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正統派“ハイエンド”コンデジ最後の牙城、Nikon『COOLPIX P7800』

2014.11.20

正統派高級コンデジ最後の牙城。Nikon『COOLPIX P7800』

■Introduction

コンパクトデジタルカメラの頂点に君臨するハイエンドモデル、それはミラーレスや大型センサー搭載モデルが登場する以前、光輝く存在だった。しかし、現在は多様化した製品群の中に埋もれ、あるいはその存在自体が失われていった。コンデジの中心価格帯が毎年、下降をたどる中でハイエンドモデルだけを突出した高価格にすることができず新製品を出すことは困難を極めた。現在もサバイバルしたモデルはCanon『PowerShot G16』、そしてNikon『COOLPIX P7800』である。カメラメーカーの雌雄を決するための最終兵器がこの2台だ。

どちらも1/1.7型CMOSセンサーを搭載、有効画素数も約1210と1219万画素とほぼ同等である。G16のレンズは28~140mm相当F1.8-F2.8、最短撮影距離は1cm。P7800は28~200mm相当F2-F4、最短撮影距離は2cm。シャッター速度はG16が1~1/4000sec、P7800は60~1/4000sec。ISO感度はG16が80-12800、P7800は80-6400、液晶モニターはどちらも3型92万ドット。

重さはG16が約356g、P7800は約399gとなる。こうしてみると選択のポイントは、レンズの焦点距離が200mmまで欲しいか。それとも望遠でも開放絞りが明るい方いいのか。そして、私が気にするのはG16の光学ファインダーに対するP7800のEVFである。ファインダーに限って言えばG16の光学ファインダーは前世紀の遺物、ほとんどお飾りに過ぎない。分かるのはどのくらいの範囲が撮れるのか、しかも視野率100%でないため目安にしかならない。AFの合焦位置も分からないし、実際のピントが合っているかどうかがファインダーを見ても分からない、シャッター速度や絞り値などの撮影情報も分からない。これに対してP7800は0.2型92万ドットのEVFを内蔵して、機能的な表示内容は液晶モニターと同等、グリッドも水準器も表示でき、ピント、明るさ、色合いが確認できて視野率100%である。さらに液晶モニターはバリアングル式とG16に対して圧倒的に使いやすい。

■Design

光学ファインダーがないため軍艦部がソリッドで、重厚感あるデザインに仕上がっている。左右が寸詰まりに見えるG16よりも均整のとれたプロポーションに思える。EVFを内蔵しない前作の『COOLPIX P7700』より少し背が高くなっただけで、ボディの幅と奥行きが同じというの素晴らしい。もちろんフラッシュ内蔵、バリアングル液晶搭載である。ちなみにG16はWi-Fi内蔵という点でアドバンテージがある。P7800は外付けで対応しているが、わざわざ買ってまで付ける必要性は感じられない。外付けで一眼レフと共通のGPSユニットも使える。

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