人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

瀬戸内で感じる潮風と歴史の息づかい、Go Toで行きたい広島、岩国、呉エリアを鉄道とフェリーで巡る絶景ロマン旅

2020.10.05

関東から行こうとするとちょっと遠いイメージがある広島県や山口県。でも旅は遠い分、まだ自分が知らない発見の連続だ。

「国内もだいぶ周ったから海外に早く行きたい」というそこのあなた! 今こそ改めて時間をかけて国内の魅力を再発見する旅に出かけてみてはどうだろう?

「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」で盛り上がる広島・山口岩国・呉エリアを周る

東京〜広島間は新幹線「のぞみ号」で約4時間。「新幹線で4時間も掛かるなら飛行機の方がいいじゃん」と思うかもしれないが、新幹線の利便性も負けてはいない。

広島空港は広島市内から約1時間と離れた距離に位置している。新幹線なら走行中も自由に立ち歩くこともできるし、授乳やオムツ替えの施設もあるので小さな子連れの旅行でも安心だ。

10月1日からは「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」が開催。瀬戸内に行くならまさに今が旬だ。

山陽新幹線内は最高時速300kmで走るN700A新幹線!

広島駅に降り立つと改札口で熱烈歓迎してくれるぞ!

さて、まずご紹介したいのは山口・岩国エリアだ。

岩国に向かう場合、新幹線利用なら「新岩国駅」が便利。こちらへは「のぞみ号」を一度広島駅で降りて、「こだま号」に乗り換える。この「こだま号」、ちょっと鉄道ファン(以下鉄ちゃん)のムラカミ的にはうれしいポイントがある。

東海道・山陽新幹線は東京〜新大阪間がJR東海運行の東海道新幹線、新大阪〜博多間がJR西日本運行の山陽新幹線と分かれており、新大阪駅を境に、車両のバリエーションが大幅に増え、車内販売のメニューも変わる(一部の新幹線では車内販売はありません)。

東海道新幹線は現在、全列車が白とブルーの「N700A」、最新鋭の「N700S」の2種類で運行されているが、山陽新幹線では九州新幹線に直通する8両編成のN700系や、ひかりレールスタータイプの700系、スタイリッシュな姿で人気の高い500系と車種が多彩! これが鉄ちゃん的にはとっても楽しい。

そのうち、主に「こだま号」で運用されているのは700系(ひかりレールスタータイプ)と500系の2車種で、どちらが来るかは時刻表で確認できるぞ。いずれの車種にしても、山陽新幹線でしか乗ることができないので、ワクワクなのだ。

また、一瞬のすれ違いだけど早朝に東京を出た場合、広島までのどこかの区間で、車体がピンクの「ハローキティ新幹線」ともすれ違うぞ!(一部運休日あり)

同じN700系でも青くて短い九州直通仕様のN700系。

山陽新幹線「こだま」で活躍中の700系8両編成。

ハローキティ新幹線は午前中に博多→新大阪へ運行! 一瞬のすれ違いを見逃さないで!

「錦帯橋」で岩国の文化と味にふれる

岩国観光の玄関口、新岩国駅では500系がならんだ!

だいぶ話題が鉄道寄りにずれてしまったが岩国の魅力を紹介していこう。

岩国といえば有名な錦帯橋。東京の日本橋、長崎の眼鏡橋と並んで日本三大名橋に数えられる錦帯橋は5連の木造の橋から成り、その構造は世界的にも珍しい。

現在では穏やかな錦川だが、その昔は「暴れ川」で有名で、「流されない橋を」と先人たちが知恵を結集させて完成させた。木造橋ということで定期的に点検が行われ、その際には強度検査として地元の高校生たちが橋の上に集まり(2019年は142人!)、橋の安全性を確認するというエピソードも。

三大名橋錦帯橋。夜にはライトアップも実施される

渡るだけでなく川辺からそのギミックにも注目してみてよう

この錦帯橋のすぐそばでは、石を彫って自分だけの印かんが作成できる篆刻(てんこく)体験ができる。

その昔、錦帯橋のデザインのヒントを与えてくれた独立性易禅師という人物がおり、その人物は「日本篆刻の祖」と言われている。篆刻体験は錦帯橋すぐそばの「五橋文庫」にて行える。要予約で所要時間は30〜1時間程度。詳細はこちら

思った以上に簡単に、すぐにできる篆刻

山口名物「瓦そば」も錦帯橋周辺で味わえる

「あのきっぷ」でも乗れちゃうフェリーで宮島の絶景へ!

続いて、JR山陽本線で広島県に戻り、宮島口駅へ。ここでフェリーに乗り換えだ。

宮島に渡るフェリーは2社あるが鉄ちゃん的にはJR西日本のグループ会社が運行する「宮島フェリー」で渡りたい。

鉄道会社であるJRの関連会社が自ら運行する大変レアなフェリーで、そういった背景からあの「青春18きっぷ」でも乗船できる唯一の航路にもなっている!

また、他社航路よりも嚴島神社の大鳥居(現在は大規模修繕中)に近づくルートを通ることがあるのも見逃せない。

船体に輝くブルーのJRマーク!

宮島では国宝嚴島神社……といきたいところだが、今回は嚴島神社を横目に見つつ、しばし奥に散策し宮島ロープウエーへ。

実はこの路線、途中駅でロープウエーを乗り継ぐユニークな構造。しかも二つのロープウエーはゴンドラも運行方式も異なり、乗り物好きの心をくすぐってくれる。

1つめのロープウエーからの景色。ああ、瀬戸内海が青い!!

徐々に瀬戸内の海が眼下に広がり、ゴンドラに乗り合わせた乗客から「きれい!」という声が漏れる。ロープウエーを乗り継いだ終点獅子岩駅からはロープウエーで登ってきた弥山山頂展望台まで歩くことも可能だが、駅からすぐの獅子岩展望台も絶景だ。

目の前に広がる大パノラマに、ただただ感動だ……大鳥居は修繕中だけど、この絶景に出会えただけで大満足!!

獅子岩展望台からは周囲の島々を一望できる。天気がよければまさに絶景。

宮島口に戻ってきたら忘れずに立ち寄りたいのがあなごめしの「うえの」。

大人気のあなごめしは店内でも味わえるが持ち帰りもおすすめ! お弁当の場合は事前予約ができるのもうれしい。

昔ながらの経木の容器の香りがほんのり香り、あなご、ご飯、タレがほどよく馴染むお弁当は、できたてとはまた違った味わいを楽しめる。

香ばしく焼き上げられた伝統の「うえの」の味を楽しもう。写真はレギュラー2160円。

その後広島駅に戻り、この日は広島駅直結のホテルグランヴィア広島に宿泊。ここでも鉄ちゃん的に楽しみにしていることが一つ……そう、駅直結ということでトレインビューなお部屋が多いのだ!

夕方にはブルーモーメントな夜景と新幹線、朝には「ハローキティ新幹線」もやってくる。ちなみに空室がある限り、予約時にリクエストすれば新幹線が見やすい部屋をアサインしてくれる。

客室から見えるのは眼下に広がる広島の夜景と山陽新幹線のマリアージュ! ああ、絶景かな。窓越しの撮影は部屋を真っ暗するのがポイント。

便利バス&ラグジュアリーなフェリーで港町、呉へ

宿泊中も鉄道を満喫? して、翌朝は海上自衛隊の街、呉へ!

まずはホテルを出るとすぐ目の前にある広島港への直通バス「めいぷる〜ぷブルールート」に乗車して約30分、広島港を目指す。

呉へは鉄道でも行けるが、今回は海経由をチョイス。「めいぷる〜ブルールート」はダイヤが工夫されており、広島駅から広島港へ向かう際は港まで直行、逆に広島港から広島駅に向かうバスは原爆ドームや市街地を経由して観光利便性を配慮したダイヤ設定になっている。

新幹線口に乗り場がある観光バス「めいぷる~ぷ」。広島港までダイレクトアクセス!

瀬戸内の街は「船」が生活と密着しており、フェリー航路がたくさんある。

フェリーというとデッキがあって、船内に座席やゴロゴロできるマス席があって……というイメージがあるが、呉港を経由して広島港と四国の松山観光港を結ぶフェリーにこれまでのフェリーとはちょっと違ったコンセプトの船が2019年8月より就航している。それが今回乗船する「シーパセオ」だ。

コンセプトは「瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園」。

これが「シーパセオ」! こだわりの船内設備が自慢!!

そのコンセプト通り船内には様々な過ごし方ができる設備が満載!

船内の売店ではシーパセオオリジナルメニューも充実しており、これまで様々なフェリーに乗ってきたけど、正直広島港〜呉港の45分の船旅では味わい尽くせないくらい素敵な船だ!

シーパセオの運行スケジュールはその日ごとに変更されるのでウェブサイトで確認しよう。

大パノラマのフロントビューが楽しめる

船内KIOSKでは限定カフェメニューが充実。船内設備もバライティー豊か!

「シーパセオ」最大の特徴がこの3Fにあるシャインデッキ。人工芝や風除けのついた「しお風のガゼボ」は斬新

抜き打ちチェックも!? こだわりカレーと歴史を学ぶ散策ルート

広島・呉は現在では海上自衛隊、過去には日本海軍の鎮守府が置かれた場所で、かの戦艦「大和」が建造された街として有名だ。街の至るところにその歴史的建造物や過去の記憶にふれることできる施設が点在しており、また今日でも造船業が盛んな街でもある。

シーパセオが発着する呉港のすぐ横には呉を代表する「大和ミュージアム」がある。

館内には全長26.3メートル、1/10スケールの戦艦「大和」をはじめ、呉と造船の歴史を学ぶことができる。ミュージアムからは戦艦「大和」が建造された造船ドックの場所を見ることも可能だ。

館内中央には精巧な戦艦大和の1/10スケールが!

続いては入船山記念館へ。

こちらは呉市の歴史的記念物・資料等の保存と展示を行っている施設で、1998年に国の重要文化財に指定された「旧呉鎮守府司令長官官舎」をはじめ、呉の歴史を静かに伝えて続けている施設。

重文指定の「旧呉鎮守府司令長官官舎」は明治22年の呉鎮守府開庁後洋風木造二階建てで建造され、明治25年より長官官舎として使用されていた建物。

現在の建物は平成3年から8年にかけて調査、解体、修復が行われたもので、建設当初の姿に復原されたものだが、館内の随所に当時から現存する箇所を残している。

呉の歴史を今も静かに伝える「入船山記念館」。和洋両方の室内がある

最後に広島駅に戻る前に呉のご当地グルメを味わおう。

おそらくご存じの方も多いと思うが、海上自衛隊では長く海上生活を送っている隊員の曜日感覚を正すために、金曜日に「カレー」を食べることが多い。

そこで呉では市内約29店舗で「呉海自カレー」を味わうことができる。店舗がベースにしているのは海上自衛隊呉基地に所属する艦艇、潜水艦等をゆかりにしたカレーとなっており、その味を忠実に再現した。

そしてそのカレーのモデルとなっている艦の艦長などが実際に味わって「これはうちのカレーだ」と認められないと提供できないという厳しいルールがある。

しかも、一度審査に通っても抜き打ち検査も実施しているそうで、少しでも「あれ? うちの味じゃないな?」となると再度味の調整が行われている徹底ぶり!

たくさんの種類がある呉海自カレー! こちらは「港町珈琲店」で味わえる、潜水艦くろしおの味を再現した柔らか牛すじカレー!

港町珈琲店のテラス席は実際に潜水艦を見ながらカレーを食べることができるぞ

今回めぐったコースは旅行商品としても発売されているのでこちらも合わせて見てみよう。もちろん、Go to トラベルキャンペーンの対象になっている。

瀬戸内の観光の魅力は鉄道だけでなく、船旅を随所に入れ込むことができる点だ。バスや鉄道だけでも旅は満喫できるが、その中に船を入れ込むと途端に「旅感」が強くなると僕は感じている。「新しい旅のエチケット」を守りながら、秋の瀬戸内へでかけよう。

(新型コロナウイルスの影響で各施設の営業時間等に変更などが発生することがございますので、お出かけ前には各施設に最新情報をご確認ください)

取材・文/村上悠太

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年10月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「電動ブレンダー&ホイッパー」!特集は「ポイ活 勝利の方程式」「アップル新製品」「キッチン家電」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。