めるのが便利です(逆にスマホとは別アカウントにして無料閲覧話数を増やす方法もある)。
もし定額給付金の10万円を使い残していて、何を買うかまだ悩んでいるなら、マンガの読書用としてタブレットの買い替えもしくは新規購入をおすすめします。
マンガはもはや私たちの生活に欠かせないもののひとつです。スマホやタブレットを活用すれば、最近では多くなった「StayHome」の時間を、十分に楽しめます。そして、アプリを通じて作家さんにも何らかの形で還元することもできます。ぜひスマホやタブレットでマンガライフを楽しんでみてください。
マンガアプリ「サンデーうぇぶり」では曜日ごとに5~14作品の最新話を配信しています。アプリでしか読めないオリジナル作品も充実。
山崎俊輔/お金にまつわるコラムを15本抱える人気ファイナンシャルプランナー。近著に『大人になったら知っておきたいマネーハック大全』(フォレスト出版)がある。
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