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コオロギってどんな味?粉末にしてブレンドしたアウトドアスパイス「ヒトスパ」の気になる中身

2020.10.06

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

サバクトビバッタの大発生を契機に昆虫食が話題になっている。

昆虫食というとゲテモノのイメージだが、日本では古くから蜂の子やイナゴが食べられてきているし、世界に目を向ければ人口増加による食料不足対策のひとつとして昆虫食が評価されている。

そんな背景からか、アウトドアアイテムのECサイト運営を中心に、近年はオリジナル製品を開発しているナチュラムが、昆虫を粉末にしてブレンドしたアウトドアスパイス「ヒトスパ」を発売したというのでさっそく試食してきた。

「ヒトスパ」(890円/税込み)容量35g。

なんだか「ヒトのスパイス」っぽくほんのり怖い名前に見えるが、コオロギはかなりの高級品のため、「一人」でこっそり食べたくなる贅沢な「スパイス」を目指したのが名付けの理由だという。瓶には堂々と「コオロギ粉末入り」と明記されている。

原材料は、食塩、砂糖、コオロギ粉末、ガーリック、コーングリッツほか。この順番からもコオロギをふんだんに使っていることがわかる。

スーパーで手に入る定番スパイス「マキシマム」と比べてみた。

「マキシマム」よりも温かみのある黄色っぽさが際立つ。ハーブっぽい緑や唐辛子っぽい赤い粒子は割合大きく、黄色い粉末は細かい。この黄色い粉末がコオロギなのか?

何もつけずになめてみると、「マキシマム」はガーリックとコショウがガツンと効いて、スパイス感も続く。

いっぽう「ヒトスパ」は塩味のなかにほんのり甘さがあり、不思議な苦みが後をひく。粒子が大きいのでかむとガーリックやセロリシード、ローズマリーといったハーブとスパイスの香りが広がるのでなかなか奥が深い。

ステーキに一振り。

複数のスパイスを混ぜたものはどうしても塩が下のほうにたまっていて、ある程度使わないと塩味を感じられないものが多いけれど、「ヒトスパ」は最初の一振りからまろやかな塩味が広がる。また、肉につけて食べるとよりガーリックとセロリ、唐辛子の印象が強くなる。

スパイスの粒が大きく、かむごとに違った味わいが感じられるのが楽しい。時折ピリッと唐辛子の引き立つ瞬間があり、ビールやハイボールがほしくなる。

肉だけではなくキングサーモンにも一振り。パンチがある味なのでサーモンの油にも負けない。スパイスの粒が大きく、下味に使うと火にかけたときに焦げやすいのでシンプルな味付けで焼き、最後にパラリと「ヒトスパ」をかけるほうがいいように感じた。

昨年、ヨーロッパへキャンプに行ったとき、アウトドアショップで手に入れた昆虫スナック。丸ごと虫を乾燥させたモノで、栄養豊富と聞き「いざとなったらこれを食べればいいや」と購入したものの、あまりのリアルさでまだ一口も食べていない。

それに比べて、「ヒトスパ」は粉末であり、瓶にも端っこに2匹のコオロギがちら見えする程度で昆虫感はまったくない。

ただし、コオロギはエビやカニとよく似た成分らしく、アレルギーをもつ人は口にしないようにしてほしい。

バーベキュー向きミックススパイスといえば、古くは「クレイジーソルト」がキャンパーに支持されていたが、最近では九州発の「マキシマム」や「黒瀬のスパイス」が全国区で注目されるようになり、ついには和歌山のアウトドアショップが「ほりにし」という万能スパイスを生み出した。

今年、キャンプ業界のスパイス祭りに参戦した「ヒトスパ」はインパクトで言えばピカイチ。味も「コオロギ使用」と言われない限り、まずわからない。日常的に食べられるおいしさだ。

唯一、高級食“コオロギ”を使っているためライバルよりも容量に対する価格が高いということがマイナスポイント。とはいえ、ミックススパイスは一度に使い切れるものではなく余りがちなので容量としてはちょうどいいのかも。

また、粉末で食べてみるとほんの少しだが昆虫食に対するハードルは低くなったのも事実だ。今後、キャンプ業界から昆虫食のムーブメントが発生したらおもしろいのだが。

問い合わせ先
ナチュラム https://www.naturum.co.jp/

取材・文/大森弘恵

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