
stepdaysは、エコートレーディング、ファインシード、WiLが設置したWorld Innovation Lab Fund II, L.P.、博報堂DYメディアパートナーズの合計4社を引受先とする、総額2.0億円の第三者割当増資を実施したと発表した。
第三者割当増資の目的
同社は、2019年から、動物病院の獣医師や専門家と一緒に飼い主とペットに安心の毎日を届けするスマートフォンサービス「ペット手帳」を提供。当アプリが持つ最大の特徴は、飼い主がかかりつけの動物病院を登録することで、病院からのお知らせやメッセージ、ペットの健康管理などに関するアドバイスを受けることができる。
それ以外にも、ワンちゃん・ネコちゃんの成長や季節に合わせた今週のコラム、お手入れ・しつけ動画、健康記録、ペットQ&A、今日のおともだちなど、多彩な機能やコンテンツを掲載している。
新型コロナウイルスの影響でペットの需要が高まると同時に、ペットフードやペットに関連するアイテムを購入するECサービスの利用機会も増えている。
その一方、飼い主が、「どのペットフードを食べさせたらいいのかわからない」「ペットグッズには、どんなものがあるのか、何を買えばいいのか詳しく知りたい」と言った購買に関する悩みや、「ペットの様子がいつもと違う気がする」「ペットの体調に関して聞きたいことがあるけど、誰に聞けば良いのかわからない」という、体調に関する不安の声も多く聞かれるという。
一方、動物病院においては飼い主の不安に寄り添ったサービスや満足度向上が求められる中、獣医師やスタッフの負担が増加しているという課題がある。同社は、こうした課題に取り組み、飼い主が安心してペットと暮らす毎日を提供することを目指すサービスだ。
今回、同社の「生活者と医療機関と企業をつなぐプラットフォームサービスを創る」という企業理念に共感した4社から資金調達を実施。
スマートフォンが生活者の暮らしの中で重要な役割を持ち、デジタル空間へのゲートウェイをそれが担う昨今、アプリの利便性を日々高めることが重要になる。
そのため、今回集めた資金を活用し、システム開発・幹部人材の採用を行ない、サービスの強化を図るという。
現在、同社のサービスに登録している動物病院数は、902施設、ユーザー数も約15万名(2020年9月1日時点)となり、サービスは日々拡大。
同社は、今後も飼い主の利便性を高めながら動物病院の“診察以外のサービス課題をデジタルで解決”することで現場の獣医師やスタッフが診察に専念できる環境を整え、業界全体に貢献するサービス創りを目指す。
【「ペット手帳」サービス紹介動画】
構成/DIME編集部
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