小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

30歳で頭角を現す人の特徴

2015.08.04

4.周りに理解者や支持者がいる

 20代前半から一貫したキャリアを積んで、仕事について深く考えることができると、実績や業績は同世代の中では高くなるものだ。上司や先輩たちからも注目され、大きな仕事や活躍できそうな仕事を任されやすい。自ずと、実績を残し、人事評価が高くなる傾向がある。取引先やお客さんなどからも信頼されやすくなる。こうなると、自信をますます持つようになり、仕事が面白くなり、一段と頭角を現すことができるようになる。このような理解者や支持者がいなければ、30歳で早々と頭角を現すことはできない。

5.上司に恵まれている

 会社員である限り、上司の存在は重要だ。実績を残したところで、上司がそれを認め、人事評価で高く評価し、さらに上の本部長や役員、人事部などにきちんとPRをしてくれないと、部下はなかなか認められない。特に30歳までは、キャリアが浅く、経験や場数を踏んでいないために、引き立ててくれる人がどうしても必要になる。自分一人でブレークすることはほぼ不可能だ。つまり、30歳で頭角を現す人は、得てして上司の強力な支援などがあるものだ。

 その意味で、上司に恵まれることが前提条件となる。ただし、まずは自分がそれにふさわしい人材になることが重要だ。少なくとも、20代の時、同世代の中で人事評価が上位2割以内に入りたい。そのくらいの「価値」がない限り、上司も引き立てようとはしない。

 最後に。大企業の場合、30歳で頭角を現すと、その後、遅くとも30代半ばから後半で、課長やその上の役職に就く可能性がある。40代前半から後半で早くも部長、執行役員、役員などに抜擢されることもある。50代で、役員や社長も夢ではない。

 たとえ、出世競争で敗れようとも、他の会社の役員などとして迎え入れられるかもしれない。今の20?30代の人が、50?60代を迎える時は、優秀な幹部社員の引き抜きが間違いなく盛んになっている。収入の差もより一層、大きくなっている。その時を見据え、20代の仕事のやる気がみなぎっている人は、今のうちから大いにがんばってほしい。必ず結果はついてくるはずだ。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に「封印された震災死」(世界文化社)、「震災死」「あの日、負け組社員になった…」(ダイヤモンド社)、「非正社員から正社員になる!」(光文社)、「悶える職場 あなたの職場に潜む「狂気」を抉る」(光文社)など、多数。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)も好評発売中。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。